Kanazawa Jazz Days

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ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Pat Metheny: Offramp (1981) 雨の夜に昔を振り返るなら

Pat Metheny: Offramp (1981. ECM)
   1.Barcarole
   2.Are You Going With Me?
   3.Au Lait
   4.Eighteen
   5.Offramp
   6.James
   7.The Bat Part II
Pat Metheny(g), Lyle Mays(key), Steve Rodby(b), Dan Gottlieb(ds), Nana Vasconcelos(perc)

 相変わらず忙しくて、キモチがささくれている。昨日は夕刻にショーターを聴いてから、なんとなく昭和だった頃との壁がなくなって、あの気分が少し戻ってきたりしている。雨の夜に昔を振り返るなら、って積りで聴いているのはパット・メセニーのOfframp。

 ボクがメセニーをしっかり聴きはじめたのは、このアルバムから。当時、どうもフュージョンと呼ばれた音楽は苦手で、敬遠していた。メセニーも、その前のAmerican Garage発売直後のツアーに行ったのだけど、どうもピンとこなかった。

 このアルバムでしっかり鷲掴みにされたのだけど、多分、濃い陰翳が音の隅々まで流れていて、それでいて透明感は前作よりも増している。Are You Going With Me?の単調な(と聴こえなくもない)フレーズの繰り返しのうえに流れる音が、キモチを遠くへそっと連れて行ってくれたのだ。それとOfframpのフリータッチの曲が破綻せずに疾走感をうまく表す、それは底知れぬ技巧故なのだけど、にすっかり驚いてしまった。

 このアルバムでブラジルのナナ・ヴァスコンセロスもしっかり認知できたし、ラリル・メイズも。それにしても、こんなアルバムがぽこぽこ出ていた頃ってすごかったなあ、と80年代をしんみり思い出しながら、今宵も仕事なのだ。

Are You Going With Me?

 

Au Lait