Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Woody Shaw: In The Beginning (1965) 年末最後のLPレコード

 オークションで見たことがないウッディ・ショウのレコードを見かけた。安価だったので、応札。他の誰も応札はなかった。あまり人気がある人ではなくて、寂しく人生を終えた奏者なのだけど、ボクはその真っ直ぐな音色が好きだ。

 以前も書いたけど、ジャズの聴きはじめのとき、今出川河原町のジャズ喫茶で聴いて以来。当時はColumbia専属。全盛期だったのではないか。その頃のショウのアルバムは素晴らしい。ご本人があの世に行ってからCDで出た、未発表ライヴ集なんかも良かったな。

 正式なデビュー盤はContemporary盤でBlackstone Legacy。1970年。聴いてみたけど。あまり好みじゃなかった。中途半端に観念的な長尺の曲を聴かされるのは堪らない感じ。だから好きな奏者だけど、網羅的な集め方はしていない。

 手元に届いて驚いた。Museレーベルなので1970年代の録音かと思ったら、何と1965年。ショウが21歳の頃。発売が1983年なので18年の間、蔵に入っていたことになる。

 内容的には、メンバーをみても分かるようにBlue Noteの4000番台そのもの。熱気が溢れた主流派そのものの真っ直ぐな演奏。よくわからないけど、Blue Noteのreissueシリーズを手がけたマイケル・カスクーナが関わっているみたいなので、実はBlue Noteの未発表録音で、権利関係からショウのデモ・テープ扱いになっている、のでは、と思えるくらい。当時のハバードやヘンダーソンのアルバムと並べてもいいような良いアルバム。このアルバムが出なかった、というあたりで、何となく不遇感ありあり。晩年のドルフィーとも共演歴がある奏者なのに。

 あと面白いのはオルガン奏者ラリー・ヤングのピアノ。他にあるかは知らない。はじめて聴いたけど、ハンコック的なドライヴ感で良かったよ。

では、皆さん良いお年を。

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Woody Shaw: In The Beginning (1965, Muse)
A1. Cassandranite
A2. Obsequious
B1. Baloo Baloo
B2. Three Muses
B3. Tetragon
Woody Shaw(tp), Joe Henderson(ts), Joe Chambers(ds)
Side-A: Larry Young(p), Ron Carter(b),
Side-B: Herbie Hancock(p), Paul Chambers (b)