Kanazawa Jazz Days

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Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

jazz (bass)

Cecil McBee: Mutima (1974) マクビーを聴け、という自作自演の楽しいアルバム

いつだったかレコード屋で見かけて購入した一枚。何となく米盤が欲しい一枚だけど、安価だったので日本盤で。まあ、いいかな、とも思う。こんなアルバムまで日本盤でフォローされていた時代が、今となっては懐かしい。 「ロフト・ジャズ運動(?)」の後、India…

Drew Gress: The Irrational Numbers (2006) トーンのプロデュース、バーンとティボーン参加アルバムシリーズ(?)

ディヴィッド・トーンのプロデュース、ティム・バーンとクレイグ・ティボーン参加アルバムシリーズ(?)。ジャケットのデザインに統一感はあるが、このアルバムではアンビエントな感触が減って、その分、ジャズ的な感触が増している。その分、どきっとする…

Chris Lightcap: Epicenter (2015) 音の散らばり、が気持ちよい

これもティボーン聴き、の一環で集めたもの。 あまりアヴァンギャルドな感じはない、いわゆる現代ジャズっぽいアルバムなのだけど、よく聴いていると、一癖も二癖もあるようなアヴァンギャルド的な素材を組み合わせて、そんな印象のジャズに仕上げている。だ…

William Parker & Hamid Drake: Summer Snow Volume 2 (2006) 自由に音を楽しむ

昼休みの音楽。田中啓文さんの本で知った2人。ばっちり好み。アフリカ回帰の素朴なライヴ。自由に音を楽しむ、それがFree musicだよね、という内容。apple musicで楽しめるのがうれしい。

Henry Grimes: The Call (1965) ベースの響きの良さ

ディスクユニオン大阪で手にしたアルバム。グライムスはマッコイやアイラーのアルバムで印象的な奏者で、図太い低音でドライヴする姿、あるいは空間を歪ませるように弦を弾く姿、が強い印象を残している。もう半世紀ほど前の過去の人、だと思っていたのだけ…

鈴木勲, 原田依幸, Tristan Honsinger: 慟哭(2009) 脳天を衝かれる感覚

凄い密度だ。そして彼ら3人の味、が完全に出尽くしていて、その接点で強い相互作用、が生じている。走る、止まる、下がる、上がる、引く、そのような様々な場面を非同期でありながら、音を紡ぎ合う。 原田のピアノは響きが綺麗だから好きだ。40年近く前にラ…

Organic Grooves: Black Cherry (2002) ウィリアム・パーカーとハミッド・ドレークをサンプリング

昨日のアルバムをapple musicで聴いていたら、これを推奨された。ウィリアム・パーカーとハミッド・ドレークのデュオをオーガニック・グルーヴというユニットがサンプリングしたアルバム。 まさに元トラックの「身体性」のような部分を抜き取ったような音で…

William Parker & Hamid Drake: Piercing The Veil (2001) 乾いたドン・チェリーのような

早速、田中啓文書をバイブル的に聴きはじめることにした。加齢しても謙虚で素直な性格(の積もり)。といっても、ここは大阪のホテル。仕方がないので、愛用のMacBook Airでapple music。 まずは前から気になっていた、ウィリアム・パーカーをチェック。本に…

Miroslav Vitous: Ziljabu Nights (Live At Theater Gütersloh) (2016) 音の柔らかな膨らみ

何回か聴くと、音の柔らかな膨らみ、それはほとんどベースから、を強く感じ、ECMの録音では感じられない暖かみ、が気持ち良い。素晴らしい。ただ過ぎ去った時間、のようなものに対する愛惜のようなものを感じる。それはラファロのGloria's Stepを取り上げる…

Last Exit - Live In Tokyo: The Noise Of Trouble (1986) インプロ新左翼みたいなメンバー

30年以上前、ラザウェル一派のレコードを随分買ったような気がする。Material, Golden Palominos、そして、このLast exit。結局のところ、案外、ラズウェル自体の音って一本調子で変化に乏しいのだけど、企画の良さ・鋭さで生き延びている人のように思える。…

藤井郷子, Joe Fonda: Duet (2015) 伝統と前衛の配合比

JAZZ TOKYOの及川氏の記事を読んで、入手。 長年、藤井郷子の名前はディスク・ユニオンのフリー・ジャズ・コーナーで見かけたが、手を出したのははじめて。ずっと気になっていたのだけど。 ・ポール・ブレイの弟子、だそうで、確かに伝統と前衛の配合比が似…

(ECM1084) Eberhard Weber: The Following Morning (1976) どう聴いても彼の音楽

時間とともに変容する奏者、そうでない奏者がいる。エバーハルト・ヴェーバーは決定的に後者で、どう聴いても彼の音楽である、という印象は決してエフェクタを通したエレクトリック・アコウスティック・ベースの音色、だけによるものではない。 むしろ作曲行…

Charles Mingus: The Complete Bremen Concert (1964) ドルフィーを聴くつもりで

ドルフィーを聴くつもりで、1964年のミンガス・バンドのCDを入手。でも、ドルフィーは3管のうちの一つに過ぎなくて、その積もりで買うと、違うなあと思った。 むしろドルフィーにソロを「パーツ」として組み立て上げた、上部構造としてのミンガスの音の凄み…

Jaco Pastorius: Modern American Music...Period! The Criteria Sessions (1974) 驚くべき録音

2014年のrecord store dayで出たアルバムらしいが、知らなかった。1974年にフロリダで録音された、驚くべき録音。 1976年にEpicから出たデビュー・アルバム「Jaco Pastorius」の下敷きとなるデモ。既に1974年にジャコがジャコである音楽をやっていた、という…

(ECM1082) Arild Andersen: Shimri (1976) かつての欧州ジャズの脆弱性

アンデルセンの前作のときもそうなのだけど、聴いたときの印象を書くことができなくて、このシリーズ(ECMのレコードを聴く)が滞っている。今回も同じ。一月以上、なんか書く気が起こらなかった。 なぜだろう。確かに美しい音楽なのだけど、それ以上のもので…

鈴木勲:自画像(1980) それは鈴木勲そのもので

当時のキングレコードから出た、レッド・ミッチェルと鈴木勲のアルバムを大いに気に入った。それから暫く、彼の新譜を買った。富樫雅彦や菅野邦彦とのアルバムなど。またTBMのアルバムも少し。 それがお仕舞いになったのは、怪作とも云えるこのアルバム。鈴…

Christian Meaas Svendsen: Forms & Poses (2015) 音を愉しむ、そこに尽きる

Nakama recordsの魅力の一つに、音の良さ、がある。北欧らしい透明感のある音なのだけど、柔らかさ、もあり気持ちよい。最近、ECMで残響過多のものが耳について、船酔いのような気持ち悪さ、をときとして感じるのだけど、それも、このあたりの録音を聴くよう…

Raphael Malfliet : Noumenon (2015) ジャンルが定義不能な不思議な、そして幻想的な空間

先日のNakamaを聴いて、作曲と即興の間を揺れながら、一音一音の意味づけに渾身の力を込めて弾く奏者達、の音に昂奮した。そして、そのような奏者達の背景がfree jazzだったりimprovised musicだったりするのだけど、抑制した音数で空間を組み立てよう、とす…

早川岳晴: Hayakawa(1996) 甘さや曖昧さのない

昔、昔、ドクトル梅津バンドが結構気に入って、その理由の一つがソリッドなベースの音なんだけど、それでSALTのレコード(1986)も買った。30年前の話である。 ガツガツとキツくグルーヴするベースが好みになったのは、ウルマーのバンドのアミン・アリを聴いて…

Gary Peacock, 佐藤允彦, 富樫雅彦: Wave II (1987) ピーコックの曲作り

昨日届いたCD、早速、聴いている。ピーコックの曲作り、の素晴らしさが堪能できる一枚、じゃないかなあ。 Waveと銘打ったアルバムは3枚ある。 Gary Peacock, 佐藤允彦, 富樫雅彦の3人のトリオ。Waveは富樫雅彦主導、Wave IIはGary Peacock主導、Wave IIIは…

Carla Bley& Steve Swallow: Duets (1988) LPレコードで入手したが

ボクはカーラの中編成、大編成のバンドは面白いと思ったことはないのだけど(だからカーラの好きなアルバムはなかった)、この現在のパートナーであるスティーヴ・スワローとのデュオは大好き。過去リリースされている3枚とも持っている。とてもチャーミン…

Alex Blake and Pharoah Sanders: Now Is The Time (1999) 偉大なB級奏者

金沢には「B級グルメ」と称するカレーとか餃子とかあるけど、「B級」は了解できるが、どこが「グルメ」なんだか分からない。B級と称することによる、人間の官能の深い部分を刺激するような「語感」があるが、肝心の食べ物の「食感」が官能の深い部分を刺激し…

(ECM1076) Barre Phillips: Mountainscapes (1976) 折り重なる音の色彩

折り重なる音の色彩は、北欧から英国にかけての冬の空、のよう。重く広がる雲、希に切れ目から見える暗い蒼。 そんな土地で生まれた音楽なんだろうな、と思う。バーレ・フィリップスは長い間、欧州の奏者だと思っていたのだけど、カルフォルニア生まれ。キャ…

(ECM1003) Paul Bley With Gary Peacock (1963, 1968) 録音はよくないECMサウンドの源流

Just Musicのあとに聴くと、正直ほっとする。まさにECMサウンドの源流。例のジミー・ジェフリー3に参加していたのがブレイとスワローだから、当然といえば当然。なかなかゲテモノ感がある最初期のECMなのだけど、これが中心のストライク、だろう。

富樫雅彦, 鈴木勲: 陽光 - A Day Of The Sun(1979) 奔放な鼓動と旋律

奔放な鼓動と旋律、が盤に封じられている。レコード針が盤面をなぞりはじめてから、針があがるまで、封じられた鼓動と旋律が溢れ出る。 富樫雅彦は、肢体が自由であったとき、そのスピード感溢れるドラミングは凄まじいものであった。下肢が不自由となり、両…

翠川敬基: 緑色革命/Grüne Revolution (1976) 弦のキシミ

高柳のギターと翠川のチェロ、二台の弦楽器で音を出しているのだけど、二人で音を足して前に出て行くような感覚でなく、引きながら下がっていくような不思議な感覚。ブラックホールの吸い込まれていくようなエネルギーを見るような、である。だから、抜き取…

(ECM2364) Miroslav Vitous: Music Of Weather Report (2010,11) そして今度のWRは

ヴィトウスのWRシリーズ第二弾(か?)。CDがリリースされてから、安価な海外業者からの出荷を待ったので、入手はいつものように遅い。前回、WRカヴァー集を想定し、あまりの見込み違いに驚いたが、今度はどうだろうか。 前作はWRの当初のアイデア(奏者間の…

(ECM 2073) Miroslav Vitous: Remembering Weather Report(2006-2007) 改めて聴き直す

実は発売されて直ぐ入手したのだけど、存外にweather reportらしくないなあ、と思って、その後、あまり聴いていなかったアルバム。ボクが大好きな初期(vitousu時代)のWRのカヴァー集だと勝手に期待していたからだ。 ヴィトウスのWRモノの2枚目が届いて、聴…

阿部薫・吉沢元治: 北<NORD> Abe・Yoshizawa Duo '75 (コジマ録音) それにしても実存的な、あまりにも

それにしても実存的な、あまりにも実存的な音だ。そこに二人がいる。確かにいる。その手触りのような感触が、レコードで聴く愉しみ、だ。少し、ヴォリュームを上げて聴くと、その時間を僅かながらも共有できる、できた、ような気がする。 吉沢元治の包み込む…

Gil Evans, Jaco Pastorious: Live Under the Sky Tokyo '84 (1984): 20年前なら驚喜しただろうが

20年前なら驚喜しただろうが 、案外、そんなもんかいな、って受け止めている。かなり賞味期限が過ぎているように思えるのだ。 それでも、今朝、ディスクユニオンのtwitterで発売を知り、驚いたのは事実。 渋谷ジャズ/レアグルーヴ館 on Twitter: "ブログ更…

吉沢元春: Outfit- Bass Solo 2 1/2 (1975) 音の存在感

音の存在感、がリアルだ。昨日、レコードが届いてから、何回も何回も聴いた。 Free improvisationと小難しい名前がついているが、そんな感じじゃない。楽器そのもの、その楽器を弾く人間そのもの、が赤裸々に記録されている。 古いJBLのスピーカーが苦しむよ…

佐藤允彦, Gary Peacock: Samadhi (1972) Gary Peacockの日本での録音(続き)

前にアップしたヘレン・メリルの録音から半年弱、後の録音。メンバーはヘレン・メリル抜き、の3人。これが実に素晴らしい。当時のチック・コリアのECMおける吹き込みA.R.C.に近い音世界。このアルバムのB面では、それを電気ピアノで見事にやっていて、Rhode…

Helen Merrill With Gary Peacock Trio: Sposin' (1971) Gary Peacockの日本での録音

wikiによると、ピーコックの日本滞在は1970年から1972年だそうだ。その間、どれくらい録音を残しているのだろうか。 菊地さんとのセッションをみていると、その演奏の良さ、とともに当時の日本での録音の良さ、を感じる。 また全般的に、ECMと通底するような…

Fabiano Araujo, Arild Andersen, Nana Vasconcelos: Rheomusi (2011) そのことを知った日に

そのことを知って、ナナのアルバムを聴いていた一日。密林のようなネット音源のなかで見つけた、そのことを知った日に、ふさわしい音。 ブラジルの鍵盤奏者Fabiano Araújoと打楽器ナナに加え、北欧のアリルド・アンデルセン。とても昔のECMみたいな編成。ナ…

(ECM1066) Eberhard Weber: Yellow Fields (1975) ささやかな疑問

ささやかな疑問、がある。1979年にジャズを聴きはじめた頃にこのアルバムを聴いて、今のように楽しめただろうか。 残念ながら、そのように思えなくなっている。今、のボクが楽しめているような感覚がある。 このアルバムを聴いていると、1975年から1976年当…

(ECM1059) Arild Andersen: Clouds In My Head (1975)ジャズで味付けをした欧州の音、のような感覚

久しぶりにECMに還ってきた。かなり菊地さんにハマっているから、少し手薄。また仕事が年度末で多忙、また移動が多く、LPレコード聴きはなかなか進まない、のだ。 1975年までコマが進んだ。もう安定したECM。録音もECMそのものなのだけど、今と比べると残響…

Gary Peacock: Eastward (1970) 耳から入る瞬間

1980年頃、たぶんSJ誌の記事で、このアルバムを知った。とうに店頭にはなくて、当時、なかなか見つけることが出来なかった。中古レコードの情報を持っていなかった、ためでもあるが。再発を待っていたが、熱心に聴いている時分にはなかった。 そんな記憶がい…

Gary Peacock: Voices (1971) 電気・ピアノとアコウスティック・ピアノでの彼の音の流れの違い

当時、CBSソニーから出た日本滞在中のGary Peacockのアルバム2枚のうち1枚。もう一枚はEastward。より、Peacockのベースに焦点をしっかり合わせたアルバム。滞日中、6枚(だったかな)の日本制作のアルバムにcreditされているそうだけど、あとの4枚は日…

飛頭: Crumbling steeple (2006) 不思議な時間の流れ

菊地雅章のアルバムを探しているときに、甥の菊地雅晃のアルバムも一緒に捕まえた。そのon forgotten potencyがとても良かったので、もう2枚探した。「とびあたま」というバンドの2006年作。このアルバムもon forgotten potencyと同じ音の世界。緩いfusion…

(ECM1055) Gary Burton, Steve Swallow: Hotel Hello(1974) 夢想、のようなものを喚起するような

ボクは何処にも行けるし、何処にも行っていない。そんな独白を誘う。ジャケットの強い印象は、音をまた違う心象に連れて行く。 大学の英語の授業で読んだアーサー・ミラーの随想、ニュー・イングランドへの強いノスタルジイを淡い写真とともに。消え去ろうと…

(ECM1051) The Gary Burton Quintet with Eberhard Weber : Ring (1974) 知っているECMの空気の中へ

1974年の7月後半、西独での録音。 キース、ガルバレクと2枚吹き込んだ後、6月から7月にかけて米国で3枚、そして西独。巷では、ハンコックやマイルスのファンクが唸りを上げていた頃。そんななかで吹き込まれた、このアルバムが缶詰のように保っている空…

菊地雅晃: on forgotten potency (2012) easyな意味でのfusion music、ではない

最近なんとなく(ボクのなかで、行ったことないけど)有名なジャズ喫茶「ロンパーチッチ」 のブログ(レコードが沢山アップされるから愛読)を読んでいたら、 (引用)鍵盤奏者が時代がかった音色のシンセを弾いていてなんとも聴くのがツラい。やっぱりジャ…

Jaco Pastorius & Pat Metheny@ Newport Jazz Festival 1979 聴いていない音、の記憶

ひとつの録音データがある。随分昔に入手したコンサートのブート、41:34の記録。聴衆が録音した荒っぽいもの。 1979年6月23日のニューポート・ジャズ・フェスティヴァル。奏者はふたり。ジャコ・パストリアスとパット・メセニー。ウェザー・リポートの絶頂期…

(ECM2428) Gary Peacock: Now This (2014) 走馬燈、というコトバが

12月に入った。今年の*枚、のような記事が見えはじめると、押し迫った感じに、やはり押しつぶされそうな気分になる。年末は苦手、なのだ。 ボクの場合、あまり沢山の新譜を聴いていないので、今年の*枚、は書けないのだけど、メルドーのソロの圧倒的な迫力…

(ECM1042) Eberhard Weber: The Colours Of Chloe (1973) 本当にいいアルバムだなあ

渓流へ入る季節が終わった瞬間から、音聴きに集中できる。現金なものだ。我ながら呆れ、驚いている。 そんな訳で、長く中断していた「ECMのレコード盤連番聴き」が復活している。昨日アップしたガルバレクのアルバムの記事で、「欧州奏者としての独自の音を…

Charlie Haden & John Taylo: Nightfall (2003) 録音について(追記あり)

[追記] 昨日、客人を連れてcowry coffeeへ。あのアコウスティックな空間で聴き直してみたかったのである。あきらめきれなくて。 やはりオーディオセットとか、空間とかじゃなくて、録音が良くないよなあ、と門脇君とため息。ダメなものはダメって、昔のどっ…

Duke Ellington, Ray Brown: This One's For Blanton (1972) ピアニストとしてのエリントン

さるBLOGの記事(感謝!)を読み、猛烈に欲しくなった。。小編成で聴く、ピアニストとしてのエリントンのタッチは強く、叩きつけるような強度のなかのピアノの響きの美しさ、が好きだ。モンクにも通底する、美しく響くリズム楽器としてのピアノ。エリントン…

菊地雅章: Poesy (1971) 吸い込まれるような音の奥行き・そして音だけ残った

昨日遅く、訃報を知った。彼は生きているときから、遠くにいる人であった、ように思う。 後ろ姿すら見えない、遠くにいる人から、まれに贈られる音を享受してきた。 今、そして音だけ残った。 ボクは改めてスストとポエジーを聴いた。強いビート音楽と静謐な…

(ECM1027) Dave Holland: Conference of the birds (1972) 現代ジャズの起点、鳥たちのさえずりの絶対温度

[2015-4-14追記] このアルバムはレコード屋でみて欲しくなったときの感触、のようなことをしっかり覚えている。5年位前のお茶の水。まだレコード蒐集に熱は入っていなかったのだけど、確かに火をつけた一枚に違いない。今聴いても、2011-2-2の記事(下記参照…

Charlie Haden, Christian Escoude: Gitane (1978) 図太いベースを聴くレコード

先に云ってしまうと、1991年に仏Dreyfus Jazzから再発されたCDを持っていて、愛聴盤。ジャンゴ・ラインハルトの後継者、というと今ならば、ビレリ・ラグレーンとか、このクリスチャン・エスクーデ(二人ともロマ、のギター奏者)。ヘイデンとエスクーデで、ジ…