Kanazawa Jazz Days

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Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

(ECM 2482) Avishai Cohen: Into The Silence (2015) レコードで聴くとビミューな

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[2016-11-21追記]

 レコードで聴いてみる。当然の如く重厚になるのだけど、音がもっさりした印象。MP3のスカスカした音でクルマで聴いたときのような「スムース感」を失っている。残響がしっかり再生され、それがしっかり作用している、ように思える。レコードで聴くとビミューな感じ。そっちが本当の音なのだろうが。勿論、悪くないのだけど、なんだかねえ。


[2016-11-20記事] ネオ保守とも思える昨今のECMだが

 

 ネオ保守とも思える昨今のECMだが、制作レヴェルの高さは相変わらず高い。目線があまり先まで向いていないように思える、だけだ。 

 で、そのネオ保守的な制作姿勢が全面に出たアルバムがこれ。同時に、その制作レヴェルの高さに舌を巻いた。マヌ・カッチェのようなスムース感があるジャズ。ボクは金沢でトランペットのコーエンを聴いたが、押しの強さと、味の少なさに、いささか辟易した。遊び、が少ないハイノートのトランペットって辛いよね。

 このアルバムはそんな彼は、全く出てこない。ホイラーを思い出させる柔らかい音、弱音で素晴らしく煌めくピアノ(ボクはこれに惹かれた。ラヴェルピアノ曲を聴いているときの味、に似ていた)。コーエンの作曲能力の高さを、とことん楽しむことができた。(超)上質のムード・ミュージックなのだ、ジャズ味の。そこには弾けるような音創りへの意思は「これっぽっちも」感じないのだけど、それを上回る完成度の高さにヤラれた。

 という訳で、通勤のクルマのなかの定番になっている。実は、まだレコードを聴いていない。レコードについてくるダウンロード版MP3でかなり満足している。さてさて、レコードはどう聴こえるやら。

 レコードを聴いたら追記するのだけど、あんまり気持ち良しなので、MP3段階、での投稿。

into the silence

into the silence

 

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(ECM 2482) Avishai Cohen: Into The Silence (2015)
1. Life And Death (Avishai Cohen) 9:18
2. Dream Like A Child (Avishai Cohen) 15:31
3. Into The Silence (Avishai Cohen) 12:14
4. Quiescence (Avishai Cohen) 5:14
5. Behind The Broken Glass (Avishai Cohen) 8:14
6. Life And Death – Epilogue (Avishai Cohen) 2:44
Avishai Cohen(tp), Bill McHenry(ts), Yonathan Avishai(p), Eric Revis(b), Nasheet Waits (ds)
Design: Sascha Kleis
Photograph: Caterina di Perri
Photograph: Megan Fraser
Engineer: Gérard de Haro, Nicolas Baillard
Producer: Manfred Eicher
Released: 29 Jan 2016
Recorded July 2015
Studios La Buissonne, Pernes-les-Fontaines