Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Charles Lloyd:Montreux82(1982) ペトルチアーニを聴く一枚だけど


Charles Lloyd "Montreux82" (Electra Musician)
  1. Call
  2. Wind in the Trees
  3. Very Early
  4. Michel
  5. Forest Flower: Sunrise/Sunset
Charles Lloyd (ts, fl), Michel Petrucciani (p), Palle Danielson (b), Son Ship Theus (ds)
1982年 Montreux Jazz Festivalのライブ

金沢の桜の候,いよいよ終盤で味わい尽くす作戦が悩ましいこの頃.伏見川に芥と一緒に花が流れていくのをぼんやりみたり,観桜の熱を冷ますために酒を呑む,訳のわからん日々を過ごしている.

唐突だけど,僕はCharles Lloydが案外すきだ.なかなか綺麗な音を出すリズムセクションを編成し,そのうえで気持ちよいブロウを続けるから.そのなかでもスイスのモントルーでのライブMontreux82が僕的ベスト.Michel Petrucciani とPalle Danielsonが奏でる欧州風味のうえのCharles Lloydはとても美味しい味がする.昔のKeith Jarrettと最近のGeri Allenの中間の時期のピアニストがMichel Petrucciani

初期のKeith Jarrettとのもの,最近のECMの連作もいいのだが,Petruccianiを世間に引っ張り出したこのアルバムでは,ECM盤でややスポイルされているCharles Lloydの熱い側面がたっぷり堪能.またPetruccianiのソロも流麗で素敵な過剰感.最初から最後まで楽しむことができる.

Charles Lloydは僕が聴き始めた頃(1979年)には忘れられた人,に近くて,Keith Jarrettがメジャーになる逸話のヒトコマ的扱いだった.実は70年代にも何枚か出していたように思うが,話題にもなっていなかった.だから1982年のモントルーへの登場は当時話題になった記憶がある.小さなピアノの新人Petruccianiとともに.Petruccianiは勿論,滑るようにリリカルな演奏を行っているが,その上のロイドも素晴らしいのだ.

このバンドは翌年のコペンハーゲンでライブ録音を残しているが,特にA面は冷め切っていてつまらない.だから,ほとんど聴いていないし,聴き直してみたが,やっぱりツマラナイ.


A Night in Copenhagen
  1. Lotus land
  2. Lady Day
  3. El Encanto
  4. Third Floor Richard
  5. Night Blooming Jasmine
Charles Lloyd (ts, fl), Michel Petrucciani (p), Palle Danielson (b), Son Ship Theus (ds), Bobby McFerrin(vo)
1983 Copenhagen Jazz Festivalでの録音

Charles LloydとPetruccianiの演奏はまだあって,DVDにもなっている1985年の新生Blue Noteの記念ライブがあります.何といってもベース,ドラムが重量級.そのメンバーとも軽々やっているPetruccianiも素晴らしいし,何よりも Lloydが熱い.その分,モントルーのライブの欧州の香みたいなモノが抜けていて,何か物足りないのだなあ.


One Night with Blue note vol.4 (Blue Note)
  1.The Blesshing
  2.Tone Poem
  3.Lady Day
  4.El Encanto
  5.How Long
Charles Lloyd (ts,fl), Michel Petrucciani (p), Cecil McBee (b), Jack DeJohnette (ds) 1985年のライブ

MontreuxはCD化されていないような気がする.最近同レーベルの復刻が進んでいるので期待したい.CopenhagenとBlue NoteはCD化されたようだが入手難でAmazonでも高価.こんなことなので米Amazonでの試聴もできないのであります.