Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Paul Bley: Footloose (1962) 気持ちに異物感を感じさせるような

 最近、Paul Bleyにハマっている。長い間、あまり「合わない」(Steeple Chaseのデュオ2枚くらいかなあ、合うのは)と思っていたのだけど、あの世に行ってから聴いた音、スコぶる良い。聴き手に真っ直ぐあわせてこない、あわせろよ、と言いたげなな距離感、をいつも感じるのだけど、あわせるとクル。かなり引っ張られる。何か、異質感、気持ちに異物感を感じさせるような、ゴツゴツが快感。

 聴いていると、この時期(1960年代)に現代と連続性が強い音楽をやっていたことに気がつき、そして冒頭の曲の作曲者であるオーネットの存在が、所謂(様式としての)フリー・ジャズと異なる形で消化されているのだろうな、と思う。スワローの「アコウスティック」ベースも、ラロッカもうまく同期していて、今の時代につながっていく。オーネット、ブレイ、ジェフリー、ピーコックらの音が、ECMという媒体でコンパイルされたものが現代ジャズの萌芽で、その源流の音を聴いている、のだろうなと思う。

 このアルバムはLPレコードで入手(オリジナルかどうか、わからないが)。その力強い音を愉しんでいる。CDではcomplete savoy recordingというアルバムで出ていて、これもまた素晴らしい。レコードのように、すぐ終わらないことが嬉しい。お薦め。

apple music:

amazon:

Footloose

Footloose

 

 ---------------------------------------------------------------

Paul Bley: Footloose (1962, Savoy)
A1. When Will The Blues Leave (Ornette Coleman)
A2. Floater (Carla Bley)
A3. Turns (Paul Bley)
A4. Around Again (Carla Bley)
B1. Syndrome (Carla Bley)
B2. Cousins (Paul Bley)
B3. King Korn (Carla Bley)
B4. Vashikar (Carla Bley)
Paul Bley(p), Steve Swallow(b), Pete LaRoca(ds)
Released: 1963
Tracks A1, A2 and A4 recorded at Medallion Studios, Newark, NJ, August 17, 1962.