Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

jazz (reeds, fl)

Harold Land: A New Shade Of Blue (1971) ハロルド・ランドって

最近、再発でレコードが出るようなので、spotifyで聴いてみると面白い。rare groove枠(よう分からん)で再発されるような感じだけど、こんなアルバムに陽が当たるのはいいことだ。再発を買わなくても、メインストリーム盤も普通価格(だから再発より安い)…

山口真文: Leeward(1978) Record Store Dayで釣られたが

昨年、このように書いたが、Record Store Dayで釣られてしまった。 サックスの音色が良く、またそれを実に美しくCDに載せ替えている。レコードが欲しい感覚が出てこない。このシリーズは実にいい。 山口真文: Leeward(1978) 滋味に溢れている - Kanazawa Jaz…

Eric Dolphy: The Uppsala Concert Vol. 1 (1961) 欧州での吹き込み

基本的にはBoot(や、それに近い)モノや、全編収録のcompleteモノはあまり手を出していない。切られたテープ、あるいはトラックはソレナリのものが多く、冗長だ。レゾナンスのアルバムにもソレを感じる。 マイルスの未発表モノも大概はそうで、買っただけ、…

Steve Grossman, Jean-François Jenny Clark: New Moon (1978) 熱さ、が全くないのだけど

3月に御茶ノ水で買ったレコードをようやく聴いている。 あまり見かけない仏盤。owlやDreyfus Jazzのグロスマンは良く聴いて好みだったから期待。 creditはグロスマンとクラークのデュオなのだけど、多重録音でサックスの二重奏やら、グロスマンのピアノ(コ…

Sam Rivers, Dave Holland, Barry Altschul: Reunion: Live In New York(2007) サークルや鳩首会議から

先日、サム・リヴァースを久々に聴いて、いいな、と思った。濃密なジャズで、それを少し抽象化したようなフリージャズの味付け、のような感じが格好いい、のだ。 昔聴いた、ECMでのリヴァースは、ジョージ・ルイスの浮遊トロンボーンと強い残響の中で吹いて…

Charles Lloyd: Live... 1966 (1966) 昨日に続くHi Hat盤、面白すぎる

昨日に続いてHI HATのBoot: これまた録音が良く、手慣れたイコライズの賜か。Bootの哀しさは一切なしのアルバム。内容的にもライヴの良さ全開。キース・ジャレットのピアノをはじめ、マクビーもデジョネットも明瞭。それが嬉しい。だから長尺のソロも楽しめ…

Sam Rivers: Paragon (1977) デイヴ・ホランドとバリー・アルトシュルとのトリオ

デイヴ・ホランドとバリー・アルトシュルの組み合わせは大好き。あまり粘りのない、熱気を感じさせない、でも濃厚なビート空間を作るから、と云ったらいいのか。 コリアのA.R.C.が好きだったのだけど、実は、この二人が要だったのでは、とも思っているし、だ…

Jon Irabagon: Behind The Sky (2014) これ,いいアルバムだなあ

イラバゴンは聴いたことがなくて,変なバンド名(Killingなんて物騒な)とか変なジャケット(名盤パロディ)もあって,変な奏者に違いない思い込みがあった,というか,そうじゃないの? 実は昨年のニューヨーク滞在時にライヴがあって,凄く気になったのだ…

Sonny Rollins: The Bridge (1962) 夜明けにはロリンズの橋を

夜明けにはロリンズの橋を聴いていた。と、いうのは面白いtweetが流れてきたから: 9,980 supporters have signed, only 20 to goRename the Williamsburg Bridge as the Sonny Rollins Williamsburg Bridge - Sign the Petition! https://t.co/H2yFb5jwqp v…

Anthony Braxton: Five Pieces 1975 (1975) ブラックストンの管の音

ブラックストンの膨大な作品は勿論、殆ど聴けていない。だから彼のことは何も知らない。だけど1972年のコリア抜きのサークル=ブラックストン・トリオで聴くことができる音は大好きだ。音を解体しながら、舞う一つ一つの音の切片がビートを形作り、それが怒…

Wayne Shorter: Atlantis (1985)  ウェザー・リポートの後

1980年当時、人気絶頂だったウェザー・リポートをよく聴いていた。しかし、それも8:30あたりまでで、Black Marketあたりが頂点だと思った。ジャコ・パストリアスが嫌いだった、ということではなくて、ウェイン・ショーターの存在感のようなものが、アルバム…

Wayne Shorter: Introducing Wayne Shorter (1959) 薄味のアルバム

ジャズを聴きはじめた40年前、気に入った奏者は何人か居たのだが、その一人がウェイン・ショーター。ミルトン・ナシメントとのNative Dancerにやられた、のだ、 勿論、ミルトンから拓けたMPBへの路が素晴らしいものであった訳だけど、同時にショーターのソプ…

(ECM 2613) David Torn, Tim Berne, Ches Smith: Sun Of Goldfinger (2015, 2018) 冷たい昂奮

先日に続き、トーンのアルバム: 前作であるOnly skyの音世界に、バーン、スミスも溶け込んでいる。いや、溶けてはなくて、様々な方角に鋭い切っ先を向けているような感じ。予定調和的な次元ではないのだけど、上位層で構造化(作曲行為)がしっかりされてい…

Pharoah Sanders: Thembi (1970, 71) それでいいのだ

ボブ・シールのプロデュースでもヴァン・ゲルダーの録音でもないアルバム。だから70年代の空気を一杯吸い込んだようなインパルス盤。昨日、名古屋で求めた盤だけどアタリ。スカっと抜ける音が1970年代の米盤らしく気持ちよい。 creditをみてギョッとするのは…

Ran Blake, Anthony Braxton: A Memory Of Vienna (1988) このようなデュオが好きな時代が長かったが

このようなデュオが好きな時代が長かった。そうリー・コニッツとペトルチアーニとか、ギル・エヴァンスとスティ−ヴ・レイシー(あるいはリー・コニッツ)のデュオを咄嗟に思い出す。その頃から、随分経つような気がする。最近は、あまり聴いていないように思…

清水靖晃: Dementos(1988) 「ゴージャス感」が増感

昨日届いたLPレコード。最近のレコード再発の多さに目を剥いている。そんなに手を出せない。この頃の清水靖晃は大好物なので、「躊躇しながらも注文」。 今朝、聴いてみたが実に良い。元来、多くの楽器を配した実にゴージャスな音の造りになっているのだけど…

Kahil El'Zabar, David Murray: Golden Sea (1989) special editionでタマげたときのマレイと同じマレイ

今週届いたレコード。カーリ・エルザバールは少しずつ、目についたら入手。こんな感じが良い。これは1989年、レコードがまさに終わろうとしている頃のレコード。実に音が良く、キレの良い打楽器の音が実に良い。全般的にエルザバールはゴングのような楽器で…

Gato Barbieri: Bolivia (1973)  透明度ゼロの音の濁りが

暮れから新年は、ECM new seriesばかり聴いたから、反動の一枚。 近所のバーで呑みながらブルースを聴いていると、これはアメリカの演歌なんだよな、って酔いながら思うのだけど、演歌っぽいジャズというと、まずはバルビエリのテナーを思い出す。彼のフリー…

吉田隆一: blacksheep (2008) バリトンサックスとトロンボーン

最悪の組み合わせ、じゃないか。ボクが苦手の楽器、バリトン・サックスとトロンボーンの組み合わせ。 多分、これが発売された頃だと、そう思ったと思う。いや未だに、これらの楽器を聴くのは苦手感はある。 しかし吉田隆一と新垣隆のN/Yを聴いて、その感覚が…

Booker Little: Out Front (1961) ドルフィー目当てで入手したが

これもDU大阪で購入した安レコード。 加齢で耳が弱っている事実があって、日本盤の角の取れた音(シャキっとしない)であっても、以前ほどは気にならなくなっている。良いことなのか、どうだか。 ドルフィーが入っているレコードをゆっくり集めている。何れ…

林栄一、斎藤徹、小山彰太: 往来トリオLive 雲は行く(2000) 強く惹かれている

黙々とボンバ・レコードから届いた21枚のCDを聴いている。 #はてなブログ日本のジャズのセール(ボンバ・レコード) - Kanazawa Jazz Dayshttps://t.co/qhFTAM38Wj— kanazawa jazz days (@kanazawa_jazz) 2018年12月5日 #はてなブログ日本のジャズのセール(…

松風鉱一: Lindenbaum Session(2008) 伝統的なジャズの感じだよね、という印象を与えながら、何処か

ボンバの日本のジャズシリーズ(3枚目): これも良いアルバム。音が良い。親密な音空間が、やや湿潤な感じで納められている。音が柔らかい。このあたりも日本のジャズかも、と思わせる。いつだったか、山下洋輔トリオのENJA盤を聴いたとき、音のパキパキ感…

立花秀輝: Unlimited Standard(2011) 日本のジャズの良さ、を十分感じるのは何故だろう

先日のボンバ・ジャズのwebセールスで入手した盤: 先日聴いたアルバムが良かったことと、板橋文夫, 池田芳夫, 小山彰太という1980年のジャズファンである大学生(ボクのこと)が嬉しく仰天するような、リズムセクションで即クリック決定。結局、この時点で1…

Steve Lacy: Reflections (1958) レイシーのモンク集

今に至っても、モンク集のアルバムは出続けている。1959年発売のこのアルバムはその走り、か? レイシーとモンクは共演歴はあるが、残されたアルバムは僅か。このアルバムはモンクとの共演前に吹き込まれた。 レイシーの初期のアルバムでモンク集。特にフリ…

Gunter Hampel: Heartplants(1965) 1960年代の欧州ジャズ

先日、四谷の喫茶茶会記で聴いて、すぐ入手したレコード。店の雰囲気とややセピア色の音色が不思議に溶け込んで、実に良かった。帰宅後、すぐ入手。 同日のCAFE INCUSと月光茶房で1960年代のRolf Kuhnを聴いて痺れたりで、1960年代の欧州ジャズの魅力を知り…

Evan Parker, William Parker, 土取 利行: The flow of spirit - Live concert Tokyo (2015) それ以上のコトバを必要としない

素晴らしい。それ以上のコトバを必要としない。タイトルのとおりThe flow of spirit が眼前に広がる。 ホモサピエンスの出アフリカの頃、5万年くらい前だろうか。ウィリアム・パーカーの祖先と分かれた残り2人の祖先はシナイ半島の北部へ向かった。そして…

John Surman: Morning Glory (1973) 荒削りな感じ、は美味しい

米盤であり、一部がカットされているので安価。音質的には米盤っぽいが、まあ満足かな。 サーマンというと、入り口がECMでのクローグやデジョネットとのデュオ。なんか重苦しい雲の空、そう今日の北陸をもっと暗くしたような印象。このアルバムでも、雲無き…

新宿・ピットイン: 一噌幸弘セシル・テイラー追悼セッション

早稲田での仕事が早々に終わったあと、ハッとした。ライヴに行けるじゃないか。 調べてみると新宿で原田依幸と石渡明廣が出るじゃないか、と小躍りして向かった。 原田さんは40年くらい前のドイツでのライヴ、梅津さんとのデュオをFM放送で聴いて刮目。ピア…

Mizuki Miura: Cyclical (2018) 音の純度

音の純度、が高いアルバム。音が音である以上に、音であることを感じさせる、というか。管の共鳴音のようなものが、幾重にも折り重なっている。そして、その音の重なりのなかで、ミニマル的な繰り返しが為されていく。とにかく綺麗でリアルな音を重ねながら…

ハンニバル・マーヴィン・ピーターソンとビリー・ハーパー

40年前、明らかに米国よりも欧州・日本でスポットライトを浴びた奏者達が居た。フリー・ジャズと主流派の中間より、ややフリー寄りという立ち位置だったかな。ハンニバル・マーヴィン・ピーターソンとビリー・ハーパー。ENJAやBlack Saintなどの欧州盤に加え…