Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

鈴木勲: Blow up (1973) ボクが一番好きな(じゃないかな)日本のジャズマン


鈴木勲: Blow up (TBM)
A面
1. Aqua Marine
2. Every thing happen to me
3. Blow up
B面
1. Like it is
2. I can't get started
3. Low flight
鈴木勲(b, cello)、菅野邦彦(p)、水橋孝(b)、ジョージ大塚 (ds) 
1973年

先日,ジャズ会メンバーの年若き友人(J君,君のことだよ)のクルマに乗せてもらって宝達まで行ったときに、クラブジャズのコンピレーション盤をかけてくれた。その一曲目が彼のお気に入りで、Aqua Marine。彼は鈴木勲は知らなくても、この曲がお気に入り。なかなか洒落たカッコいい曲なのである。それも、所謂one and only。他に似た曲、曲調を全く思い出せない。だから彼の関心を呼んだのだろう。菅野邦彦もやっぱりいいなあ。

この頃の日本のジャズは大好き。米国直輸入音楽的な気恥ずかしさや、あるいは無理な独創性や日本的要素などが、ぽろっと落ちて普通に、それでいて気持ち良く力が入っている。取り立てて日本的な要素も盛り込まなくて、ありのままの姿が何となく日本の音楽になっている感じ。聴いていて、とても気持ちがいいのだ。そんな時代のなかで、嚆矢が鈴木勲じゃなかろうか。ボクはそう思う。ベルリンの日野皓正、モントルー渡辺貞夫山下洋輔トリオのような正面突破的70年代ジャズも好きだし、鈴木勲や山本剛などのTBMの感じも大好き。

そのような日本のジャズを生み出したと云えるTBMレーベルも、今にして思うと玉石混合なのだけど、この Blow upをはじめとする鈴木勲のアルバムは素晴らしい。細かな講釈抜きに、気持ちの良い曲が、ちょっと驚かされるような趣向で繰り出され、そして十分なドライヴ感,ファンキー感(と言っても和風味だけど)を届けてくれるのだ。

そしてTBMのLPレコードの音は本当に素晴らしく、音だけで十分聴く価値はある。

という訳で、近々ジャズ会#8の復習と称して、デュオのLPに加えて鈴木勲も肴にしてJ君と一献やる積もりなのだ。