Kanazawa Jazz Days

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ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Jim Hall: Jazz Impressions Of Japan (1976) ダイレクト・カッティング盤の音

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 趣味の悪い漫画風ジャケット。これって当時の青年漫画誌もこんなのなかったかなあ、とか思ったのだけど。ジャケット買いならぬ、ジャケットで買わない選択もあったが、まあジム・ホールなので。

 このアルバムは当時流行った「ダイレクトカッティング」。演奏しながら、その場で原盤をカッティングするという手法で、究極の高音質と唄われた。ボクの何枚か持っているが、印象に残る盤はない。音質の良さ、以上に、演奏の地味さ、に印象が残らないことが多い。膨大なテープから「輝く瞬間・テイク」を切り出す編集という過程が抜けるからではないか、と思う。日本のキング・レコードの制作。

 このアルバムも演奏的にはそうかなあ。ボクはジム・ホールが旋律をさらっと流した後に、弾けるようにドライヴする瞬間が好きなのだけど、それはないかなあ。ただ、特筆すべき録音の良さ、は確かで、B1のギターソロの生々しさ、には息を呑んだ。片面10分ちょっとの短さは、盤の内周・外周での音質差を全くもたらさないし、確かに音質そのもので聴かせる域に達している。元来、室内楽的な演奏の人なので、曲の良さもあって、二十数分の間、釘付けにする力のあるアルバムに仕上がっている。

  

無言歌

無言歌

 

 

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Jim Hall: Jazz Impressions Of Japan (1976, Horizon Records & Tapes)
A1. Something For Now (Jim Hall) 2:32
A2. Echo (Jim Hall) 6:42
A3. Without Words (Jim Hall) 2:26
B1. Two Special People (Don Thompson) 3:00
B2. Kyoto Bells (Jim Hall) 8:33
Jim Hall(g), Don Thompson (b, p), Terry Clarke(ds)
Directed By [Creative] – John Snyder
Directed By [Sound] – Toshio Kikuta
Engineer [Assistant] – Hisao Nishida, Kiichi Karasawa
Engineer [Cutting] – Akihiro Isomura, Shizuo Tanaka, Yoshimoto Tanaka
Engineer [Recording] – Yoshiharu Fukushima
Photography By – Akiyoshi Miyashita, Hisao Iwata
Producer – Motohiko Takawa
Producer [Assistant] – Jiro Kohno
Recorded November 1, 1976 at Studio 2, King Records, Tokyo
Released: 1977