Kanazawa Jazz Days

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ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Keith Jarrett: Treasure Island (1974) キース・ジャレットのジャズロック

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1980年頃購入して、ほとんど聴かずに40年近くなる。買ってばかりじゃなくて、聴き直そうと思った。

ジャズを聴く入り口がケルンで、その後にレコードを集め、その係累から聴く奏者を広げていったような所がある。だからフリー・ジャズへの入り口は、キース・ジャレット==>チャーリー・ヘイデン==>オーネット・コールマン(その後、ブラッド・ウルマーへ)と繋がる。

当時、キースの所謂American quartetは割と苦手。どうもレッドマンのテナーのウネウネ感がダメだったのだ。また随所に散りばめられるキースの美音に気持ちが行って、それを帳消しにしている感覚だった。

昨年、Fort Yawuhを聴いて、随分と印象が変わったことに驚いた。グループ表現としての面白さに気がついた、といおうか。スタンダード・トリオ以降の偉大なマンネリと比して、様々な曲を作り、様々な音に取り組む若きキース・ジャレットに好感を持った。

Fort Yawuhはオーネット的な曲が多かったが、このアルバムはジャズ・ロックが中心。キース・ジャレットジャズロックって、ロック・ギターを足しただけのような荒っぽい印象が強かったが(ゲイリー・バートンとのアルバムなんか)、これは巧く編曲が効いていて違和感はない。Fort Yawuhと同様、ヘイデンの音の存在感が強い。一音一音打ち込むような音色が浮かび上がる。ヘイデンは嫌いじゃないが、ある種のワンパターンを聴かされるような感覚があって、どうも、と思う盤もある。しかし、これは良い。ジャズロックまでグルーヴィーに弾いている。

録音が好みだと思ったらECMでも手がけていたTony May。勿論、ECMよりはパンチが効いた米国盤の音になっている。これも良い。

宝島

宝島

 


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Keith Jarrett: Treasure Island (1974, Impulse!)
A1. The Rich (And The Poor) 9:20
A2. Blue Streak 2:33
A3. Fullsuvollivus (Fools Of All Of Us) 6:27
A4. Treasure Island 4:17
B1. Introduction / Yaqui Indian Folk Song 2:15
B2. Le Mistral 4:20
B3. Angles (Without Edges) 5:44
B4. Sister Fortune 4:26
Keith Jarrett(p, ss), Dewey Redman(ts, perc), Charlie Haden(b), Paul Motian(ds, perc), Danny Johnson(perc), Guilherme Franco(perc), Sam Brown (g)
Engineer : Tony May, Rick Heenan
Producer: Ed Michel
Recorded at Generation Sound Studio, New York City, February 27 & 28, 1974.
Mixed at The Village Recorder, Los Angeles.

保有盤はfirst press

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