Kanazawa Jazz Days

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ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Silvia Iriondo:Anonima - tributo a Leda Valladares (2014) 駆け抜ける秋の

 本当に仕事が山積していて、果てがない。とは云え、遊んでいない訳でもないのだけど。気持ちが塞いで、時間の流れにあがなえない感じ。

 それでも、いや、それだから、いろいろなアルバムに手が出て、仕事場でも音を垂れ流している。夏がお仕舞いになってから、急に音楽に浸りたくなっている。そんな気分を少しだけ記録したいので、少しだけ文章を書いて、ブログに掲載したい。

 大洋レコードから送ってもらったアルバムはお気に入りで、ふっと安寧の気分を運んでくれるから。駆け抜ける秋の、なんとも云いようがない、寂しい気分を紛らわしてくれている。独りもくもくと仕事をするときの伴。

 これはアルゼンチンのシルビア・イリオンドの新譜。大洋レコードに再入荷したものを捕まえた。

 シルビア・イリオンドとカルロス・アギューレは、ボクをアルゼンチン音楽の入り口に立たせてくれた奏者。シルビア・イリオンドの唄は、記憶が薄れかかったような過去から流れてくるような、懐かしい響きを感じさせる。だけど、その気分は掌のうえにはのせることはできなくて、ふっと指の間からこぼれてしまうような、儚さが魅力。目覚めた時に、記憶に残せなかった、夢の中で聴いた筈の曲を聴いているような既視感。

 ジスモンチの紹介、ということで知り得た彼女だけど、ジスモンチのような熱帯の狂気、はなくて、ただただ移ろう日々のなかで、忘れてしまった記憶を辿るような唄。

 実は豪華な客演者、に惹かれてもいたが、聴いていると、そんなことは些細で、どうでもいいなあ、と思ってしまうほど素晴らしい。水や大気が冷ややかな、温帯のラテン音楽はいいなあ、と改めて思うことができた。

 仕事を仕舞いにして、嫌な熱気を覚ますためにこれを書いてみたが、22時をまわっている。やれやれ、帰らなきゃ。

 

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Silvia Iriondo:Anonima - tributo a Leda Valladares (2014)
   1. La vicun~ita - huayno Altiplano Boliviano
   2. Blanco y azul- zamba Tucuma'n
   3. El mundo es redondo - coplas infantiles Iruya, Salta
   4. Despue's de una laga ausencia - vidala Santiago del Estero
   5. Ano'nima - chacarera Santiago del Estero
   6. La cancio'n del Llamero - huayno Jujuy
   7. Sangre del corazo'n - cueca norten~a
   8. Mi pensamiento - tonada de San Juan
   9. En el camino a Yavi' -- Caja i cuero
  10. Pobrecita la Pastora- tonada Cuyo
  11. Debajo de un sauce verde - zamba Tucuma'n
  12. Las obreras - pasacalle Altiplano Boliviano
  13. Pajarillo que cantas - yaravi' tradicional peruano
  14. Mi Fortuna - vidala de La Rioja
  15. Tuita la noche kaluyo, Bolivia, Cochabamba
Silvia Iriondo(vo), Federico Arreseygor(p), Horacio hurtado(contrabajo), Fernando Bruno(perc)
Guest: Carlos Aguirre (p on 4,11), Quique Sinesi (g on 6,11). Teresa Parodi (vo on 10)