Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Don Cherry: Home Boy Sister out (1985) CD/レコードが再発されていた!(買うべし)

 実は一番好きなチェリーのアルバムは最晩年のコレ。もう何もかも解脱して、彼の軽さ、を凝縮したようなアルバムになっている。何回聴いても、極楽のチェリーを聴く感じ。

今、CDもレコードも再発されているようだ。チェリー・ファンは是非に!

apple musicからは削除されてspotifyにアップされていた)

 [2016-07-29記事] ジャンルを軽々超えた軽やかなトランペッター

 ドン・チェリーって、何をやっても、飄々と軽い感じがいいなあ、と思う。晩年はジャンルのない音楽をやっていた。

 昔、レコードで買った愛聴盤なのだけど、案外、入手は面倒なアルバムじゃないかなあ。だからapple musicで見つけて、嬉しくなってしまった。それでアップ。

 

apple music: 

youtube:

youtu.be

[2010-11-20記事] ジャンルを軽々超えた軽やかなトランペッター

 

はじめてDon Cherryを聴いたのは、どのアルバムだったのだろうか?初期のColemanは持っていないし。なかなか思い出せなかった。随分頭をひねって思い出したのはJohn ColtraneのAvant Garde(Atlantic,1960)。John ColtraneDon Cherry, Charlie Haden,Ed Blackwellと演っている。今聴くと、そんなに前衛的な感じでもなくて、Don Cherryのポケットトランペットがコミカルに、そしてシニカルなトーンで生真面目なColtraneに絡んでいる感じ。圧倒的にCherry, Haden, Blackwellが音世界を作っている。(amazon.comで試聴可能)

Keith Jarrettでジャズを聴きはじめて、ベースのHadenに興味を持って、その周辺に広げる過程で捕まえたような記憶。それからDon Cherryが気になる存在になった。Mu(BYG)でのEd Blackwell(ds)とのデュオとか、ECMでの幾つかの録音とか、観念的なFree Jazzとは一線を画した土着的かつ瞑想的な音世界がとても好きなのだ。

http://www.youtube.com/watch?v=lSJyyj8fAX4

Home Boy Sister outはCherryが亡くなる10年前、晩年に残したアルバム。ジャズ、のframeworkは跡形もないレゲェやファンクのビートに乗ってポケットトランペットを楽しくGrooveさせたり、唄ったりしている。とてもpopなのだけど、Cherryのアルバムとして全く違和感がない。そもそも、Cherryとは「何もの」でもなくて「Cherryそのもの」でしかない、ということがよく分かる。彼の音楽は、年々重さというものがなくなってきて、軽やかな飛翔感を増していったように思う。そして彼岸に消えた。

とても聴いて欲しいアルバムなのだけど、Youtubeにはアップされていないことが残念。

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Don Cherry: Home Boy Sister out (1985, Metronome)
Side-A
1. Butterfly Friend
2. I Walk
3. Rappin' Recip
4. Reggae To The High Tower
5.Art Deco
Side-B
1.Call Me
2.Treat Your Lady Right
3.Alphabet City
4.Bamako Love
Don Cherry (tp)他