Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Bangkok、その徒然の一日


  徒然に時間を過ごしている。なぜバンコクにいるのか。仕事もあるのだけど、仕事以外では To do nothing.いつだったかSan Diegoの知人を仕事で招聘したとき、休みに温泉に連れて行った。ここで何するのって聴かれたから、To do nothingと応えた。年上でカルフォルニアのカウンター・カルチャー世代の彼は得心して頷いた。そして、美味しいものを食べて、酒を呑んで。何もしなかった時間。もっとも、Earth powerをもらいすぎて体がactiveすぎて困るって、笑っていたけど。

  そう、To do nothing。だから、何処へ行く訳でもなくて、ただ漂うように路地から路地を歩いているだけなのだ。そのときどきに眼に入るもの、肌に感じること、耳に聴こえる音、鼻腔をくすぐる匂い、そんなものを楽しみながらゆらゆらしている。ただそれだけ

 

 

  路地には多くの露天がでている。水が悪くて、レストランでも 生水は呑まないし、生水で洗ったに違いない野菜も食べない。露天の食事は肝炎の危険性があり、予防接種が必要とも云われたから。それでも匂いをかいだり、様子をみるだけでも楽しいもの。果 物売りも多く、麗しい匂いが漂ってくる。以前、例外的に露天で食 べたのがココナッツ。まあ、殻を割るだけだからね。

 

 

  雨期と自覚できるようなバンコクははじめて。曇っていて湿度が高い。雨もパラパラと降る。気温は30度前後で楽なのだけど、ときとして蒸せ上がる湿気で、息が詰まりそうになる。どこからか吹く風が乾いていて、風が捕まるような場所に立っていると、少しほっとする。日本よりは楽は楽なのだけど。歩いていて雨が降って来た。見上げると、雨期の路地soiにビニールがかかっていた。夜は野外バーとなっているトコロ。ビニール越しに雨期の雲を暫く眺めていた。ただそれだけのことだけど。

 

 

  1990年代の終わり、そう通貨危機の前だったか、バンコクは交通渋滞と排ガスで悪名高き都市だった。今は、そんなことはない。その後、市内には地下鉄MRTと高架を使ったスカイトレインBTSが敷設され、中心部の交通事情は改善されている。地下鉄は日本の協力もと建設されたと地下鉄の駅には「両国の友好の証」とプレートがはめ込まれている。BTSも快適。スキンヴィットを貫き、サイアムなどの繁華街をつなぐBTSの車両はカラフル。美女がこっちをみていて、思わず視線をそらしてしまった。好みってことじゃないのだけど、あまりに大きな瞳だったので。

 

 

 

 

  昨日はサイアムパラゴンの中華料理屋、といっても完全にタイ料理の店に行った。トムヤンクンではじまったのだけど、その上品な酸味の美味しさには参ってしまった。こっちの人は炊いたご飯にかけて食べる。トムヤンクンのクンは海老。タイ料理の出汁は海老が基本のようだ。海老ベースの料理が美味しい。

 

  それにしても昨日・本日とタイは仏陀の記念日、休日。しかも宗教的行事なので市内は禁酒。選挙とか王族のお悔やみとか、そんな折には禁酒日となる。これだけタイに来ていると、何回も遭遇し、肩を落とすことになる。ビールなしに美味しい料理を頂く事は、水を混ぜないセメントを建物に流し込んでいるような感じで、違和感がある。早々に終わった食事の後、30分ほど歩いてアソークの正面で堂々とビールを出す店を見つけてシンハーを頂いたらほっとした。でも、建物に放り込んだセメント粉に後から水を流し込んでも、しっかり混ざったような気がしないには、自明のことだろう。なんとまあ。今日も禁酒日。

 

今日もそんな調子で過ごす涼しいバンコクから。