Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Paul Bley Plays Carla Bley (1991) ブレイの音が稠密に詰まったアルバム

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気になってはいたが、長く入手しなかった盤。理由は幾つかある。レコードを優先したこと、CD期初期のアルバムは概して音に疑問があること、Stteple Chaseの音や内容に時として違和感を感じること(素晴らしい盤もある一方で)、など。

メンバー的にも「ジャズを演る」的な制作意図が透けるような気がしたこともある。そんなときのSteeple Chaseのアルバムは概して詰まらない、ように思っている。

最近の本田珠也のアルバムを聴いてから、このアルバムが気になりだした。

しかし、その何れも違った。非常に明澄なピアノの音が飛びだして、驚いた。暖色を感じるレーベルの印象とは異なり、ECM的な鋭利さ。しかし残響に頼らない音であり、deadでもない。素晴らしく中庸で冷ための音。そして何よりも、過去、SavoyやBYGなどから出た様々なアルバムに散りばめられたカーラの曲が集められた。聴きながら、過去のアルバムが蘇ったりする。

ミンガスらと共演した初期のアルバムから、スタイルは変遷しているが、晩年までブレイのピアノに一貫して感じるブレイの音が稠密に詰まったアルバム。ベース、ドラムも良い意味で少し引いた感じでブレイを引き立てる。全てが素晴らしい。

今朝はゆっくりと聴いている。

Paul Plays Carla

Paul Plays Carla

 

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Paul Bley Plays Carla Bley (1991, SteepleChase)
1. Vashkar 6:06
2. Floater 4:40
3. Seven 6:44
4. Around Again 7:04
5. Ida Lupino 7:29
6. Turns 4:54
7. And Now The Queen 6:23
8. Ictus 7:28
9. Olhos De Gato 7:44
10. Donkey 8:08
Paul Bley(p), Marc Johnson (b), Jeff Williams(ds)
Recorded December 1991 at SteepleChase Digital Studio