Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

music(本)

ちゃぷちゃぷレコード編:Free Music 1960〜80 Disk Guide Edition (2017) 網羅的なディスク・ガイド

Free Music 1960 80: Disk Guide Edition 作者: Takeo Suetomi,Yoshiaki Kinno,Koji Kawa 出版社/メーカー: Tpaf 発売日: 2017/01/11 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る 前編はフリージャズに関する記事とディスクガイドが半々だったが、…

Lars Muller: Sleeves of Desire (1996) 30年以上前を鳥瞰しているような、不思議な浮遊感とともに

Ecm: Sleeves of Desire : A Cover Story (Edition of Contemporary Music Sleeves of Desire : a Cover Story) 作者: Lars Muller 出版社/メーカー: Princeton Architectural Pr 発売日: 1996/07 メディア: ペーパーバック クリック: 1回 この商品を含むブ…

ちゃぷちゃぷレコード編:Free Music 1960〜80 (2016) 現代音楽とジャズ、そしてFree Music

Free Music 1960 80 作者: Teruto Soejima,Kazue Yokoi,Sabu Toyozumi 出版社/メーカー: Tpaf 発売日: 2016/10/05 メディア: ハードカバー この商品を含むブログを見る 今、好んで聴いている音楽、Free Music。ボクのなかで、あの音の何処に惹かれるのか、そ…

田中啓文: 聴いたら危険! ジャズ入門 (2012, アスキー新書) 音源評サイトを追記

田中啓文さんの音源評サイト(実にコレが面白いし、役に立つ?)をtwitterで保存したが駄目ですね。アーカイヴ的には頼りにならない。探すのに、随分と時間がかかってしまった。ということで、ここにメモを貼っておくことにする。 探すのに、随分時間がかか…

小川隆夫:スリー・ブラインド・マイスコンプリート・ディスクガイド (2017)

ボクがジャズを聴き始めた1970年代のお仕舞い、丁度、TBMの製造・販売が日本フォノグラムから行われるようになり、レコード番号に(P)が入るようになった時期。それを記念(?)した廉価盤シリーズで入手したのが最初。鈴木勲、山本剛、日野皓正のレコードを…

ECMのレコード紹介本(New Albums on Vinyl From Analog Masters, spring 2017)

ECMの新作もレコードで入手しようと決断。音が存外にいいのだ。 12月のはじめに、ECMのサイトで送料無料の特別セールが案内された。 サイトで購入可能な、未入手の盤3枚を注文。年末にようやく届いた。 そのなかにECMの販売中のレコード に関するパンフレッ…

Magazine B - ECM: ブランドとしてのECM

先般、S君に教えてもらったECM本。Magazine Bという韓国で出版されているブランド紹介本の30号。過去、LEGO, SNOW PEAK, NEW BALANCEなどなどが紹介されている。英語で記載されている。英語なので、韓国で出版されているは最初は気がつかなくて、途中から対…

騒恵美子:ジャズ・アット・騒(2011)交叉しなかった人たちと

昨日、ディスク・ユニオンのお茶の水駅前店で、古書を購入。なんとなく気になっていた本だけど、手を出していなかった。ボクがジャズを熱心に聴きていた1979年から数年間、何故か浅川マキと阿部薫のレコードに手が出なかった。なんとなく、イカガワシイ感じ…

柳樂光隆編:MILES : Reimagined 2010年代のマイルス・デイヴィス・ガイド(2016) 年1回の便りかと思ったら

MILES : Reimagined 2010年代のマイルス・デイヴィス・ガイド (シンコー・ミュージックMOOK) 作者: 柳樂光隆 出版社/メーカー: シンコーミュージック 発売日: 2016/06/29 メディア: ムック この商品を含むブログを見る 年1回の便りのように出版されるJazz t…

副島輝人:日本フリージャズ史(2002)、高柳昌行:汎音楽論集(2006) 日本の音の過去、行方

少し、気持ちにフリー・ジャズからimprovised musicの方向へのvectorが射し込まれた。ほぼ30年振り。 ハタチ前後の頃に、ライヴで聴いた奏者達から、点景のように空間に音を散りばめ、そこに非日常的なハレの空間のようなものを構築する様のおもしろさ、を知…

シュート・アロー氏の愛すべきジャズ喫茶本(第二報)とヘイデンとエスクーデのアルバム

仕事で妙高に来ているが雨で施設に缶詰め。山どころか、走ることもできない。やれやれ。 シュート・アロー氏は同世代だけど、ボクよりは少しだけ年下。だから前の二冊の著作は、あのジャズ全盛期というか、ジャズバブルともいえる時代の共有感満点だった。Li…

シュート・アロー氏の愛すべきジャズ喫茶本(第一報)とcowry cofeeのこと

仕事で妙高へ。毎年の恒例行事。バスの中の読書はジャズ喫茶本。 そのなかで都道府県ジャズ喫茶密度(爆笑)ランキングが。石川県は最下位近しの底辺。実際はどうだろうか。いわゆるジャズスポット数としては、現時点で、ボクネン、ヨーク、ラファロ、もっきり…

山本勇樹監修:Quiet Corner (2014, シンコー) 静かなディスクガイド

昨日アップしたラドカ・トネフを聴いていて、そういえば、って思いだしたのはこの本。HMVの無料配布誌を書籍化したもの、だそうだ。昨年11月末、ヴェトナムに出掛ける前に東京で一泊、した時に新刊本で購入したもの。それから放置していたので、改めて眺めて…

WAY OUT WEST:楽しい無料配布誌、金沢にも配布して欲しいなあ

先月、お茶の水のディスクユニオンで11月号を、梅田のタワー・レコードで12月号を頂いて、読んでみた。ネット上では、その存在を知っていたのだけど、なかなか見ることができなかった。 無料配布誌だから、とても軽量級の雑誌なのだけど、ジャズを聴くことへ…

William Claxton: Jazz Scene (2001) 見る銘盤

amazonの古本をみていたら、思いのほか安値で出ていた。カヴァーなし。 ジャズを聴くという行為にまとわりつく、奏者達が生み出すコンテクストへの魅了、も悪くない。音への酔い方を早める力があるからね。他人に語ると、つまらない蘊蓄になるだけどね。 咄…

中平穂積: Jazz Giants 1961-2013 大好きなモダン・ジャズの墓碑銘

1981年の夏、大阪に住んでいたボクは欲しいLPレコードを買いに新宿、お茶の水へ出かけた。今と違い、新譜・旧譜の在庫が豊富なレコード屋に驚いたものだ。今もあまり変わらぬ気持ちで、東京までレコードを買いに行く自分に驚いてしまう。 その時、勿論、紀伊…

1979年の小冊子(2)カイエ1979年8月号

少し記憶に引っかかるトコロがあって、書棚の奥を探してみた。 出てきた。カイエ1979年8月号、キース・ジャレット特集号。油井正一がキースに苦言を呈する記事、なんかがある面白い特集号。 その裏表紙がトリオ・レコードの宣伝。谷川俊太郎のエセーが出て…

Meta-Modern jazz ageのなかでジャズを聴く、ということ:柳樂光隆「Jazz The New Chapter」の感想に代えて

昨日の続き、である。 ボクの結論、のようなものは、未だMeta-Modern jazz ageのなかにあるのだけど、それが音楽の語法としてのジャズが広く拡散し、Classical musicと同じような普遍性を獲得した、ということの意義を言葉にできていない、ということではな…

Modern jazz ageは終焉したが、Meta-Modern jazz ageも終焉したのか

「21世紀のジャズ談義」のなかで気がついたことがある。即興に対する考え方の劇的な変化、じゃなかろうか。村井さんの近著のなかや、「Jazz The New Chapter」のなかでの中山さんの話もそうだし、webに上がっていたインタビュー記事なんかもそう。なんかJazz…

中川ワニ:ジャズブック(2014、あうん堂本舗)cowry coffeeでのひととき

昨日、cowry coffeeでイベントがあった。珈琲焙煎人の中川ワニ氏の珈琲話とジャズ話。あまりヒトが集まるトコロは苦手なのだけど、あのタンノイで、ジャズを紹介してくれるイヴェントがあるというので、珍しくイソイソと出かけた。前半は珈琲の話。最近はタ…

村井康司:ジャズの明日へ―コンテンポラリー・ジャズの歴史(2000、河出書房新社)ジャズの歴史問題

歴史が何故重要か。歴史は物語であり、それを編んだ「時点」での意識(対象が政治であれば政治意識)を体現したものである。だから古事記は日本が歴史時代に突入した時点での政治意識を著した古代史・神代史であることは自明だし、隣国との歴史問題は、「過…

Keith Jarrett: My Song(1978)、中山康樹「キース・ジャレットの頭の中」キースの曲・キースを読む

立て続けに「ジャズ評論本・ディスクガイド本」を買ったので、割と集中して読んで、考えている。これは、その1つ。 中山康樹「キース・ジャレットの頭の中」というタイトルで、この表紙。おおよそ中身が透けて見えるようだった。 表紙は1960年代末のrestora…

ジャズ・ライヴ名盤100選(ジャズ批評2014年1月号) この手の企画に弱いなあ

ジャズ雑誌を読まなくなって30年くらいなる。学校時代は時間があったのだけど、仕事に就いてからは、そんな余裕もなく、店頭買い。あとはディスク・ガイド読み、かなあ。たまにジャズ批評の面白い特集号を読むくらい。この雑誌も季刊から月刊になって薄まっ…

山口克巳:LPレコード再発見(2003,誠文堂新光社)LPレコードに狂うにはワケがある

副題が「円盤に棲む魔物の魅力に迫る」。そう魔物がいるのだ、あの黒い盤の向こうには。だから、LPレコードに狂うにはワケがある。オーディオ・マニア がケーブルに凝ったり、電源ケーブルの何万円も出すこと、と同じ。つまり聴いたときのオトの違い、が気に…

村井 康司: JAZZ100の扉(2013、アルテス) オトを読む、そして同世代の感覚、同世代の嗜好

今日、出張の途中で立ち寄ったディスク・ユニオンで手にした本。SNSでwatchしているなかで、最近出版されたことを聞いて、気になっていた本。バンコクまでのフライトのなかで、読んでしまった。面白かったなあ。

シュート・アロー:東京ジャズメモリー(2012、文芸社)「あの頃の空気」

あれから30年経った。大学生の頃のジャズの賑わいといったら、今からは信じられないものだった。Live under the skyと称する一大ジャズイヴェントがあって、トップに立つジャズ奏者達が呼ばれていた。会場は数万人収容の屋外。今頃の東京でのジャズイヴェ…

栗本斉:アルゼンチン音楽手帳(2013、DU BOOKS)ココロを跳ばすという意味において

ココロを跳ばすという意味において、知らない場所に出かけてみる、あるいは知らない音楽を聴いてみる、は同じようなことのような気がする。毎日同じようなことが繰り返されることに飽いてきたとき、遠くに行きたいと思う気持ちで何かしら音を聴いている。 普…

岡山で買ったとても重い本:ECM catalog(2010)、ピアニストガイド(2006)

よせばいいのに重い本を2冊も買ってしまった。

村上春樹:小澤征爾さんと、音楽について話をする(2011) コトバで音を語りオトで言葉を語る

この本は気紛れから成田で掴んだだけ。それが存外に面白かった。これは半分読んだ感想