Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Jim Hall & Basses (2001) 現代の音

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 最近、デレク・ベイリーとか高柳昌行を面白がって聴いている。何が面白いのか、よく分からなかったが、最近になって、単純な話で、弦が紡ぎ出す音響の面白さ、ではないか、と感じている。指、あるいはピック、あるいは弓(!、高柳の作品)などで、打撃が与えられた弦の音響に、意識を集中させる中で、なにかを感じるのだろう。電気的なエフェクターも、そのような弦の鳴動音の一部を強調・拡大するようなものだ、と思う。 

 と思い当たったところで、何となく気になってジム・ホールを聴いてみた。ベースとの対話集のようなアルバム。そのなかでの彼は1950年代からの奏者であること、なんて感じさせず、現代の奏者たる演奏を聴かせている。そして、Abstractと題した4曲にでは、弦の音響を最大限聴かせるような演奏を行っている。伝統的なジャズ、には全く聴こえない。

 高柳、ベイリーに通じるような「正確さ」が面白くて、つい聴き入ってしまった。

 1990年代後半から10年間くらい、あまり面白くジャズを聴いた記憶がない。そのなかで、ジム・ホールが案外新譜を出していて愉しんだ記憶がある。同時期のビル・フリーゼルも。ジャズ・ギターをよく聴き出したのは、この頃からだと思う。

 このアルバムのプロデューサーは、ジョン・シュナイダー。懐かしい名前だ。彼のHorizonレーベルや Artist Houseは良いアルバムが多い。21世紀に入っても、いいアルバムを作っているなあ。他のアルバムも気になった。

 

apple music: 

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Jim Hall & Basses (2001, Telarc)
1. End The Beguine! 6:35
Dave Holland (b)
2. Bent Blue 5:00
Christian McBride (b)
3. Abstract 1 4:31
Charlie Haden (b)
4. All The Things You Are 6:22
George Mraz (b)
5. Abstract 2 3:24
George Mraz, Scott Colley (b)
6. Sam Jones 3:11
Dave Holland (b)
7. Don't Explain 8:39
Charlie Haden (b)
8. Dog Walk 6:21
Christian McBride (b)
9. Abstract 3 5:10
George Mraz, Scott Colley (b)
10. Besame Mucho 6:14
11. Dream Steps 4:16
12. Abstract 4 2:30
Scott Colley (b)
13. Tango Loco 5:29
George Mraz, Scott Colley (b)
Jim Hall (g), Dave Holland, Christian McBride, Charlie Haden, George Mraz, Scott Colley(b)
Producer: John Snyder