Kanazawa Jazz Days

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Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Rahsaan Roland Kirk: Bright Moments (1972) 新年早々に聴きたくなったのは

jazz (reeds, fl) 1972 youtube

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 新年早々に聴きたくなったのはローランド・カーク。いつだったかレコードを買ったきり放置していたので、ターン・テーブルに載せる。当時のアトランティックのレコードは別に珍しくもないので、実に安価。だけど音は結構良くて、キーストン・コーナーでのライヴを間近に愉しむことができる。ECMとかImprovised musicばかり聴いていると、こういう音が不足している。

 いつものことだけど、A面の汽車の音から、ペダル・アップに踏み込むときの、ギア・チェンジの感覚が気持ちよい。コルトレーン的なジャズとエンターテイメント的なブラック・ミュージックが止揚された、高揚感がいいなあ、といつも思う。

 雑多な音のなかに潜む罠、のようなものにハマる快感、のなかで時間を過ごしている。

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[2012-02-12] アタマ空っぽにしてカラダを取り戻すような

 アタマ空っぽにしてカラダを取り戻すようなときがある。音楽を聴くとき、意識から浮かび上がるようなオトばかり狙って聴いているのだけど、そんなとき夢と現の境が曖昧模糊としてくる弊がある。だからそんな気分のときには、健全な身体性を保持するブラック・ミュージックに惹かれるわけだ。

 この方面の音楽としてとても好きなのがローランド・カーク。マルチ・リード奏者で何でも吹く。時として複数の楽器を加えて独りでハーモニーを出したりもする。だから正統的なヒトにはゲテモノ扱いらしいのだけど、ボクはゲテモノと思ったことはない。特にフルートでの演奏がいいなあ、と思う。あの細い楽器から溢れ出る黒い音が、溢れる息吹とともに躍動しているのだ。

 このカークやキング・カーティスコーネル・デュプリーとか、1970年前後にR&Bとの境界に立っていた彼らの音って、マイルス一派の汗かき汗かきで到達したファンクの躍動感を軽々と実現しているように思えてならない。ごく自然な彼らの身体性の発露として。その自然体が好きなんだなあ。オトの進化なんて関係なくてね。

 

Bright Moments

Bright Moments

 

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Rahsaan Roland Kirk: Bright Moments (1972, Atlantic)
A1. Introduction 2:06
A2. Pedal Up 11:52
A3. You'll Never Get To Heaven 9:48
B1. Clackety Clack 2:30
B2. Prelude To A Kiss 5:05
B3. Talk (Electric Nose) 2:33
B4. Fly Town Nose Blues 8:52
C1. Talk (Bright Moments) 3:30
C2. Bright Moments Song 10:02
C3. Dem Red Beans And Rice 7:05
D1. If I Loved You 8:50
D2. Talk (Fats Waller) 1:30
D3. Jitterbug Waltz 7:00
D4. Second Line Jump 1:30
Roland Kirk (Reeds, fl), Ron Burton (p), Todd Barkan (synth), Henry Mattathias Pearson (b), Robert Shy (ds), Joe Habad Texidor (perc)
Engineer: Biff Davies, Ed Barton, Jack Crymes
Producer: Joel Dorn
Recorded live at Keystone Korner, San Francisco, California.

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