Kanazawa Jazz Days

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ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Vinicius Cantuaria & Bill Frisell: Lagrimas Mexicanas (2010) 静かなる狂気

 なんか移動続きで疲れているので、早々に眠りについて、夜明け頃から仕事をしていた。夜明けをみながら、今日の打ち合わせの資料を作っていた。そんな感じの時間の使い方は好きなのだけど、金沢に居るときは走ったり、釣りに行ったり、外に飛び出すのでできない。

 旅先にはiPODを持って行くのだけど、最近は難聴(というより老化だねえ)気味なので、(ここぞ、というとき以外は)耳を使うことは極力避けている。とは云え、少し寂しいのでyoutubeでブリジット・フォンティーヌを聴いたり。今はiPODで最近入手したこのアルバムを聴いている。フランスのNaïveから出ているVinicius Cantuaria と Bill Frisellのデュオ。聴いてみると、多重録音しているのでアッサリした仕上がりにはなっていなくて、ある種の期待には合っていなかったが。

 ジャケットを見ると「さくらももこ」風なのだけど、違う(その昔、ジョン・ゾーンのHat Hut盤が玖保キリコで驚いたが)。メキシコのプロ・レスラーのマスクを漫画風に描いたイラスト。ブラジルの奏者と米の奏者によるメキスコ風音楽。ボクはフリーゼルの最近の浮遊音楽には、合うものと、合わないものがあるが、これはとてもいい。Vinicius Cantuariaの音が芯にあるので、何かにつながった感じ、が聴いていて楽。

 南米音楽とは違うのは、メキシコ風味に、時折、静かなる狂気を感じること。その感じが、フリーゼルの90年代の音楽(大好物)に通底するものがあり、美味しい。時折、安らぐ感じもあるのだけど、南米モノと比べてハードボイルドな感じのするメキシコ風味、なんとも不思議なアルバム。ぼおっと聴いているにはいいなあ。

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Vinicius Cantuária & Bill Frisell: Lágrimas Mexicanas (2010, Naïve)
1. Mi Declaration 7:02
2. Calle 7 5:04
3. La Curva 2:34
4. Lágrimas Mexicanas 4:34
5. Lágrimas De Amor 5:01
6. Cafezinho 1:35
7. El Camino 3:31
8. Aquela Mulher 5:10
9. Briga De Namorados 4:35
10. Forinfas 1:54
Bill Frisell (g), Vinicius Cantuária(vo, perc, g)