Kanazawa Jazz Days

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ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Archie Shepp: Montreux One/Two(1975) Last Dateの次に好きなアルバム


  ボクが一番好きなジャズのアルバムは間違いなくドルフィーの「Last Date」。しかし、ボクの思考はそこで止まっていて、あとは混沌とした泥沼のような音の見出しが散らばっている、ような感じ。

 そもそも「好きなアルバム」って何だろう、という点に考えを遡ると、もう駄目。そのこと自体が散らかっていることが自覚される。でも結局の所、「聴く度に、音を聴くという行為が、ある種の感情を深く満たしていく」アルバムじゃないか、と思う。

 その意味で、このシェップのライヴ・アルバムは基準を満足していて、最近になって仕事場で良く聴いている。

 1960年代の剥きだしの破壊衝動(そのものを目的とするような)のような「エグ味」が影を潜め、ドライヴ感たっぷりのリズム・セクションのうえで黒い咆吼が続く。 U-jamaaでゆっくりと階梯を登りながら、浅い昂奮に辿り着く。ギアの切り換え感、が快感を呼び起こしている。ボクはトロンボーンという楽器の締まりのない音が好きではない、のだけど、ここではシェップのサックスの「伴奏」として、音の厚みを与えることに専念しているので、全く気にならない。

 このシェップのライヴがyoutubeにアップされていることを最近知った。観て欲しい。

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Archie Shepp: Montreux One/Two(1975, Freedom)
[One]
A1. Lush Life
A2. U-jamaa
B1. Crucificado
B2. Miss Toni
[Two]
A1.Stream
A2.Along Came Betty
B. Bluse For Donald Duck
Archie Shepp(ts,ss), Charles Majid Greenlee(tb), Dave Burrell(p), Cameron Brown(b), Beaver Harris(ds)