Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

jazz (ds)

富樫雅彦: Rings(1975) 打楽器の響きの美しさ

ゆっくりと富樫雅彦のレコードを集めている。実は、このアルバムの存在は長く知らなかった。打楽器のソロ、としては後年のFaces of percussionsが最初、と思っていた。1970年代末、コロンビアとかビクターの日本盤は店頭で見かけたら購入していたから。だか…

藤掛正隆, 早川岳晴, 山本精一: 弱虫/from Gakeppuchi Session(2008) お盆の朝からこんなの聴くなんて

お盆の朝からこんなの聴くなんて、どうかしているように思えるが、予想通り良い。藤掛正隆の直球のビートをとても気に入って、続けて聴いている。ベースが早川岳晴なんで、期待しないほうが無理。 1980年頃のオーネット一派、ウルマー、タクマ、シャノン・ジ…

Misha Mengelberg, 豊住芳三郎: 逍遥遊 (1994) 距離の伸縮

最近、このアルバムの存在を知って、入手。ミシャがこの世から去って、遅すぎる個人的なブーム。 ピアノとドラムとのデュオというと、真っ先にハンとのデュオを想起する訳なのだけど、その違いが面白いアルバム。 ICPの2人はとてもリラックスした雰囲気のな…

Tyshawn Sorey: Verisimilitude (2017) 確かにECMの先に広がる風景を見ているようだ

静寂のなかにある。そしてゆっくりと揺らぐ音の様相は、思いの外複雑で、音全体の骨格のようなものを見せない。といって、遠心力を孕んだ音ではなく、音の粒ひとつひとつがブラウン運動のような不規則と思わせるような動きをみせながら、漂う音の翳のような…

加藤崇之, 藤掛正隆: ten-shi(2014) たのしい

こういった音楽の面白さ、をコトバにすることができないのだけど、いや、コトバにした瞬間に混沌とした音の塊の面白さが変質してしまうような、そんな気もする。 灰野敬二のアルバムが面白かったので、さらに。 ボクのなかで強く惹かれているのは藤掛正隆。…

富樫雅彦: Passing In The Silence (1993) 何もない世界の縁が直ぐそこに迫るような

富樫雅彦のソロ。この作品のおよそ10年前のThe face of percussionに続く作品。 富樫雅彦のアルバムは無理せずゆっくり集めていて、先日、安値で入手した。 ソロでの富樫は、ビートやドライヴ、グルーヴといったジャズに対する遠心力を最大限働かせているよ…

Akmee: Neptun (2016) ピアノとドラムが現代的な匂い、を流し込むような瞬間

田中鮎美のレコードと一緒に届いた。クリスチャンからのギフト。 メタ・フリーミュージック的な、現代音楽との融解した境界線を狙うが如きNakama recordsの作品のなかで、異色なほどジャズ的。これが実に美味しい。先日、ジェイソン・モランのアルバムで書い…

Nana Vasconcelos, Antonello Salis: Lester (1985) イタリアの奏者とブラジルの奏者の相性

ブラジルのヴァスコンセロスとイタリアのサリス(知らない奏者)のデュオ。 期待は淡い狂気、のようなものが醸し出す空間の歪み。 見事に、そんな空気を作っている。昔のイタリア映画の翳り、のような味が美味しい。はっと気がついたのは、イタリアの奏者と…

Misha Mengelberg, Han Bennink: Einepartietischtennis (1974) ライヴにより近い、奏者達との時間の共有感覚

レコードを入手した。予想以上に楽しい。ミシャとベニンクが作る音場のなかに放りこまれる。確かに、ベニンクは床を叩いたり、鋏をシャカシャカやっている。それを楽しむ観客の吐息を感じる。 弾けるようなタイム感覚、それが彼らの魅力。音の微係数がより明…

Francisco Mora Catlett: World trade music (1999) 「ちょっと古くさい」作曲の良さ

適当にかき集めたクレイグ・ティボーンが入ったアルバムの一つ。 1999年のフランシスコ・モラ・カトレットのアルバム。このドラマーは初めて聴く。調べるとサン・ラ・アーケストラの人、だそうだ。やや軽い感じのドラマーで、悪くはないが印象は薄いかなあ。…

Max Roach and Cecil Taylor: Historic Concerts (1979) マッチョな二人

(Twitterのセシル・テイラー呟きを聴いて、つい聴いてしまった) このアルバムの販売がアナウンスされたとき、驚いたものだ。バップ初期からの偉大なドラマー(そして過去の人、の印象も)と、フリー・ジャズの大御所との共演。噛み合わせがあるのか、と。…

Chico Hamilton Quintet In Hi-Fi (1954-56) ジム・ホールに意識を向けると

ゆるゆるとドルフィーのレコードを集めている。所謂名盤はそこそこ集めたので、チコ・ハミルトン時代が気になっている。というわけでレコード棚を覗くと、あまり出ているようでもない。代わりにバディ・コレットが入っているオリジナルか初期のプレスが「安…

富樫雅彦、高木元輝:アイソレーション(1969) 「残念」だったのは

何とかレコードを入手した。富樫雅彦の四股が自在なときのアルバムを、しかるべき音圧で聴きたかった、のだ。 実は後年の演奏との違いはあまり感じなかった。勿論、バスドラムが鳴ったり、自由な四股から発せられる音は後年と同じじゃない。しかし、これを聴…

高橋知己, Elvin Jones : Another Soil (1980) あの時代

何とも凄い時代。音楽産業がバブルの時代。ジャズ奏者のアルバムがメジャーから溢れるように出て、しかも海外の有名奏者も加わる。1980年。ボクがジャズを聴きはじめた頃はそんな時代。ジャズ・フェスティバルは全国に乱立し、何処も数千人の入場者。だから…

William Parker & Hamid Drake: Summer Snow Volume 2 (2006) 自由に音を楽しむ

昼休みの音楽。田中啓文さんの本で知った2人。ばっちり好み。アフリカ回帰の素朴なライヴ。自由に音を楽しむ、それがFree musicだよね、という内容。apple musicで楽しめるのがうれしい。

阿部薫, 豊住芳三郎:Overhang-Party (1978) 音の美しさを

ディスクユニオンで見かけて、小躍りして購入したレコード。これで(本当の幻的レア盤である)解体的交換以外の レコードが揃った、と思った。実は、これは誤解で同名のOverhang party (QBICO)の名前で出たアルバムは騒でのライヴで、別の演奏のようだ、やれ…

Art Blakey & The Jazz Messengers: Anthenagin (1973) ウッディ・ショウの魅力

これもディスクユニオン大阪(二日目)の買い物。 アート・ブレイキーはあんまり好みでもなくて、例外的にメッセンジャーズ結成前のバードランドをタマに聴くくらい。これも、ホレス・シルバーのピアノの躍動感、クリフォード・ブラウンのトランペットの端正…

Organic Grooves: Black Cherry (2002) ウィリアム・パーカーとハミッド・ドレークをサンプリング

昨日のアルバムをapple musicで聴いていたら、これを推奨された。ウィリアム・パーカーとハミッド・ドレークのデュオをオーガニック・グルーヴというユニットがサンプリングしたアルバム。 まさに元トラックの「身体性」のような部分を抜き取ったような音で…

William Parker & Hamid Drake: Piercing The Veil (2001) 乾いたドン・チェリーのような

早速、田中啓文書をバイブル的に聴きはじめることにした。加齢しても謙虚で素直な性格(の積もり)。といっても、ここは大阪のホテル。仕方がないので、愛用のMacBook Airでapple music。 まずは前から気になっていた、ウィリアム・パーカーをチェック。本に…

Roy Haynes: Cracklin' (1963) 最初の数音で

最初の数音で囚われるような感覚になるレコードは誰にもあるだろう。ボクにも何枚かあるが、これはその1枚。アーヴィンの最初の数音、でがっちり取り込まれた。そのあとのマシューズの突き上げるようなソロ、どっちも世に言う名演か疑わしいし、じっくり聴…

日野元彦: TOKO at Menu in jazz (1975) 黒く白く

何とも時代の空気、の塊のアルバム。録音がすかっとしないのは、楽器の多くがエフェクター過多、の時代の空気そのもの。何せ、アガルタや洪水、RTFにマハヴィシュヌ、そしてミステリアス・トラヴェラーの時代なのだ。結構真っ直ぐな奏者達が、そのような「音…

(ECM2474) Ches Smith: The Bell (2015) 現代音楽的な音響とジャズ的な躍動が交叉するような驚き

実は秋頃からとても忙しい。金沢では、引き籠もりながら、山に登ったり、走ったり、釣りをしたり、音楽を聴いたり、そんな生活のために来た筈なのだけど、どうも違ってきた。まずい。忙しくして年収が増える訳でもないので、なおのこと困る。どうしたものだ…

Paul Motian: Europe (2000) 今、改めてモチアンを

今、改めてモチアンを聴いいている。ヴィレッジ・ヴァンガードでElectric BeBop Bandを聴いた後、このアルバムを買った2000年過ぎ、聴き直した2011年頃と比べ、上手く書けないのだけど、このアルバムの「意味」のようなものが、より見えてきたような気がする…

橋本一子, 藤本敦夫: Colored Music (1981) 35年ひとむかし

35年ひとむかし、とは思うのだけど、ボクにとっても人生の半分に相当する(実質半分以上)時間の希薄さに唖然としてしまう。なーんにも進歩していない、ように思う、人間的には。だから、アホみたいにレコードを買い漁るようなことを、35年前と変わらぬ感覚…

中村達也: Song of Pat (1976) 冷たく燃える音

当時のロフト・ジャズのメンバーやリチャード・デイヴィスと吹き込んだレコード。最近まで知らなかった。CDも出ていたようだ。 今になって聴くとロフト・ジャズも主流派的なジャズそのもので、いまのジャズの中にすっかり溶け込んでいるように思える。これも…

Airto Moreira: Free (1972) キース・ジャレットとジョージ・ベンソンの共演

これも、先日のお茶の水での購入盤。日本盤だけど500円くらいだったので、迷わず購入。ヴァン・ゲルダー録音だし、少し米盤待ちにしようか、迷ったけど。 このアルバムは1980年頃から気になっていたので、36年越しの迷い、にフタをした。珍盤でも名盤でもな…

(ECM 2488) Jack DeJohnette: In Movement (2015)  レコードでも聴く・米国録音のほうが

実はこの数週間で何枚かECMの新譜を入手し、気に入って聴いているのだけど、文章にしようという気になれない。何故だろうか。 1970年代初頭の日本のジャズ、特にアヴァンギャルドの系統を聴いていると、熱気、毒気に溢れていて、どこか人の調性を狂わせるも…

(ECM2430) Andrew Cyrille: The Declaration Of Musical Independence (2014) 今、を生きるシリル

寒かった東北の出張から、暖かい金沢に帰って、ほっとしている。長旅で疲れているのだけど、帰途、ふっと聴いたアンドリュウ・シリルの新譜の素晴らしさ、に気持ちが一気に開いた。帰宅後、ワインを呑みながら、しっかり聴いている。 何が素晴らしいか、とい…

加古隆 , 高木元輝, 豊住芳三郎: 新海(1976)豊住芳三郎のドラム

1976年の名古屋Lovelyでのライヴ。メンバー、内容共に、このアルバムの存在を知ったときからドキドキし、聴きたくなった。 このような「発掘盤」のアルバムは多々あれど、多くはカセットレコーダによる私的な録音の発売であるため、演奏の良さと録音とのギャ…

Paul Bley with Masahiko Togashi: Echo (1999) 威嚇して終わった勝負であっても

随分前から、この録音の存在を知ったが、SACDという高分解能オーディオということなので、そもそもCDとして再生できるのか、またPCオーディオとして再生するので、コピーガードなどのややこしい処置はどうなのか、などなど気になって手が出なかった。最近に…

富樫雅彦: かなたからの声 (1976) 音空間の伸び縮み

一昨日に引き続き、ECMを聴こうと思ったが、どうもArild Andersonのアルバムがピンとこなくて、最近入手したレコードを聴くことに。富樫雅彦の1976年のアルバム。 ボクは1970年代末に街のレコード屋で富樫のアルバム、コロンビア盤とかキング盤を入手した。…

(ECM1079) Jack DeJohnette: Pictures (1976) ドラムと打楽器の間を漂いながらも

ジャック・デジョネットのソロ、の性格を持ったアルバム。自身のピアノやオルガンとの多重録音もあるし 、クロンビーが加わったトラックもあるが、デジョネットのドラムを中心に据えて、その魅力、ビートの鋭さ、打音の美しさ、を伝えている。 欧州の奏者は…

Tyshawn Sorey: The Inner Spectrum of Variables (2016) ジャズと現代音楽の垣根

勢いに乗って、Koan、Alloyに続きソーリーのアルバムをさらに聴く: 勢いでダウンロードし、最初に聴いたときは「何だこりゃ」と思った。ジャズではなくて、現代音楽じゃん、って。かなり好みなんだけど。聴いてから読んだ、Joe氏のコメントそのもの: で何…

Gary Peacock, 佐藤允彦, 富樫雅彦: Wave II (1987) ピーコックの曲作り

昨日届いたCD、早速、聴いている。ピーコックの曲作り、の素晴らしさが堪能できる一枚、じゃないかなあ。 Waveと銘打ったアルバムは3枚ある。 Gary Peacock, 佐藤允彦, 富樫雅彦の3人のトリオ。Waveは富樫雅彦主導、Wave IIはGary Peacock主導、Wave IIIは…

Paul Motian Trio 2000 + One – On Broadway Vol.4 Or The Paradox Of Continuity (2005) ある夢想そして今のジャズ

昨夜、タイソン・ショーリーのアルバムを打たれたように聴いていた。柔らかな音響空間の素晴らしさ、とともに、ボクのなかではポール・モチアンと菊地雅章の姿が遠くに見えていた。 特に最晩年の菊地雅章の録音、ECMから出たモノ、が作り出す、少ない、選ば…

Tyshawn Sorey: Alloy (2014) 稠密な意図による淡い音空間 

今日は仕事場で依頼された原稿を書いていた。休みなし。そんな日はapple musicのうえで知らない音源を探索している。 一日の最後で捕まえたのは、このアルバム。しばらく、先日取り上げたKoanのドラマーのアルバムとは気づかなかった。記憶力が減退している…

八木美知依, 本田珠也: 道場 Dōjō Vol. 1 (2014) まさに痛快、軽々とジャンルを抜けていく感じ

improvised musicとかfree jazzにハマった耳で聴くと、とても面白いアルバム。確かにfree jazzからimprovised musicの語法の音楽なんだけど、本田珠也のドラムがジャズというよりは、プログレ(?)的な躍動感に溢れていて、それがまさに痛快、軽々とジャン…

Tyshawn Sorey: Koan (2009) 柔らかな音響空間

NY在住のピアニスト、蓮見令麻さんのtwitterで取り上げられていたので、早速apple musicで聴いてみた。 演奏もさることながら、まず、柔らかな音響空間に驚いた。通常、パンチが強く、ひずむ直前のような録音が多い米国のアルバム、とは思えないほど、透明で…

富樫雅彦: We Now Create: Music For Strings, Winds And Percussions (1969) 肢体を限界まで動かしているときの音

先日届いたLPレコードを早速聴く。 以前からアップル・ミュージックで聴いていたのだけど、やはりレコードで聴きたい、要求が強かった。ようやく、1980年の再発盤ではあるが、入手することができた。 やはりレコードで聴くと、特に富樫のドラムが明瞭で、嬉…

(ECM1077) Edward Vesala: Nan Madol (1974) エキゾチックで不思議な音空間

ECMを聴く安心感、はアイヒャーの音世界がある種の予定調和のなかにあって、様々なジャズ周縁の音の断面を見せてくれて、新鮮な驚きを与えてくれる確信、から来ることは間違いない。1970年代から80年代、リアルタイムに感じたECMはそんな感じで、今、それを…

12,617.4km 古澤良治郎の世界ライヴ(1980) これはジャズでじゃなくて

ボクがダメなコトバに和ジャスがある。次に中央線ジャズ。ただし、和ジャズは偏狭な和意識を感じるので、本当にダメ。日本のジャズでいいじゃない、と思う。中央線ジャズは、なんとなく分かっちゃうから、にゃっとしながらダメって感じ。 日本のジャズに汎世…

(BST84205) Pete La Roca: Basra (1965) 夜半前のSweet Basilで

ボクが持っているレコードはリバティ盤。これはオリジナルではなくて、ブルーノートがライオンからレコード会社に売り出された後のもの。概して、ブルーノートのオリジナル盤は高価なので、リバティ盤でRudy Van Gelderの刻印がついているもの、で集めている…

Elvin Jone, McCoy Tyner : Love & Peace (1982) Rudy Van Gelderのこと、そして冷めたスープのような

早朝、ルディ・ヴァン・ゲルダーの逝去、が伝えられた。91歳。シールマンスと同じ世代で、大往生である。数年前にBlue Note, Prestige, Verveなどの古いプレスを集めたのも、彼が録音し、カッティングしたレコードに「素晴らしい音場のものが含まれる」とい…

Jim Black: The Constant (2015) ちょっと全体像はよく分からないなあ

Intaktレーベルから新譜の案内メイルが届いたので反射的にダウンロード買い。$9.8。 最近気に入っているトーマス・モーガンも入っているし、そもそもジム・ブラックは、アイスランドのスクリ・スヴェリルソンとのアルバムHouseplantやsplashの浮遊感が良くて…

富樫雅彦, 鈴木勲: 陽光 - A Day Of The Sun(1979) 奔放な鼓動と旋律

奔放な鼓動と旋律、が盤に封じられている。レコード針が盤面をなぞりはじめてから、針があがるまで、封じられた鼓動と旋律が溢れ出る。 富樫雅彦は、肢体が自由であったとき、そのスピード感溢れるドラミングは凄まじいものであった。下肢が不自由となり、両…

富樫雅彦, 高柳昌行: Pulsation (1983) 音響空間のこと

昨日届いたCD。これの他、数枚、レコード入手の長期戦を決め、CDを入手した。最近の再発CDは音が良く、高価なレコードに固執することもなかろう、という判断。キング・レコードのPaddle Wheel盤のディスク・ユニオン(DIW)からの再発、TBMの再発はそのような…

Sergio Krakowski: Passaros - The Foundation Of The Island (2015) 粘り気のある芯を打ち込む

録音が良いことが気に入った。柔らかな音で気持ちよい。打楽器やギターも攻撃的でなく、柔らかに響く。残響は適量で、ECMほどは強くなく好み。それでいて奏者の息吹まで伝わりそうな音圧はあって、レコードを聴いているような感覚。高音がやや抑制気味に感じ…

(ECM1074) Jack DeJohnette: Untitled (1976) 当時のデジョネットの凄さと同時に

このジャック・デジョネットのECMでの、彼のグループとしての初アルバムは、そんなデジョネットの特性が詰まった玉手箱のようなアルバム。インド音楽風からフリー風まで様々なスタイル、リズムを取り上げている。それらが無理なく、デジョネットの多面性とし…

富樫雅彦:The Ballad/ My Favorite (1981) 美しいアルバム

とにかく美しいアルバム。前にも書いたが、この時期のキング・レコードには素晴らしい録音が多い。ECMほど残響を加えず、しかし同じくらい奥行きのある音を造っている。 そして、何より富樫雅彦、佐藤允彦の音が美しい。佐藤允彦のピアノがスタンダードをや…

富樫雅彦: Contrast (1982) ジャズ・ドラマーという根

これはライヴ録音で、ピーター・コヴァルト(b)、ロウレン・ニュートン(voice)の三人による即興的な演奏。 昨日と同じく80年代はじめのキング・レコードだけど、あまり録音の良さは感じない。ライヴだからか。 ボクは近藤等則との共演で聴いたピーター・コ…