Kanazawa Jazz Days

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ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

男はつらいよ 寅次郎恋愛塾(1985):六本木ピットイン

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 飛行機のなかで見た映画。最近は疲れるので、食事までの時間に見る程度。行きのフライトでは、山田洋次の「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」。初期の毒気も消え、すっかり良いオジさん(縁戚だったら厄介かなあ)になった、毒にも薬にもならない映画だけど、確かに自分が見た「同時代の昭和」が撮し込まれていて、懐かしい。

 寅さんが長命であったら、携帯電話で桜と連絡を取るのであろうか。昭和と現代の「人の距離感」を考えると、遙かに昭和は遠かった。だから、「近い」の近さは今より近く、「遠い」の遠さは今より遠い。だから「マレビト」としての寅さんが作る祝祭空間が、当時、不自然でなかった訳だ。今はメイル一本。

 この映画も想定範囲の屈託のない内容、行ったことのない天草、当時は近所(笠美容院)に住んでいたらしい笠智衆の味、樋口可南子の立ち姿の美しさ、そんなものをぼんやり楽しんだ。

 で、気になったのは、樋口可南子が相方である平田満と行ったのは六本木ピットイン。出演はオルケスタ・デ・ラ・ルスか?(違うかも)

 ボクが関東に居た頃にはあったが、今はない。いつ無くなったのだろうか。とは云え、当時の嗜好とは違う「フュージョン」専門だったので、新宿ピットインと違って行くことはなかった。いや、一回だけ、行ったことを思い出した。近藤等則IMA。当時、朝日ビール(だったか)のCMにまで登場し、巷の人気もあったのだ。だから、その数年前のimprovised music時代に京都で見かけた「ヘンな観客たち」は居なくて、普通の人達が来ていたのが不思議な気がした、のを覚えている。