Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

中平穗積講演会@金沢工業大学 楽しい時間はあっと云う間に過ぎ

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大学祭で盛り上がる金沢工業大学の構内にあるライブラリセンター(図書館)のなかのホールで講演会が行われた。対談形式で、聴き手は金沢工業大学の竺先生。古くからの知己とのこと。

ホールにオーディオ装置と大きなスピーカを設置し、レコードを聴きながら話を伺う趣向。

 ボクがジャズを聴きはじめた40年近く前、スィングジャーナル誌に出ている「ジャズ・ジャイアント」の写真は中平氏撮影じゃなかったかなあ。ハタチ前の話だから、随分と遠い世界だと思ったものだ。今日お会いした中平氏は本業のジャズ喫茶のオヤジそのもので、そのなかでも特に気さくな人柄じゃないかなあ。40年前の距離感とのギャップが面白かった。

話は何と植草甚一の話からスタート。DIG開店前に、木馬とかのジャズ喫茶で隣に座ったそうだ(他の客は怖くて座らない)。そんなことで知り合いになって仲人まで。DIG開店当初はずっと座っていて、友人からもカネを取るよう指導されていたそうだ(植草老は払っていない)。ボクがジャズを聴きはじめた頃も、草思社からのシリーズが並んでいるジャズ喫茶が多かった。そんなことを思い出して、惹き込まれた。1時間半の時間はあっという間に過ぎ、持参されたレコードの大半は聴くことができなかった。

オーネット・コールマンのジャズ来たるべきやセシル・テイラーのキャンディド盤を持ってこられていたので(サイン付き)、思わずニヤリとしてしまった。そういうのが好きな方なんだ。確かに写真集にもブラックストンが出ているしね。そこで距離感が縮まったなあ。

話に出てきた60年代、モダンジャズの黄金時代の熱気のようなものを、淡々と伺うことができ、そう、彼の写真に出てくるニューヨークの空気、を少し分けてもらったような気がした。

写真の話は僅かで、気さくなジャズ喫茶のオヤジだったのだ。お仕舞いに写真集と彼が撮影したレコードジャケットの写真にサインを頂いた。感謝。金沢でこのような講演会をアレンジされた関係者の方々に感謝申し上げます。

(サインをもらうのに一所懸命で、愛想悪くてすみませんでした、F田さん。また改めて!)

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写真集。

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メルスの高柳バンド。高柳さんとは珍道中だったなあ、高柳さんも森さんも良かったなあ(独白)。サインの下に、大好きな高柳さん、と。モダンジャズの写真のイメージが強かったのだけど。

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あと井上敬三さんのアルバムにも。

 

あとは講演のメモ。面白かったなあ。(走り書きなんでスミマセン)

植草話のあと、コールマンのサイン付きレコードでロンリーウーマン
いきなり、ノラない曲ですまんねえ。
ボクはフリージャズが割と好きだった、の後、ヘイデンの双子の話。
66年に初めてアメリカへ。ソーホーでオーネット聞いたあと、近くのロフトでオーネットとビリヤード。彼は三つ玉、オーネットは四つ玉。
66年のニューポートへ。コルトレーンの新グループを聴きに行った。ロイドの新グループも。ジャレット、マクビー、デジョネット。
8ミリを回した話。カラーの動くコルトレーンはそれだけじゃなかったかな。10分。
手にパウェルのシーンチェンジズ。何と本人のサインつき。
ジャケットの色が黒っぽく、よく見かける盤と違う。
レコードがまわってくた。額に薄く小さくサイン。曲はクレオパトラ
モンクの来日の話。モンクの奥さんに荒城の月のオルゴールをプレゼント。モンクが気に入って、太平洋路線の中で聞いて乗務員に注意。果てはトイレに閉じこもってきいて騒ぎに。66年のニューポートで演奏。コロンビア盤に荒城の月が収録されている。
で、曲はストレートノーチェイサーの荒城の月。ステレオ盤。
聴くと、モンクらしくない。流麗な感じ!
モンクは変人だけどシャイ。ヴィレッジヴァンガード出演の前に、モンク宅でご飯。10時からのセットで、9時半に自宅で起床。2時間遅刻。いつものことだと。会場では、後ろ向きでピアノに向かい、着席と同時に弾きだした。
日本でモンクが鰻を食べた話。
難しい盤ばかりも何なので、ケリーブルー。サイン付き盤。
ステレオ盤で音は良いが、分離が強いなあ。次はマイルスのDIG 。店名はこれからね。
マルとマクレーのデュオ。ボクの店でのライヴレコーディング。
例のカーネンマクレーの弾き語りの話。ベイシーと来た時に頼んだがレパートリーが足りない。半年後にレパートリーを増やしてDUGで吹き込み。やはり音が良い。
はやくも最後。66年の新しいコルトレーンバンドのフィルム。コルトレーンがはじまると、客は半分に。シェップとかミュージシャンが目立った。コルトレーンが死なずに生きていたら、どうなったんだろう、と思う。ラヴィシャンカールとか付き合っていたしね。でも、生きていたら、またもとのジャズに戻ったような気がする。
フィルムの上映。まずコルトレーンニュージャージーの自宅。突然訪問で誰もいなかった。アリスが帰ってきて登場。子供はラヴィコルトレーン
66年のステージ。コルトレーンはうつむいてソプラノを吹き続ける。眼を閉じている。カラー動画。マイフェイバリットシングスのテーマ
写真を撮るが、フィルムの価値は何十年経ってわかる。