Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

L.Armstrong, D.Brubeck, Lambert,Hendricks and Ross: Real Ambassadors (1962) LHRと云えば

Louis Armstrong, Dave Brubeck, Carmen McRae, Lambert,Hendricks and Ross:

The Real Ambassadors (1962, Columbia)

Side-A: 1. Everybody’s Comin, 2. Cultural Exchange, 3. Good Reviews, 4. Remember Who You Are, 5. My One Bad Habit, 6. Lonesome, 7. Summer Song, 8. King for a Day, 9. Blow Satchmo, 10. The Real Ambassadors

Side-B: 1. Nomad, 2. In the Lurch, 3. One Moment Worth Years, 4. You Swing Baby (The Duke), 5. Summer Song,6. They Say I Look Like God, 7. I Didn’t Know Until You Told Me, 8. Since Love Had Its Way, 9. Easy As You Go, 10. Swing Bells / Blow Satchmo / Finale

Lambert,Hendricks and Ross(LHR)というのは半世紀前,そうボクが生まれた頃のジャズヴォーカルグループ。ジャズのヴォーカリーズとは器楽の音をなぞる唱法なのだけど、LHRはヴォーカリーズのコーラスグループ。白人男性(L)、黒人男性(H)そして英国出身の女性(R)の編成。あのマンハッタントランスファーは、明らかにこのグループの後継を意識してできたグループ。ボクはアニーロスも大好きで、Pacific Jazzでマリガンとやっている一枚がジャズヴォーカルの数少ないお気に入り。

ここで取り上げたReal AmbassadorsはDave Brubeckが作曲したジャズオペラ曲集だそうで、1960年というアフリカ諸国独立の年(年表をみると実に多くの国が誕生している)のあと、アメリカが派遣する親善大使Real AmbassadorにサッチモLouis Armstrongがなる、という筋立て。LHRが表となり、サッチモのバックコーラスとなり獅子奮迅の活躍。ヴォーカリーズという情感が薄くなり勝ちな唱法故にアルバム片面でお腹いっぱいになるLHRをアルバム一枚楽しめるのだ。それにピアノはDave Brubeckだしね。一番最後のBlow Satchoでは一緒にブロウしたくなってしまう!

Everybody’s Comin: http://www.youtube.com/watch?v=YtbN0cNIRJg&feature=related

The Real Ambassadors:  http://www.youtube.com/watch?v=yUgohNKyxak&feature=related

The Real AmbassadorsでのLHRはとても好きな感じ

They Say I Look Like God: http://www.youtube.com/watch?v=YtTL-Z5EyEY&feature=related

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ボクはこのコーラスグループが案外好きで、と云おうか、ヴォーカリーズが好きなので何枚か持っている。そして、年に何回かアルバムをターンテーブルにのせる。決して感動とか、気持ちに染みたりしないのだけど、欲しい「気持ち良さの量」に対して、いつも少しだけ多めに返してくれる、そんな感じのイイ付き合いを続けている。

あんまりジャズファンでも聴いているヒトはいないような気がするのだけど、ボクがアルバムをターンテーブルにのせる以外に、思わぬ出合をすることがある。淡い縁があるのだ。彼らとは。

金澤の柿木畠にある「広坂ハイボール」にはタマに行くのだけど、あそこでLPレコードをかけてくれるのだ。いつだったか、棚にLHRのアルバム(デビューアルバムじゃないかな、ボクが持っていない一枚)があって、かけてもらった。思わぬ処、ですよね。降雪勝ちだった昨冬のことで、雪景色の柿木畠とペアで覚えているのだ。

いつだったか、ぼんやりBS-TVをみていた。ビリーホリディの追憶。そのなかで彼女の最期をみた友人の一人としてアニーロスが50年代のハーレムを語っていたのには驚いた。綺麗なお婆さんになっていたのだけど。英国から渡ってきた若い白人歌手とビリーホリディと繋がりがあるとは知らなかった。

そしてつい最近。実はボクが一番好きな呑む処は自宅。好きなLP/CDをかけて呑むコト。しかし独り呑みが性にあわないので、ジャズ会だとかそのほか何とかカコつけて、友人を呼んで呑む。そんななかで、思わぬ友人からLHRの名前が出て、飛び上がった!そんな訳で久々に彼らのHigh Flyingを聴いたのだけど、こんな感じで年に一回くらい意識に浮上してくるのがLHRなのだ、ボクにとって。

High Flying with L,H&R