Kanazawa Jazz Days

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ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

(BLP1581) Sonny Rollins: A Night at the Village Vanguard (1957) 年のお仕舞をコレとは、いささかアレですが

 大晦日の朝、コレを聴いている。ブログを書き始めて、年のお仕舞をコレとは、いささかアレですが、という気持ちなのだけど。10日ほど前に、Blue Noteのモノラル盤探しの中で見つけて、入手した。その「音」のレポート。演奏については語るまでもない大名盤。テナーサックス1本で、これだけの音空間を埋め尽くし、ジャズとしてのドライヴ感を完璧に維持している。そして、それをライヴで実現する凄み、を見せつける。エルヴィンの多彩な音を繰り出す技も凄いのだけど、スムーズなスイング感を叩き出すラ・ロカも好ましい。ジャズを聴きはじめた頃からの愛聴盤。皆さん、あまりブログに出さないのも、当たり前に素晴らしいからだと思う。

 12月にディスクユニオンの復刻シリーズからコレが出る、と知って、「あの」良質なモノラル盤が欲しくなってしまった。そのタイミングで復刻盤2枚ちょっとの価格でオリジナルを見かけたのだから、手が出てしまった。

左上:本家Blue Note(NYCレーベル、モノ、Van Gelder刻印、耳あり) 右上:キングレコード盤(1978年頃)

左下:UAからのBlue Note盤(,音符レーベル、疑似ステレオ,1970年代後半)長く聴いていたのはコレ

さすが日本盤は色の再現性を含め、立派な復刻

左:本家Blue Note  右:キングレコード

これもよく再現されている。ただ深溝がない、そこが大きな違い。

 

これは本家のレコード袋。目眩がする写真

 さて、上記3枚とディジタル音源を聴いてみた。計4種

 本家Blue Noteはすかっとした音場。奏者と聴き手の距離がとても短く、ドラムの細かな音まで拾っている。モノラルの力強い音が嬉しい。

 キング盤は本家Blue Noteにもっとも肉薄していて、なかなかVan Gelder録音として聴かせているように思った。ただ、ドラム、特にシンバルの音が引っ込んでいて、微妙に残念な感じがある。だけど、コスト・パフォー マンス的には、コレデいいのかな、という感じが強く残った。東芝盤も試してみようかな、って馬鹿なことを一瞬考えた。

 ディジタル音源の臨場感はなかなか良かった。確かにヴィレッジ・ヴァンガードの臨場感。だけどディジタル音源が総じてそうなのだけど、なんか膜が張ったような感覚が鮮度を落としている。籠ったような感じ。古い演奏のディジタル化は何だろうね、去勢したような感覚がついてまわる。音は綺麗なんだけど。

 今年一年を象徴するようなアホな大晦日の朝だったのだけど、さて来年はどうなるだろうか。

 皆さん、良いお年を。

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Sonny Rollins: A Night at the Village Vanguard (1957, Blue Note)
A1. Old Devil Moon
A2. Softly, As in a Morning Sunrise
A3. Striver's Row
B1. Sonnymoon for Two
B2. A Night in Tunisia *
B3. I Can't Get Started
Sonny Rollins(ts), Wilbur Ware(b), Elvin Jones(ds)
* Sonny Rollins(ts), Don Bailey(b), Pete LaRoca(ds)