Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Pat Metheny : Flower Hour(1990) 出張中に聴いているBOOT盤の正体


 イチオウ音楽を中心に、って思っているので、出張中に聴いているものを1つ。

 コレは1992年に発売されたBootのCD。パット・メセニー名義なのだけど、1990年のライヴ。出た当時、その奏者の豪華さに驚いて、即入手した。Bootにしては音質も素晴らしく、演奏も申し分ない。凄いもんだ、と驚いた。このレベルの奏者が揃うと、過剰な音で驚かすのではなく、必然的な音の連鎖がもたらす内的な緊張感の持続に気持を持っていかれる。ジャズを聴く、悦びそのもの。

 実はこのCDのもとの音源が当時のレーザ・ディスク/ヴィデオ・テープであることを知ったのは、もう少し後のこと。「DeJohnette, Hancock, Holland, Metheny - Live In Concert」というタイトル。この少し前に出たデジョネットのアルバム「Parallel Realities」のライヴ・バージョンとなる。だから音質の良さや、演奏の良さも納得できる。ただ後から「Parallel Realities」を聴いたのだけど、あまり面白くない。触発し合うセッションというよりは、音造りの展示会みたいなアルバム。ベースのホランドの有無、が違いなのだけど、それが大きい。

 ジャズ・ヴィデオって嫌いじゃなくて、随分と買った時期もあるのだけど、結局あまり見ない。面倒なのである。だから、このアルバムもヴィデオで見るのではなく、結局、この音源を聴いているほうが多い。実は、ホランドが電気ベースを弾いているA2が大好き。音の隙間がしっかりあるような、ゆったりした演奏なのだけど、音の隙が無い。そんな演奏をしっかり楽しむことができるアルバムなのだ。

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 Pat Metheny : Flower Hour(1990, Beech Master)
   A1. Shadow Dance
   A2. Indingo Dreamscapes
   A3. 9 Over Reggae
   A4. Solar
   A5. Silver Hollow
   B1. The Good Life
   B2. Blue
   B3. Eye Of The Hurricane
   B4. The Bat
   B5. Cantaloupe Island
Pat Metheny(g), Herbie Hancock(p), Dave Holland(b), Jack DeJohnette(ds)