Kanazawa Jazz Days

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Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Bill Evans: The Solo Sessions Vol. 1 (1963) 軽い退廃的な空気、の美味しさ

レコードのことが気になると、勢い古いオリジナル盤に眼がいく。実際、薄皮が剥がれたような音を目の当たりにして、何を聴いていたのだろうか、と思うことも多い。とりわけ楽器の放つ音響的な側面に意識が行けば、尚更である。 問題なのは、そのような意識に…

Bill Evans: Conception (1956, 1958, 1962) 1981年当時の未発表テイク、ダニーボーイ

美味しい記事が出るブログを読むのは楽しくも、過剰な物欲が刺激され困る。最近は煩悩に従順な日々を送っているのでなおさら。このアルバムもそう。 かなりマメにエヴァンスのFantasyやMilestoneのre-issueは入手したと思っていたが、漏れていた。このアルバ…

Bill Evans: Trio '65 (1965) VerveのRudy Van Gelder2

ラファロ後のエヴァンスはあまり沢山は聴いていない。それでもチャック・イスラエルとの演奏は決して嫌いでは無くて、エヴァンスのピアニズムを聴く、という観点では歴代ベーシストなかで一番じゃないかと思う。サポート役に徹していて、エヴァンスがゆった…

Bill Evans: Some Other Time (1968) 改めて聴き直す

どうも肯定的には書いていない前回の内容が気になっていた。ゆっくり聴き直したい、と思っているが、時間があまり取れない。 そんなことを思っているうちに気がつくと6月。あまり昂奮せずに平常心でレコードをターン・テーブルにおいてみる。あまり前提条件…

Oliver Nelson: Blues And The Abstract Truth (1961) ジャズが好きなんじゃなくて

出歩いてばかりいて、家をずっと空けていた。 で、帰ってきてからレコードをかけている。ジスモンチ、吉沢元治、高橋悠治/三宅榛名まできて、急に、コレが聴きたくなった。 ふっと思ったことは、ジャズが好きなんじゃなくて、ジャズを聴く自分が好きなんじゃ…

Bill Evans: The complete Village Vanguard Recordings (1961 ) 幾つめの音源だろうか

幾つめの音源だろうか。Waltz for Debby。LPレコ−ドは、昔買ったビクター盤、Milestone2枚組のVillage Vanguard Recordings、亡父のOJC盤もあったような気がする。勿論CDもあって、更にDL販売の高分解能音源(96kHz、24bit)。さらにはモノラル・プレスのLPレ…

Bill Evans(そしてSteely Dan) on Piano Jazz @NPR 旅先での音楽

旅先でEvansを聴きたくなった。ホテルで仕事をしている。ふっと思い出して、NPRのマリアン・マクパートランドの番組を探してみた。 彼女は2013年に95歳で亡くなったが、最期まで番組をやっていたのじゃないかな。ゆっくりとした語り口で、ゲストとまったりと…

Miles Davis - Jazz Tracks, side-B (1958) エヴァンスが入ったマイルスの録音

昨日、お茶の水で買ったレコード。1958年のセッションが納められている当時のプレスと知り、欲しくなっていた。 エヴァンスが入ったマイルスの録音はそんなに多くなくて、Kind of Blueのほかは正式なスタディオ録音はなくて、ニューポートのライヴや死刑台の…

Monica Zetterlund and Bill Evans: Waltz for Debby (1964) あの映画が金沢に

先週末は東京にいて、勿論、レコード買い。購入衝動はピークアウトしたので(本当か?)、気になるレコードをボツボツ購入している。 これは、そのなかの一枚でできれば原盤を入手したいと思っていたけど、かなり高価。まあ日本盤でいいかなあ、と見かけたの…

Bill Evans: I Will Say Goodbye (1977) 34年目の秋

昨日からBill Evansがこの世を去った日だとSNSが告げている。34年目の秋が来た。 だから今日の仕事場の音楽はビル・エヴァンス。当時、全くと言っていいほど話題にならなかった70年代のエヴァンスだけど、なかなか素晴らしい。昨今のジャズを先取りしていた…

Bill Evans: Alone (Again) (1975) 今日は夏休み気分で@Cowry Coffee

先週末から、ふわっと夏休み気分。勿論、仕事はあって、気分だけの夏休みなのだけど。 そんな訳で気分だけでもふわっとしたかったので、仕事の後、久しぶりにK君のCowry Coffeeへ。閉店間際に滑り込んだ。夏枯れで客足も今ひとつ、と云っていたからね。 とこ…

Bill Evans: The 1960 Birdland Sessions (1960) 想像力で聴こえる美音

ボクが最初に買ったこの手の録音は、ローチ・ブラウンのビーハイヴでのライヴだったけど、たまげるほど酷かった。雑音の彼方でチャラチャラ。それから、あまり手を出していなかったのだけど、近年のものはサウンドボードや「マスタテープ」からの流出だった…

Stan Getz & Bill Evans(1964) 強靭なリズムのうえで

エルヴィンの強靭なリズムのうえで、ピアノとテナー・サックスが唄う素晴らしいアルバム。ビル・エヴァンスのLPレコード蒐集のなかで、比較的最近に入手した一枚。唄うように、しなやかな演奏、ときとしてムーディーな音楽に聴こえてしまうのだけど、そう聴…

Incredible piano tone of Bill Evans on Riverside (Jazz会#28)

ビル・エヴァンスが亡くなって33年。51歳でこの世を去ったエヴァンスの初リーダー作は1956年で27歳。僅か24年の時間のなかでアルバム発表をしていたことを改めて認識し、驚いてしまう。短くも儚い。

Kronos Quartet: Music of Bill Evans (1985) 虚空に手向けられた花のような

ビル・エヴァンスの楽歴の初期、Riversideのアルバムをプロデュースしたオリン・キープニューズがエヴァンスに捧げたもの。演奏はライヒとかグラスなどの現代曲の演奏で知られるクロノス・カルテット。弦楽で聴くエヴァンスのピアノ曲が並べられている。ゴメ…

雨上がりの朝に:The Best of Bill Evans(1969頃)

雨があがった月曜日の朝。南から雲が沸き続けていた。 カーテン越しにも雲が流れていた。 窓から光が溢れる部屋に籠もってレコードを聴き続けていたかった。 そのとき聴いていたのはビル・エヴァンスのベスト盤。Verveの幾つかの盤から楽曲が選ばれ、当時の…

Bill Evans, Jim Hall: Undercurrent (1963) 力強い「対話」のあり方

今回のジャケット写真はボクが撮影したもの。何となく再発盤よりも美しいと思える。

Bill Evans: JAZZ625 (1965,BBC) 観るエヴァンスの音

今日もエヴァンス。忙しくて、あまり自宅に居ないのだけど、居るときはエヴァンスを聴いているから仕方がない。 博多に出かけたときに、勿論、レコード屋に出かけた。勿論、LPレコードを何枚か持ち帰ったのだけど、珍しく中古のDVDを2枚買った。1枚は電化…

Bill Evans:Intuition (1974) 未だ解かれず

年度の後半を迎え、のんびりとした気分がトンだ。そんな訳で遅くまで働く日々。 Riversideのモノラル・プレスのレコード盤を揃え,なんとか「LP欲しいの縛り」は解けつつあるのだけど,「Bill Evansの罠」には落ちたまま。脚に縛り付けられた鎖は,未だ解か…

Riverside RecordsでのBill Evans:手元に揃った当時のレコード盤

この数ヶ月の課題(?)であったRiverside RecordsでのBill Evansのアルバム、の最後の1枚も。Sunday at the Village Vanguardが届いた。旅行中に、Waltz for DebbyとExplorationsも入手していたので、なかなか価格面で難しいラファロとのトリオも全てモノ…

Bill Evans Trio on Riverside Records:モノラル盤の蒐集

かなり強度なビル・エヴァンス狂いになってしまった。続く出張の合間に金沢には「洗濯」で戻っている。 そんな僅かな時間もターン・テーブルの上に彼のLPレコードを置いて聴いている。あの音の煌めきはなんだろうか。 「***を聴け」の著者は、「かっこい…

昨日の猟盤(Disc Union Tokyo Jazz)小粒だけど、まあ

昨日は、小粒だけど、まあ、という感じだった。 Bill EvansはFantasy時代の未入手盤2枚。Riverside時代の大物もあったのだけど、高価で手が出なかった。チック・コリアとゲイリー・バートンの2枚は西独盤。Crystal Silenceは日本盤しかなかったので、嬉しい…

Bill Evans: New Jazz Conceptions (1956)とInterplay(1962) Riversideの初めとお仕舞い

先週末に届いたLPレコード。右 Interplay(1962), New Jazz Conceptions(1956) , Riverside時代に発売されたエヴァンスの最初と最後のアルバム。ともに当時のプレスで半世紀以上昔の古レコード。New Jazz Conceptionは二代目のジャケット(イモ・イラストで人…

Bill Evansのアルバム整理

来週、さ来週は長い出張のロード。レコード屋ガイドを持って歩く(つもり)なのだけど、闇雲に沢山欲しい状況は去った。Bill Evans, Miles Davis, Eric DolphyそしてECM, TBMあたりをキーワードに、という感じ。 特にBill Evansについては、 - Riverside期の…

Bill Evans: We Will Meet Again(1979) トリオじゃなくても

今週、届いたビル・エヴァンスのLPレコードのなかの1枚。複数枚、あるいということです。一時の勢いは抑えて、今はビル・エヴァンスとかエリック・ドルフィーのオリジナル(に近い)LPレコードを求めている。 「**を聴け」の御大も指摘していたが、ビル・…

Riverside時代のBill Evans

あちこちから古い知己が訪ねてきている。そんな一月あまりを過ごしている。酒も随分と呑んだし、山にでかける以外は引き籠もったような日常が嘘みたいに、夜も出歩いた。そして、夜中に自室に戻ったとき、毎日毎日、Riverside時代のBill Evansを聴いている。…

Bill Evans: Portrait in jazz (1959) ボクには分からない

先週末に届いたBill Evans "Portrait in Jazz"モノラル盤(右上)、60年代初期の再発ステレオ盤(所謂オルフェイム盤、左上)、1980年頃に買った日本プレス(下)を聴きくらべた。 モノラル盤の音圧の強さ、中音域の密度の濃さ、には驚く。ただ破綻寸前まで詰ま…

Bill Evans: Moon beams (1962) 何とも気持ちよき夜半に聴くエヴァンス

春頃から、仕事と山以外は案外自室に閉じこもっている。気持が内向きのようなので、自分から出かけて行って遊ぶことも少なくなっている。仕事や誘われたときだけ。その分、走ったり、山に行ったりすることに気持がいっているのだけど。昨日は梅雨が明ける前…

Bill Evans: How My Heart Sings (1962) 今更ながらのエヴァンス狂い

今更ながらのエヴァンス狂い。 LPレコード蒐集の過程で、Riversideの美音を知った。ならばビル・エヴァンスじゃないか、ってことで気になりはじめた。貧乏性なので気がついたらオリジナルのモノラル盤は1枚だけで、あとは意図した訳ではないのだけど、River…

Bill Evans: Everybody Digs Bill Evans (1958) ピアノの音の輝き

そろそろ旧いレコード盤を買い集めることを止めている。気になるレーベルのものを幾つかピックアップできたので、それを何回も聴いている。その後の再発盤よりも音が綺麗なものもあれば、同じようなものもあって、とても面白い。ピアノの音の輝きを聴きたい…

Bill Evans: Waltz for Debby (1961) ああ溜息

今夜、Waltz for Debby、何枚目だろうか、が届いた。1960年代のプレス。オリジナル盤ではなくて、Riversideの経営がオリン・キープニューズから変わった後の再発盤。レーベルがオリジナルとは異なる。最近知った記事で、このオルフェイス盤が美音だと知って…

Bill Evans: At the Montreux Jazz Festival(1968) 暖かい雨の朝を軽い読書で

走ろうと思って早く寝た。だけど起きたら雨。とても暖かくて気持ちが良い。こんな朝だったら雨でもいいな、って思った。 仕方がないから、薄暗い時間からレコード聴きながら読書。何ともいえない満ち足りた感覚がある。レコードは亡父の箱からみつけたビル・…

Bill Evans: Alone Again (1975) 盤面に針を下ろしてから

9月に入って、雲が流れる秋空を眺めていることが多い。真っ青な晴天のつまらないこと。だから夏が終わると涼しくなり、そして雲が流れるようになる。冷たい風に乗って、虫の音が聴こえる。そんな夜はいつまでもぼんやりしていたい。 父が鬼籍に入ってから1…

Bill Evans: Affinity (1978) 緩い気楽な一枚だけど

職場では、心休まるような音楽を聴きたいと思ってしまった。Bill EvansのAffinity (1978)は、ボクにとって、心休まる緩い気楽な一枚。

Bill Evans: Waltz for Debby (1961) 高分解能音源で聴いてみると

60年代初頭のRiversideの名盤、ビル・エヴァンスのWaltz for Debbyをダウンロードした。Village Vanguardでのライヴで、録音が良い印象はない。メンバーは、かのスコット・ラファロのベース。交通事故死したスコット・ラファロ生前の最後の演奏 で名高い。そ…

Bill Evans: You Must Believe in Spring (1977) 改めて聞き惚れる・タマにはジャズも

ジャ ズも勿論、聴いていない訳ではなくて、ちゃんと聴いています。クラシックの濫入で脳内快感センサーが変わってしまったので、結構聴き直しているのだ。そん な中で面白いのは、Bill EvansやKeith Jarrettは若い頃の演奏でなくて、加齢してからの演奏が気…

The Tony Bennett-Bill Evans Album (1975):寒い朝に桜をみて

Tony Bennettのビートを効かせない唄や甘めの声がBill Evansのピアノとの調和がいいのか,Bill Evans伴奏のTony Bennettアルバムになっていない.Evansの楽曲のムードを保って,その一見(いや一聴)甘い部分を,Tony Bennettの甘い唄い声でゆっくりゆっくり…

The Bill Evans Album(1971):青月夜に電気ピアノのEvansを

The Bill Evans Album (1971,Columbia). Bill Evans (p, el-p) Eddie Gomez (b) Marty Morell (d) 1971年録音 Columbia 今夜の金沢は月明かりが煌々としていて,いよいよBlue Moonだな,って3月2回目の満月を迎える気持ちが強くなっている.金沢の大気は…