Kanazawa Jazz Days

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ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

(ECM1239) Denny Zeitlin, Charlie Haden: Time Remembers One Time Once (1981) デュオ好きにとって

 デュオ好きにとってヘイデンって格別の人だったのだなあ、と改めて思う。closenenessで十分聴いたつもりになっていたけど、その数は随分あるようだ。だから、まだまだ聴けていない。昨夜はエスクーデとのデュオを聴いて、改めてベースらしい、ずっしりとした重み、を堪能した。

 これはECMに残るヘイデンのデュオ。1960年代に共演していたザイトリンとの再演。1960年代のザイトリンって、エヴァンスの先を行きそうな勢いがあったけど、1970年代はあまり目立たなかったような印象がある。兼業奏者だから仕方がないのかなあ。このアルバムも、1960年代のような攻め、はなくて、サン・フランシスコのクラブでのまったりとした雰囲気が伝わる。そんな、たおやかなムードでありながら、ヘイデンの尖った部分もしっかり埋め込まれていて、聴いていて飽きさせない。ザイトリンのピアノも美しい、ECMにしてはアメリカ的な音の印象はあるが。

 ヘイデンの特徴って、独特のビートにあるのかな、って思うようになっている。ベースのオーネットのような、一筋縄じゃいかない、螺旋階段、それも上下に巻くような、得体の知れない感覚を呼び覚ます、ビートが面白い。旋律に目が行くと、ワンパターン・フレーズが気になることがあるのだけど。あの独特なビート感が気になる、この頃なのである。

工藤さんのページ:http://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/2005/12/time-remembers.html

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[ECM1239] Denny Zeitlin, Charlie Haden: Time Remembers One Time Once (1981)
A1. Chairman Mao (Charlie Haden) 6:23
A2. Bird Food (Ornette Coleman) 9:45
A3. As Long As There's Music (Sammy Cahn, Jules Styne) 6:40
A4. Time Remembers One Time Once (Denny Zeitlin) 4:14
B1. Love For Sale (Cole Porter) 6:52
B2. Ellen David (Charlie Haden) 6:22
B3. Satellite(John Coltrane)
How High The Moon(William M. Lewis, Nancy Hamilton) 7:56
B4. The Dolphin (Luiz Eca) 3:57
Denny Zeitlin(p), Charlie Haden(b)
Design: Barbara Wojirsch
Engineer [Mixing Engineer]: Martin Wieland
Engineer [Recording]: Robert Shumaker
Photography: Josephine Zeitlin, Ralph Quinke
Producer: Manfred Eicher
Recorded live at Keystone Korner, San Francisco, July 1981