Kanazawa Jazz Days

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ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

(ECM1049) Keith Jarrett /Jan Garbarek: Luminessence (1974) ガルバレクのwith strings

 1974年の5月から6月のニューヨーク録音シリーズの前に吹き込まれたアルバム。キースは作曲だけで、ピアノを弾いていないので注意!

  喰わず嫌い。どうもキース関連の創作音楽っぽいのは苦手。フォークもどき、クラシックもどきのようで、うーんと首を傾げてしまう。これもそうだと思って、長らく聴かないで放置。

  今朝、聴いてみるとイケル。これは、ガルバレクのwith stringsで、チャーリー・パーカーアート・ペッパーなんかが残したアレの、ガルバレク盤。ガルバレクの硬質の冷たい音とよく合った過剰に美しくなく、過剰に難解でない、ほどほどのstringsがキースによって作曲されている。

 キースの作曲能力そのものには(ボク的には)疑問があって、印象に残るものは多くないのだけど、その理由は過剰さ、にあると思う。VortexからAtlantic, Impulseにかけてのアルバムにそれを感じる。そのなかから、キースの美的な部分をコラージュしたのがアイヒャーだと思う。だから、同じ時期の録音であってもアイヒャーのものは、画一的なきらいはあるものの、素晴らしい。

 だから、このアルバムはガルバレクのFree improvisation(ジャケットに記載)に焦点があたるような控えめのものであり、それが、とても良い結果になっていると思う。ガルバレクのサックスが淡く・美しい弦楽のなかで輝いている。

  喰わず嫌い、はあかんなあ、と思った次第。

youtu.be

参考記事:

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[ECM1049] Keith Jarrett /Jan Garbarek: Luminessence (1974)
A1. Numinor(Keith Jarrett) 13:50
A2. Windsong(Keith Jarrett) 6:29
B. Luminessence(Keith Jarrett) 15:18
Mladen Gutesha(cond), Jan Garbarek(sax), Südfunk Symphony Orchestra Stuttgart
Design [Cover Design]: B & B Wojirsch
Photograph: Kira Tolkmitt, Terje Mosnes
Engineer: Kurt Rapp, Martin Wieland
Producer: Manfred Eicher
Released: 1975
Recorded April 29 and 30, 1974 at Studio Bauer, Ludwigsburg

ECM初のエンボスジャケット

二人とも若い。キースはまだアフロ?パンチパーマ