Kanazawa Jazz Days

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ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

白石勝彦:イワナの顔(1993)在来種を求めて

 

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白石勝彦の本は面白い。最近になって復刊された「大イワナの滝壺」は、意識を山から渓に移す契機となった。山の先にある渓流の魅力。冒険的源流行の本。

大イワナの滝壺 (ヤマケイ文庫)

大イワナの滝壺 (ヤマケイ文庫)

 

 勿論、ボクには滝を越え源流へ行く技量はないのだけど、その気分のようなものを味わいたく、渓流釣りをしているようなものだ。

釣りをしていると、イワナの色に幾つかの種類があるように思えてならない。パーマークが鮮明なもの、そうでないもの、腹が朱色のもの、そうでないもの。また倉谷川のイワナのように薄い真珠色のもの。

この本は、そのような様々イワナの姿態を多くの写真で示していて楽しい。あと二月弱で渓流釣りがはじまるが、違った愉しみ、になればいいなあと思う。

著者は放流で乱れた生態系を憂い、様々な川に在来種を求めて、それを捉えている。1970年代には人跡未踏の源流で大イワナを求め、1990年に開発にともなう荒廃、放流による生態系の変化に心を痛め、本書を著している。それから更に20年の今、どのような変化が渓とイワナにあったのだろうか?

イワナの顔―日本全国58河川、ネイティブの岩魚92態「探査釣行」

イワナの顔―日本全国58河川、ネイティブの岩魚92態「探査釣行」