Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Jim Hall Red Mitchell (1978) 月に浮かれた翌週のこと

Jim Hall Red Mitchell (1978, Artist House)
   A1. Big Blues
   A2. Beautiful
   A3. Waltz New
   B1. Fly Me to the Moon
   B2. Blue Dove
   B3. Osaka Express
Jim Hall(g),  Red Mitchell(b)

 この数週間忙しい。もともと忙しい予定だったのだけど、予期せぬ(というとおかしくて、予期したくなかった)出来事もあって、仕事は減らない。そんなときには余計吞みたくなったりするから、困ったものだ。外に出れば満ちた月。惑星を伴って煌々とする姿に、ちょっとハイな一週間を過ごしてしまった。

 土日もなく働いて、今週は大人しくしていようと、とりあえず思っている宵を過ごしている。

 そんな気分のときはジム・ホールを聴くときが多い。淡々と程よく嘆美的、程よく内省的なギターを弾くので、気持ちが落ち着くのだ。中庸、ってコトバが似合うギター奏者。相方のレッド・ミッチェルは沢山は聴いていないのだけど、唸る低音が紡ぐスウィング感は好きだ。

 このアルバムは1978年のSweet Basil(NYのVillage Vanguardの近所だった)でのライヴ。2人のデュオ。一時、ジョン・シュナイダーのレーベルArtist Houseが気になって集めたもの。ECMより少し暖かい音の温度。吸い込まれるような透明度がないのだけど、その代わりに人肌の暖かさを感じるようなインタープレイが続く。時折、ジム・ホールのギターの力強さにハッとする。こんなにテンション上げるヒトだったっけ?

 それにしてもLPで聴く弦の音、マイクと楽器の距離の近さ、時折漏れてくるSweet Basilの物音。今週はこんなの聴いて、毎日過ごそうかな、って思いながら夜半前の一刻は楽しい。