Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Marcin Wasilewski@ Cotton club:  ECMの音に興味とおなじぐらい疑問を感じているのだけど

昨日は仕事上のこと、技術的な興味に従って、高輪から鶴見へ。技術談義。そこで話を伺ったH松氏(あの橋本一子ファンの、昨日は本業に興味があったので)から、「マルチン・ボシレフスキ聴きに来たんでしょ」を云われ、はじめて気がついた。それぐらい仕事に気が向いていたのだ(本当)。だから今回は全くライヴを調べていなかった。

 

ということで、鶴見の駅でネット予約。さらに昔の同僚(コットンクラブの上に勤務)を誘って、いざライヴへ。最近の関心から完全に外れているのだけどね。

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コットン・クラブは何年ぶりか。ハーシュ以来。

 

どうもクラブでのライヴはPAにストレスを感じることがあり、特にアコウスティックな音はどうも駄目、と思っている。今回も冒頭のピアノソロがPAで輪郭が滲んだような音になっていて、アリャー、と思った。そのうち慣れたけど。いや、慣れた、ということではない。

演奏がECM的な音の世界から広がり、伝統的なジャズのグルーヴのようなもの、を全面に発露しはじめると、PAの「些細な音の問題」が気にならなくなった。確かにECM的な美音のピアノ・トリオではあるのだけど、ハンコック的なグルーヴが随所に垣間見えて、それが欧州のピアニストの美しい旋律を纏いながら揺れる。またベース、ドラムとの触発、その速度感が素晴らしく、もうジャズそのもの。弾くボシレフスキも自己陶酔的な姿ではなく、グルーヴを追いかけ体を揺さぶる、上腕が走る、そんな姿を見せていた。最後に、ハンコックのActual proofが出てきたのには驚いた。いや、最高のグルーヴだった。この曲と、その前の3曲目だったかな、バンドのテンションにギヤが入った瞬間、素晴らしかったなあ。ベース、ドラムの音の良さ(音質ではない)も抜群。もう総毛立つ感覚で、久しぶり。上手い。

家に帰って、ライヴの2枚組LPを聴かなきゃ。ECMというフィルターで排除されている熱さのようなものが、どのように収録されているのだろうか。ECMの音に興味とおなじぐらい疑問を感じているのだけど、また、それが増えた夜だった。

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Marcin Wasilewski(p),Salwomir Kurkiewicz(b), Michal Miskiewicz(ds)

 

お知り合いも同じセットのおられたようで: