Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

James Blood Ulmer: Tales of Captain Black(1978) あのヘンなファンクギターのデビュー盤(Artist House2)


James Blood Ulmer: Tales of Captain Black (Artist House)
1. Theme From Captain Black, 2. Moons Shine, 3. Morning Bride, 4. Revelation March,
5. Woman Coming, 6. Nothing to Say, 7. Arena, 8. Revealing
James "Blood" Ulmer(g), Ornette Coleman(as), Jaamaladeen Tacuma(b), Denardo Coleman(ds)
1978年録音,

John SnyderのArtist House紹介の2枚目.知る人ぞ知るJames Blood Ulmer.1980年頃だったか,Punk Jazzというような名称で,Free Jazz系の演奏者が突如Funkをはじめる動きが顕在化した記憶がある.導火線はOrnette Colemanなんでしょうが,Colemanのplayを聴いても,ボクにはその良さが当時も分からなかったし,今でも分からない.よみうりランドでも聴いたけど,やっぱり分からなかった.このArtist HouseというレーベルもOrnette Colemanのアルバムからスタートしているのだけど,ボクはそんな訳で持っていない.

このPunk Jazz (明らかにP-Funkを意識していたと思うけど)なるもので面白いと思ったのが,James Blood Ulmerの"Are you glad to be in America?"(UKのレーベルRough Trade)や一連のColumbia盤とか,Josef BowieのバンドDefunktとか,すきっと小難しいこと抜きのFunkで勝負してきたもの.このJames Blood Ulmerのデビュー盤がTales of Captain Blackで,実は後から探して買ったモノだったように記憶している.

結論から云うと,素晴らしいメンバーのアルバム(Jaamaladeen Tacumaのベースがいい!)なのだけど,これって実質はOrnette Colemanのアルバムで,James Blood Ulmerの良さが出ていない.面白くないのである.最初期のJames Blood UlmerのレコーディングはOrnette Coleman In Concert  (Craws) なのだけど(Ornette Coleman (as, tp, vln) James "Blood" Ulmer (g) Norris Sirone Jones (b) Billy Higgins (d) ),このなかでのJames Blood Ulmerは面白くないのである.

否定的に書いてしまったが,John SnyderのArtist Houseのレコードは好盤が多いのだけど,名盤が案外少ないように思えることと関係ないかなあ,と考えている.商売っ気がない,といえば聞こえがいいが,時代の毒を盛るような品の悪さがもう少しあっても良かったのではないかなあと思う,Artist House聴きなおし中のこの頃なのです.