Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

12,617.4km 古澤良治郎の世界ライヴ(1980) これはジャズでじゃなくて

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 ボクがダメなコトバに和ジャスがある。次に中央線ジャズ。ただし、和ジャズは偏狭な和意識を感じるので、本当にダメ。日本のジャズでいいじゃない、と思う。中央線ジャズは、なんとなく分かっちゃうから、にゃっとしながらダメって感じ。

 日本のジャズに汎世界的な意味や重要性を感じているので、ということが、その理由。仲間内、的な感覚で面白がる、というのも如何なモノか、と思うわけである。中央線ジャズの本は愛読しているが、書き手の愛情故に。

中央線ジャズ決定盤101 (CDジャーナルムック―SUPER Disc SELECTION)

中央線ジャズ決定盤101 (CDジャーナルムック―SUPER Disc SELECTION)

 

  で、古澤良治郎のレコードをはじめて買った。もう、この世にはおられないのだけど。で、聴いてみたら、まさに中央線ジャズの語感から感じるモノ全てが入っている。揶揄する意図はなくて、これはジャズを被った音楽だけど、これはジャズでじゃなくて、文部省唱歌であり、民謡であり、演歌であり、そして雄叫びである。そんな情念をジャズというプラットフォームに載せた音を、かなりナマで聴いている感じ。おもしろすぎる。

 これをソフィスケイトして、一滴垂らすと、渋谷毅の美音となる、と思った。

 2枚をあっという間に聴いたが、三上寛まで叫ぶこの音楽が何なのか、というのは残り短い夏休みの宿題だなあ。(と思う気持ちのBGMは、レコード冒頭の小学生のコーラス)


追記:

ジャケットを開くと

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12,617.4km 古澤良治郎の世界ライヴ(1980, Better days)
A 1. ラッコ
A2. クムクム
A3. ユー・ウィル・ビー・フリー・トゥナイト
B1. 青森県北津軽郡東京村
B2. 三上工務店
B3. エインシェント・マリーナ~ラッコ
B4. できたよ、ねーママ!!
C1. ノスタルジア~キャン
C2. 北
D1. エミ
D2. 暖かな午後
古澤良治郎(ds), 高橋知己(ts), 廣木光一(g), 大口純一郎(p),望月英明(b)
+山下洋輔(p), 森山威男(ds), 川端民生(b), 大徳俊幸(p), 向井滋春(tb), 渡辺香津美(g), 本多俊之(as), 明田川荘之(p), 三上寛(vo, g)

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