Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Pat Martino: もうちょっと聴いてみたいという物欲昂進


Joyous Lake :何とまあのFusionタッチなんだけど,案外好きなのです
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(2009年7月12日 記,2010年8月14日 追記)


文章を書くと,脳髄のいずこかに記憶のアドレスが強く打ち込まれるのだろう.Pat Martinoについて書いたり,聴いたりしているうちに,気持ちの奥のほう,きっと物理的な脳のいずこかの化学反応が進み,アクティベーションがあがっ てきたように感じる.気がつくと,amazonと仕事のあいだを行ったり・来たり.(あぶない あぶない)

Pat Martinoについては,細かな楽歴とか知らないのだけど,時代とともに変わる風貌が時代そのもの.70年代末から90年代前半まで脳疾患による記憶喪失でブランクがあり,そこからの立ち直りが有名ではあるけれど.

風貌の変化がきついjazz musicianにChet Bakerがいて,死ぬ直前の映画Let'S Get Lostを渋谷Loft(のあたりだったか)でみたが,美貌の若手からヤクでいかれた皺の老人(それも早すぎる)までの変化はすごかった.

変化のVectorはChetとまるで逆だけど.きっと,Pat Martinoにも脳疾患だけじゃなく,もっと大変な話があるかもしれない.が,僕はしらない.

以下はまだ聴いていない,聴きたいものを選んでみた.物欲昂進中.(風貌にも着目!)


Strings ! (1967, Prestige)
Pat Martine (g), Joe Farllel (ts,fl) Cedar Walton (p), Ben Tucker (b), Walter Perkins (ds), Dave Levin (per), Ray Applenton (per)
こんな感じでstartした20代前半.Joe Farllel とCedar Walton の名前で聴きたくなる.


Joyous Lake (1976 , WB)
Pat Martino (g), Delmar Brown(ele-p & synthe), Mark Leonard(b), Kenwood Dennard(d)
30代前半は,昔のKeith Jarrett と同じアフロ+ヒゲ.もろに70年代.音楽はSugarmegsと同じメンバーなのでWeather report 風Fusion.時代の風に吹かれている.やっぱり,ちゃんとした録音でききたい.(さらに調べると,90年代にも Blue Noteから同じ路線のCDを出しているので,本人も気に入っているようだ)



We will be together again (1976, Muse)
Gil Goldstein (p) とのデュオ,と書いただけで,amazonクリック寸前. Gil Goldsteinはサイドとして,僕の密かなお気に入り.


All Sides Now (1997, Blue Note)
Pat Martino (g)とMike Stern, Tuck Andress, Joe Satriani, Joe Satriani, Michael Hedges, Kevin Eubanks, Charlie Hunter(いずれもg)やCassandra Wilson (vo) ほか bass, ds
復活後の50代前半.メガネが似合う高校教師風の風貌.セッションはギターデュオ中心.ややJim Hallの近年の企画のパクリの気配はあるが,パワーが違うだろう.(Jim Hall は2005年頃にVillage Vanguard でみたけど,もう力が抜けきった感じで仙人のようなプレイだった)

今週は,大阪,秋田,仙台をまわる予定.移動のさなかにも,ずっと聴いている予感あり.

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(2010年8月14日 追記)
それから1年経て,関心の風向きが変わったこともあるのだけど,結局買ったのはFusionタッチのJoyous Lake.案外,面白いですよ.実は続編もあって,Stone Blue(1998)を出している.メンバーは,PAT MARTINO:g,syn , ERIC ALEXANDER:ts , DELMAR BROWN:key , JAMES GENUS:b , KENWOOD DENNARD:ds という訳で,ERIC ALEXANDERにちょっと驚き.