Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

jazz: 日本

ショローCLUB: from 1959 (2016) 初老、なのか?

1959年生まれの3人、によるセッション。同世代なんだなあ。 前から気になっていたアルバム。昨日、友人達と寿司屋で呑んでいたのだけど、還暦前のボクが「初老」を使ったら遮られ、「老人」と云われてしまった。コトバの本来的な定義からすると正しいのだけ…

大口純一郎トリオ@もっきりや、それと少しだけあの話

10月15日の夜、もっきりやでのライヴ。昨年に続き、大口純一郎(p)、米木康志(b)、 本田珠也(ds)のメンバー。行かない訳にはいかない。濃密なジャズ空間に浸ることができる。 先月に続く米木康志、 本田珠也。ビートを叩き出す、その強度の強さには、毎度…

山下洋輔:Chiasma (1975) 西独盤を入手してみた

山下洋輔の1975年のライヴ。ベルリンだったかな。最初から最後まで熱狂するドイツ人のなかで、汗飛び散らし脈動する音楽。

内田修ジャズコレクション 人物VOL.2 宮沢昭 (1976-1987) 佐藤允彦のピアノ

8月に岡崎を訪ねたときに購入したCD。個人のアンソロジーは、宮沢昭と高柳昌行。佐藤允彦の監修、ということもあって、official bootleg的な匂いは全くなく、素晴らしいアルバムに仕上がっている。年代、録音のバラツキによる不統一感は仕方が無いが、そん…

橋本一子, 藤本敦夫: Colored Music (1981) レコードは生きている

信じられないことだけど、このColored Musicのレコード盤が入手難。タマ数が少ないのか、Discogsでも驚愕の価格。やっと、それよりは随分安価だけど、ブルーノートのオリジナル、モノ盤と同等価格で入手した。(我慢できなかった) で、早速聴くと、音が冴え…

高田みどり, 佐藤允彦: Lunar Cruise (1990) バブル絶頂の頃

思い起こすと、バブル絶頂の頃のアルバムじゃないか。その少し前に、近藤等則IMAのライヴを六本木ピットインで見た記憶があって、その数年前におもちゃのトランペットを持って、学祭会場のホールで寝っ転がっていた頃からの様変わり、に驚いたものだ。ジャズ…

渡辺貞夫: Jazz & Bossa (1966) やはりタクト盤は。。

富樫雅彦と菊池雅章が揃って入っているレコード、ということで1960年代の渡辺貞夫に手を出し始めた。 今回入手したレコードはタクト盤で、オリジナル。とても豪華で複雑な造りが災いして、ジャケットが崩壊しつつある。 これは、A面が渡辺貞夫、菊池雅章、富…

富樫雅彦, 高柳昌行: Pulsation (1983) レコードを入手した

昨日届いたCD。これの他、数枚、レコード入手の長期戦を決め、CDを入手した。最近の再発CDは音が良く、高価なレコードに固執することもなかろう、という判断。キング・レコードのPaddle Wheel盤のディスク・ユニオン(DIW)からの再発、TBMの再発はそのような…

渋谷毅, 松本治: 帰る方法3 (2007) 3って何だろう

渋谷毅のアルバムは、何となくガツガツ集めるものではない、という感覚があって、店とかオークションで、目の前にふっと出てきた時に手にするようにしている。理由はないけど、何となく分かるでしょ? これも、そんな感じでふっと入手。 で、仕事場でかけて…

Charlie Mariano&渡辺貞夫 (1967) とうとう手を出した (晩年に通じる菊地雅章のピアノ)

とうとう手を出した。 菊地雅章や富樫雅彦を聴いていると、当たり前のことだけど、故人なので音源には限りがある。ともに1970年代初頭の音源(銀界、ポエジー他)を聴いて強く惹き込まれた。そうすると、どうしても意識は1960年代の音源に向かう。宮沢昭の「…

原田依幸, Tristan Honsinger: Margin (2006) 粒状に音が立ち

間違いなく、ボクの好みの中心、の音だ。原田のピアノは粒状に音が立ち、スピードをあげても濁らない。そしてホンジンガーのチェロと作用・反作用を繰り返しながら、様々な速さの音を溢れさせる。そして音の速さの変曲点のようなところで、音が弾けて、美し…

本田珠也: Second Country(2017) これぞジャズの熱気、のようなもの

ディスクユニオンのサイトで見かけて、通販で購入したレコード。2年くらい前に、もっきりやで聴いたケイ赤城トリオで本田珠也をはじめて聴いて、気になっていた。 ライナーノートが本人の文章で、様々なジャンルとの交わりで希釈化した部分もある昨今のジャ…

内田修ジャズコレクション 人物VOL.1 高柳昌行(1981-91) ジャズ奏者「高柳昌行」の全貌を集めた素晴らしいCD

今回の岡崎訪問で入手したなかで、やはり白眉は高柳昌行のアンソロジー。さすがにオープンリールでの録音、多分、オンボード(だよね)だけあって、音が良い。正式な録音が少ない彼のアルバムへの、ある種の飢餓感を十分埋めるのだ。 TBMで高柳昌行を何枚か…

岡崎・内田修ジャズコレクション展示室(3) 物販(CD、図版)

数ヶ月前から、オークションに出品された高柳昌行のアルバムから、岡崎市が内田修氏のプライヴェート録音をCD化していることを知った。オフィシャル・ブートレグとも云える内容: コレクションCD|内田修ジャズコレクション [Osamu Uchida Jazz Collection]…

岡崎・内田修ジャズコレクション展示室(2) プライヴェート録音

内田修ジャズコレクションの宝は、何といっても膨大なプライヴェート録音のテープではなかろうか。既にその目録は出来ていて、2016年の目録作成時点で150弱のセッションがリストアップされている。1962年8月26日(ジャズ・セミナー第3回発表会)から1997年9…

岡崎・内田修ジャズコレクション展示室(1)  展示物編

昨日は名古屋から豊田市へまわり、豊田駅前で宿泊。良い機会なので、岡崎市の図書館に設けられている常設の内田修ジャズコレクション展示室を訪問した。 ボクが内田修の名前を知ったのは、18の頃。SJ誌を熱心に読んでいると、年に何回も名前が出てくる。岡崎…

高柳昌行, 阿部薫: 解体的交感 (1970) ディスクユニオンの復刻レコード盤

まず結論から。かなり復刻盤としては高価であり、購入に躊躇したが、塙監修、を信じて良かったと思う。CDと聴き比べたが、ギターの音の解像度が上がっていて、音の粒度、のようなものが、かなり細かく聴こえる。そして、確かに過剰な音群なのだけど、そこに…

井上敬三: Boys Be Ambitious! (1984) 美しく・強く管が鳴る

30年以上前に買ったレコードを聴いてみる。当時、老年でのデビューと騒がれた(今のボクと同年代だ!)井上敬三の面白味は、管の音、響きの美しさだと、改めて思った。このアルバムは渡辺香津美のプロデュースで、当時の彼の色が強く出ている。そのようなプ…

富樫雅彦: Rings(1975) 打楽器の響きの美しさ

ゆっくりと富樫雅彦のレコードを集めている。実は、このアルバムの存在は長く知らなかった。打楽器のソロ、としては後年のFaces of percussionsが最初、と思っていた。1970年代末、コロンビアとかビクターの日本盤は店頭で見かけたら購入していたから。だか…

藤掛正隆, 早川岳晴, 山本精一: 弱虫/from Gakeppuchi Session(2008) お盆の朝からこんなの聴くなんて

お盆の朝からこんなの聴くなんて、どうかしているように思えるが、予想通り良い。藤掛正隆の直球のビートをとても気に入って、続けて聴いている。ベースが早川岳晴なんで、期待しないほうが無理。 1980年頃のオーネット一派、ウルマー、タクマ、シャノン・ジ…

Misha Mengelberg, 豊住芳三郎: 逍遥遊 (1994) 距離の伸縮

最近、このアルバムの存在を知って、入手。ミシャがこの世から去って、遅すぎる個人的なブーム。 ピアノとドラムとのデュオというと、真っ先にハンとのデュオを想起する訳なのだけど、その違いが面白いアルバム。 ICPの2人はとてもリラックスした雰囲気のな…

山中千尋: Monk Studies (2017) 一曲目が一番美味しい

時々はアルバムを買っていて(最初の澤野のアルバムから)、ポツポツ聴いている。 近作での電気楽器を入れた作りが、軽めではあるが好み。 という訳で、更にその路線を進めつつ、モンクを取り上げるとのことで、手を出した。 早速聴くと、一曲目でFlying Lot…

寺下誠: The Great Harvest (1978) 美味しいディスクユニオンの再発シリーズ

寺下誠の名前はグロスマンの凄まじいライヴ、で知った。グロスマンも凄いのだけど、ピアノも凄い。マッコイのドライヴ感そのもので走り抜ける。 それから気になっている奏者。リーダ・アルバムが出ていると知った。レコードが出てくるのをじっと待っていたが…

The Space Baa: spaced out(2016) 気持ち良し

ここ1年くらいで、面白いなって思ったグループはrabbitooなのだけど、space baaも実に面白い。twitterで知って、試聴したのだけど、一発で気に入った。これ、当面のヘヴィ・ローテーション決まり。 初めて知った辰巳”小五郎”光英がトランペット他、渋サの不…

加藤崇之, 藤掛正隆: ten-shi(2014) たのしい

こういった音楽の面白さ、をコトバにすることができないのだけど、いや、コトバにした瞬間に混沌とした音の塊の面白さが変質してしまうような、そんな気もする。 灰野敬二のアルバムが面白かったので、さらに。 ボクのなかで強く惹かれているのは藤掛正隆。…

宮沢昭: Bull trout/いわな (1969) レコード盤を入手

CDが届いた後、出物があって「いわな」のレコード盤を入手。ディスクユニオンによる再発シリーズの音にかなり満足したので、迷いはあったが。 1980年の再発レコードのプロモ盤。だからオリジナルではない。まあ、このあたりのレコードは再発であっても、まあ…

渋谷毅オーケストラ: 酔った猫が低い塀を高い塀と間違えて歩いているの図(1993) 曲の幅や自在さ

渋谷毅を聴きだしたのは、蝶々在中から。浅川マキファンだったEちゃんにCDをもらってから。6年になる。爾来、ゆるりとCDやレコードを求めている。血道をあげて蒐集する感じは似合わないしね。これは昨日届いたCD。 金沢のもっきりやで聴いたときにも感じた…

富樫雅彦: Passing In The Silence (1993) 何もない世界の縁が直ぐそこに迫るような

富樫雅彦のソロ。この作品のおよそ10年前のThe face of percussionに続く作品。 富樫雅彦のアルバムは無理せずゆっくり集めていて、先日、安値で入手した。 ソロでの富樫は、ビートやドライヴ、グルーヴといったジャズに対する遠心力を最大限働かせているよ…

田中鮎美, Johan Lindvall, Christian Wallumrød: 3 pianos (2016) レコードで聴く

Nakama recordsに注文していたレコードが届いた。注文は半年以上前だったのだけど、本作の仕上がりが満足しなかった、とクリスチャンから連絡があり、それから随分かかった。クリスチャンはお詫び、に新しい1枚を足してくれた。 届いたレコードを聴いて、レ…

高瀬アキ, Silke Eberhard: Ornette Coleman Anthology (2006) 実に楽しいオーネット・コールマン・アンソロジー

昨日は高橋アキで、今日は高瀬アキ。ややこしい。どちらも好きなピアニスト。時々、ディスクユニオンのジャズ・コーナーで高橋アキを救出することがあるので、ボクだけややこしい、訳ではなさそうだけど。 それはともかく、このオーネット・コールマン・アン…