Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

(ECM2594) Arild Andersen: In-House Science (2016) ジャコ似?

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アリルド・アンデルセンって、あまり真剣に聴いたことない、というか、初期の何枚かが好みでない、ということだ。なんかアプローチが徹底してない印象がある。

このアルバムを聴いて、ちょっとびっくりした。好み、なのだ。ECM的宇宙と重畳しながらも少し外側にはみ出している。結構、ジャズっぽいのだ。

フリー・ジャズに近いような音を出しているようなトラックもあるが、フリージャズではない。ふっと思い出したのはジャコ・パストリアスのword of mouth。かなり音が似ているように思う。フリーに近い音を使うが(マイケル・ブレッカーウェイン・ショーターをブロウさせるトラックなんかもそうだった)、全てはベースのための音なのだ。

このアルバムもアンデルセンの外向的なベースの攻めを、様々な様式で受け止めるアルバム。それでいてバラバラなのでなく、アンデルセンのベースが空間を定義しているのを愉しむ感じ。アンデルセンのベースって、ジャコ似のように思えてきた。

 ドラムもテナーも好み。ECMにしては熱いライヴなのだ。だけど違和感は全くなくて、何となくECMなのは、Jan Erik Kongshaugの力か。今回はアイヒャーのcreditはない。

IN HOUSE SCIENCE

IN HOUSE SCIENCE

 

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(ECM2594) Arild Andersen: In-House Science (2016)
1. Mira(Arild Andersen) 9:50
2. Science(Arild Andersen) 11:10
3. Venice(Arild Andersen) 8:44
4. North Of The North Wind(Arild Andersen) 8:35
5. Blussy(Arild Andersen) 8:59
6. In-House(Arild Andersen) 8:10
Arild Andersen(b), Tommy Smith(ts), Paolo Vinaccia(ds)
Design: Sascha Kleis
Engineer [Recording (ORF)] : Alois Hummer
Mixing, Mastering: Arild Andersen, Jan Erik Kongshaug
Recording Producer (ORF): Michael Radanovics
Concert recording by ORF, September 29, 2016
at Jazzfreunde Bad Ischl (PKS Villa Rothstein), Austria
AN ORF recording (Radio Österreich 1)
An ECM Production