Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Jesse Van Ruller: Live At Murphy's Law(2004) 淡いドライヴ感に送り出されて


 あまり紹介してはいないのだけど新譜もそれなりには手にしている。ギターにしても、MartinoやFrisellも早々に買った。だけど何となく直ぐには入ってこないような感じがあって、上手くブログにアップできていない。何回か、何年か、聴いてしっくりきたものを取り上げるほうが、その印象(心象?)を文字で表しやすい。

 年度末の束の間の休息も早々に終わり、今週は新年度の仕事の準備であっぷあっぷしている。そんな時は地に足が着くような感じにならなくて、つい呑んでしまうダメな生活。そんな後の朝は、淡いドライヴ感に送り出されるような感じで家を後にしたいから、こんなオトを流してみた。

 オランダのギター奏者ルーラー。オランダのジャズ奏者はメンゲルベルク(ホントはウクライナだけど)、ベニンクやボルストラップが大好きなのだけど、それはヨーロッパの空気を詠うのではなくて、ジャズの向こうにあるジャズを探し求めているような指向性が好きだから。結構、マッチョな音楽家達なのだ。ルーラーも多分にそんな空気もあるのだけど、オトそのものは中庸というコトバがぴったり。ベースの亡きペデルセンデンマーク)と同じように、正統的なジャズの語法を繰る。それでいて、オトの温度や重みが、米国のソレとは随分違っていて、やや低温で軽め。その絶妙な浮遊感、オトに身体性を感じないという意味で、が気色よい。

 そんなオトをふあっと聴いて、仕事場にふわっと出かける春っていいなあ、と思うのだ。

アルバムの音源が見あたらなかったので、同じメンバーによるジャズ・フェスティバルでの演奏。


 
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Jesse Van Ruller: Live At Murphy's Law(2004,55)
   1. Isfahan
   2. Along came betty
   3. The End Of a love affair
   4. Detour ahead
   5. Get out of town
   6. Nobody else but me
   7. Goodbye
   8. Sandu
Jesse Van Ruller, Frans Van Der Hoeven(b), Martijn Vink(ds)
Jos Machtel(b), Joost Van Schaik(ds) on 5,6