Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

The Thad Jones & Mel Lewis Orchestra: Live at Village Vanguard(1967) 雨の日の景気づけには

The Thad Jones & Mel Lewis Orchestra: Live at Village Vanguard(1967, Solid State)
   A1. The Little Pixie
   A2. A- That's Freedom
   A3. Bachafillen
   B1. Don't Git Sassy
   B2. Willow Tree
   B3. Samba Con Getchu
Thad Jones(flh), Mel Lewis(ds), Roland Hanna(p), Richard Davis(b), Sam Herman(g)
Jerome Richardson(as,ss,fl,cl),Jerry Dodgion(as,fl), Joe Farrell(ts,fl), Eddie Daniels(ts,cl)
Pepper Adams(bs,cl), Richard Williams(tp), Bill Berry(tp), Snooky Young(tp), Marvin Stamm(tp)
Jimmy Nottingham(tp),Bob Brookmeyer(tb), Garnett Brown(tb),Tom McIntosh(tb), Cliff Heather(tb)
Live at Vlllage Vanguard, NYC LPレコード

最近の食生活では野菜が多くて、あと魚。肉は鳥と豚少々。脂気が少ない日々。そんななかでもニンジンは本当によく食べている。なぜか良く分からないけど。顔が黄色くなりそう。子供の頃のニンジンは同じニンジンだったのだろうか?エグミが強烈で、喉を通せなかった辛い思い出が残っている。野菜の個性がなくなってきて、食べやすくなってきた、のかな?

ニンジンは好物、みたいになったのだけど、音楽では一度聴いて貼られた好き・嫌いのラベルはなかなか変わらない。ピアノ奏者やテナー・サックス奏者のアルバムは沢山あるのだけど、ビッグ・バンドのアルバムは肌に合わなくて、ビッグ・コンボと呼んだほうがしっくりくるギル・エヴァンス以外はあまり持ってない。最初にエリントン楽団を聴いて、もう聴きたい方向と反対だなあ、と思ったから。だから、定例のジャズ会なんかでもビッグ・バンド特集は組めない。

ボクが聴きはじめた30年前頃,ビッグ・バンドと云えばギル・エヴァンス秋吉敏子/ルー・タバキンが人気の双璧だったような記憶がある。このサド・メル・ビッグバンドは解散の直後。メル・ルイスの単独リーダのビッグバンドに改変された後。1970年代には、1965年に結成されたサド.メルがトップバンドだった余韻が十分残っていたように思う。レコード屋世代のボクは、そんなことをレコードを繰る手が覚えている感覚がある。

ニンジンと同じようにビッグ・バンドが好物になったかな?改めてオトを沢山聴いている金澤生活のなかで、聴いたことのない音、食わず嫌いの音,嫌いだった音を改めて聴き直している。ビッグ・バンドも熱狂するまでもないのだけど楽しく聴くことができるように変わっていた。このバンドの場合はモダン・ジャズの名奏者が沢山入っているので、音がとてもモダン・ジャズになっているから。エリントンを聴いてアカンかったのは、モダン以前の古き良き時代のエンターテイメント、が肌合いが違ったからだろうな。もっとも聴き直したら好きになりそうな予感はあるけど。カウント・ベイシーは案外好きなのだから。(書いていて、テキトーだなあと思う)

スイング時代のビッグ・バンドよりもモダンなドライヴ感に溢れているから楽しい。走れ、走れ、走れ。ときに立ち止まって咆吼せよ!それにしても、あまり大きくないヴィレッジ・ヴァンガードに良くこんな人数を入れたなあ、と思う。たいへん。

今朝のような雨の中に独り部屋にいると、こんな賑々しいビッグバンドの音も景気づけにはいいなあ、と思う。晴れていても、時として黄昏れたような気分になる微妙な年頃だからね。こんなに大人数の楽団と過ごす時間も悪くない。これを聴いても黄昏れるならば、バディ・リッチのもっと頓狂とも云える熱狂のみ、というオバカなビッグバンド(ファンの人,ゴメンなさい。ホメ言葉の積もり)を聴くしかないかな。