Kanazawa Jazz Days

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Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

David Oistrakh, Sviatoslav Richter: Franck/ Sonata For Violin And Piano In A Major, Brahms/Sonata No.3 In D Minor (1968) メロディアの美音

昨年、札幌で入手した旧ソ連のメロディア盤。 この時代のメロディアのレコードに共通する美音。ブルーノートの圧縮されたようなイコライズと対極の、柔らかで鋭いピアノや弦の音が美しい。 その後、東欧・ロシアのsellerから気になるレコードを購入。全般的…

Grigory Sokolov: Suite From "Petrouchka" Ballet (1974) レコードで聴く美音は

以前からソコロフのペトルーシュカは気になっていた。CDで聴くと、濁りのない、粒立ったピアノの美音。メロディアでの吹き込み。 昨日、ロシアのsellerからのレコードが届いた。ペラペラのジャケット。レコードで聴くソコロフの音は、音の美しさ以上に、打鍵…

Pierre-Laurent Aimard: African Rythm(2003) ミニマル・美音・音の快楽

アフリカの民族音楽とエマールによるリゲッティとライヒの曲を交互に組み合わせたアルバム。 アフリカの音はミニマルそのもの。冷ややかな音感で収録されていて、それがアルバム全体として素晴らしい統一感を生み出している。エマールはピアノを美しく響かせ…

Shura Cherkassky: Encore ! ピアノの音艶

これは、昨年札幌で購入したもの。 kanazawajazzdays.hatenablog.com シューラ・チェルカスキーも好みのピアニスト。ウクライナ出身のユダヤ人でロシア革命後にアメリカ移住。経歴はまるでホロヴィッツ。芸風も似たようなものじゃないかなあ。やや小振りでは…

エチオピアの修道尼ピアニストTsegue-Maryam Guebrouが弾くピアノ曲

吉本さんのtweetで紹介されたエチオピアの修道尼ピアニストTsegué-Maryam Guèbrou(エチオピアの社会主義政権時代に、エルサレムのエチオピア正教会に移ったみたいだけど)。appleの宣伝のBGMに使われているようで、素朴な旋律がちょっと気になった。 エチオ…

三宅榛名、高橋悠治:いちめん菜の花(1983)放課後の音楽室から漏れる音

いつだったか、なんとなく懐かしくなって買ったレコード。昔、レコード屋で何回か見かけて、ジャケットが印象的だったから。ハタチくらいの時の話。 買ったことを思い出して、ターン・テーブルに載せてみた。針を下ろすと、放課後の音楽室から漏れる音、のよ…

(ECM1844) Herbert Henck:John Cage/ Early Piano Music (2000) 美しい現代音楽

美しい現代音楽が好きだ。美しい音を現出させるために、既存の規約を壊すような破壊、は好ましい。 メシアンの鳥の音楽を聴いていると、我々と直交するような、あたかもパラレルワールドの音楽のような趣で楽しい。 ハル吉「現代音楽ディスク」を読んでいる…

Grigory Sokolov: 20 YEARS IN SOVIET ピアノの快感

ストラヴィンスキーのペトルーシュカやプロコフィエフのピアノ・ソナタ7番は、快楽のためのピアノ曲、だといつも思う。 ポリーニの無機的とも思える早い打鍵なんかも、快楽のためだと思えば、とても納得のいく速さで、しかもレコード盤の音の柔らかさが薬味…

Grigory Sokolovのyoutube映像・音源

深夜、たまたまソコロフが弾くラヴェルの曲をみつけてしまった。夜のガスパール他。かなり好みの演奏で、PCの貧弱な音源にも係わらず2回も聴いてしまった。調べても、リリースの記録はない。なかなかソヴィエト時代のリリースの記録はよくわからない、のだ…

Maurizio Pollini: Strawinsky/Petrouchka, Prokofieff/Sonate Nr. 7 Op. 83 (1972)

テキサスへ出かけたときの疲れから、なかなか解放されない。週末も働いているが、少し辛い。 このアルバムはCDでは随分と前から持っていたが、ピアニストの卵のA君からの示唆、もあってレコードを入手。西独DG盤が格安。当時の人気と現在の不人気(?)のギ…

Nikolai Petorov: Sergei Prokofiev/Piano Sonata no.2, no.9 (1972)ほか、まだまだメロディア

札幌で火がついてから、旧ソ連のメロディア盤にイカれている。音が良いLPレコード。好きなピアノ奏者中心に集めてみた。札幌に続き、海外の通販ディーラーから2回購入。2回目が今日届いた。今回はペトロフ、ソフロニツキーを中心に、ソコロフ、ゲンリヒ・…

Sviatoslav Richter: Shostakovich/ Preludes And Fugues For Piano (1964) まだまだメロディア

これは札幌で入手したメロディア盤。旧ソ連で1964年に発売されたメロディア盤。モノラル特有の強い音圧で迫ってくる。リヒテルの強靱な打鍵が迫ってくる。まだまだメロディア盤、に魅入られている。 ディジタル音源とこのようなレコードを聴き比べると、ジャ…

Anatory Vedelnikov: Herman Galynin, Dmitri Shostakovich / ソナタ集 (1971) ピアノが奏でる不安の心象

これも旧ソ連、ブレジネフ時代のメロディア盤。ヴェデルニコフのガリーニンとショスタコーヴィチのソナタ集。やはり録音は素晴らしい。溜息が出るような透明度が高い、無垢の音、だと思う。 気温が急降下し、いよいよ冬の到来になってきて、このような音楽の…

Anatoly Vedernikov: Galynin, Shostakovich (1971) 少し憑かれているような、そして北陸の空に

少し憑かれているような、感じで旧いソ連のレコードを聴いている。とにかく、音が良い。困ったことに、ボクのなかでECMの音場が少し褪せている。それくらい、素晴らしく、またmagicalな音のように感じる。CDで聴いたときは、少し曇ったような、音自体が陰翳…

Vladimir Sofronitsky: A. Scriabin/Preludes (1964) 名盤と云われるが

[追記] 一晩経ってから聴き直すと、cowryの美音の呪縛が解け、我が部屋でも美音が楽しめる。全く異なる種類の音。勿論、PCとyoutubeでも音楽は楽しめるし、ボクも楽しんでいる。だけど全く違う次元で、戦慄を覚えるような音空間への扉があるということ。重い…

Nikolai Kapustin : Kapustin plays Kapsutin/Eight Concert Etudes (1985) LPレコード聴くカプスーチン

カプスーチンを聴くと、その豪腕というべき強烈な打鍵と速度感、を思い出す。安らぎ、よりも昂奮。それでいて美音。すさまじい世界。 今回、ソヴィエトのメロディア盤を注文するときに、ヴェデルニコフのつぎに探したのはカプスーチン。さて、どう聴こえるや…

昨日届いた旧ソ連のメロディア盤

昨日ロシアのメロディア盤が届いた。確かに音はとても良い。ドイツ盤とは全く異なる潤色のない透明な音。 キリル文字のジャケットと格闘中。ベデルニコフ、ゲンリヒ・ネイガウス、カプスーチン、ソフロニツキーが弾くピアノ。 美しい。 ゲンリヒ・ネイガウス…

旧ソ連メロディア盤の音を大きなタンノイのスピーカで聴いた夜

珈琲豆が一週間ほど切れていた。いつもの店に豆を取りに行ったついでに(取りに行く口実に、か)、大きなタンノイのスピーカで、札幌で手にした古いロシアのレコード盤の音を聴いてみた。 焙煎人ともども驚いた。無色透明で歪みのない音。誇張も潤色もなく、…

Anatoly Vedelnikov: バッハ・英国組曲(1985) 札幌で入手したソ連Melodia盤

札幌のクラシックレコードの店で旧ソ連のMelodia盤の良さ、を教えて頂いた。なんとなく東西冷戦下のソヴィエトの録音技術は??だったので、勝手に音が良くない、と思っていたのであるが、違う、らしいのである。カッティング装置がトランジスタ化される時期…

札幌・Echoes(エコーズ) 久しぶりにクラシック音源をレコードで

知らない場所のレコード屋を訪ねる、ことが楽しい。良い印象があれば、その土地の景色のなかに溶け込む。古本屋と中古レコード屋は欠かせない風景の一部なのだ。 今回はレコード屋。久しぶりにクラシック音源をレコードで入手した。ジャズには、ピンとこなく…

(ECM2470-72) Anthony De Mare: Liaisons: Re-Imagining Sondheim From The Piano(2010-2014)

これはECMのNew series。クラシック、現代音楽のシリーズ。先般のティグラン・ハマシアンのECM作品は、このNew seriesではなかったが、古楽と現代音楽を合わせたような典雅なもので、 New seriesと思わせるような仕上がりだった。このアルバムは明らかにジャ…

(ECM 1033/34) Keith Jarrett: In The Light (1973) なかなか評価が難しいアルバムだと思うが

今回はじめて聴いたアルバム。ECMではじめての2枚組、かつクラシック・現代音楽の作品で、「作曲者」がキース・ジャレット。1973年の録音で、キースがマイルスのバンドで電化オルガンを弾いていた時期からさほど遠くない。レーベルができてから4年め、カタ…

(ECM2445) Keith Jarrett: Barber / Bartok / Jarrett (1984,85) うーん

山だの釣りだの、そんなことを書いているので、そろそろ音楽を、って思っていたけど、気が多くて手が出なかった。 先日、この世を去ったコールマンのディスクを聴いたり、ECMレコード聴きシリーズでキースのIn the Lightの2枚組を聴いたり、焦点が定まらな…

Steve Reich: Different Trains / Electric Counterpoint(1989) こんな日曜日

大好きなライヒのアルバム。ECMのものについてはLPレコードで入手したので、後年のこのアルバムもレコードで欲しくなった1990年頃の発売なので、多分、ものが少ない。一回も流通しているのを見かけなかったし、またオークションにもかからなかった(この記事…

Roger Muraro: Ravel/L'Oeuvres pour Piano (2003) 日曜の朝、クラシックを聴きながらジャズを考える

今朝はクラシックを聴いている。ラヴェルのピアノ曲全曲。ラヴェルの曲集は幾つか持っているのだけど、全曲集ってあったっけ、という感覚。快感指数が極めて高く、複雑な構造の曲をスムースに弾く奏者の技巧にヤラれてしまう。このあたりの力、はジャズの比…

Opium String Quartet: Back to Melody (2011) 中央ヨーロッパ、そして現代の音

オラシオさん(ポーランド・ジャズ・ライター)の記事で紹介されたアルバム。 オラシオさんの記事:https://note.mu/horacio/n/n2838c189f1fd ジャズ・ライターで「ポーランド専門」って細分化は凄いのだけど、それを支える厚みのある中央ヨーロッパの奏者…

Pierre-Laurent Aimard: Ligeti/Works for Piano (1997) 明け方にみる夢の色は

ほんとうに長い間、夢をみるという「感触」のようなものを喪失していた。ある年頃までは、現実感のある、いや現実以上に生身の自分を露出したような記憶ともに、しっかりとした夢の残滓のようなものが、明け方の枕の横に転がっていたと思う。 だから、ある時…

Ton-That Tiet: L'odeur De La Papaye Verte (1993) 眼に見えぬ映像

映画「青いパパイヤの香り」のサウンド・トラック。ニューヨーク・成田便で魅了され、DVDとサウンド・トラックを入手した。 就寝前に微睡みながら観ていると楽しい。筋書きなんか、どうでも良いような映画なので、眼が覚めた瞬間の映像を楽しめば良い。だん…

Keith Jarrett: G. I. Gurdjieff/Sacred Hymns(1980) 非日常という日常

少しだけ非日常のなかに身を置きたいときに聴くアルバムを聴いている。

Philip Glass: Solo Piano (1989) 暖かい春の雨、のように

狂おしいほどの櫻の日々、もようやく下火になってきた。ほとんど10日近く晴れた後、暖かい春の雨、が降っている。今朝は安心してゆっくりと本を読んでから仕事に出た。随分と長い間、気持ちのなかの均衡を崩しながら過ごしているのだけど、僅かばかりの安寧…

Arvo Pärt : Alina (1999) 古い列車に乗って

雨の3月は寂しい。雪が降り始めたときの賑やかさ、のような印象と対照的だ。ただ傘から流れ落ちる雨滴を眺めながら、ゆっくりと濡れていく鞄や足元をやるせなく見つめている。路面の水と車輪との間の舐めるような不快な音を聴きながらバスを待っていた。 晴…

(ECM1197) Meredith Monk: Dolmen Music(1981) 疑似古代に向かう意識の変容

忙しいので、少し、更新は滞るのだけど、相変わらず、音は聴いている。 これは最近知り合いになった若いK君に教えてもらったアルバム。録音の深み・奥行きのようなものがあって、早速、LPレコードを入手した。やはり、すばらしい艶のある声を楽しむことがで…

児玉桃: La vallée des cloches (2012) モノトーンという色彩

北陸に移り住んでまもなく4年半になる。とても長い時間のように感じるし、また短い。最初の1年の時間の長さ、は素晴らしいもので、気持の中のギアを2段くらい落としたような感覚を覚えた。遅く、そして力強い。秒針が流れていくのではなく、明確に刻んで…

Steve Reich: Music for 18 Musicians (1978) 窓の外に降る雪を眺めていると

冬の光景を眺めているような音楽だ。灰色の空と云ってしまえば、その細部に宿る美しさのようなものは見えない。そうではなくて、僅か視野角数度のなかに収まる淡い黒煙のような雲が現れたり消えたり、雲が割れた南の方角から光が漏れ出したり、寺町台地の上…

Gidon Kremer: Bach: 3 Sonatas & 3 Partitas for Solo Violin, BWV 1001 - 1006 (1980) 音のこと

(前の記事の続き) プリ・アンプが気になったのは、名古屋栄のハイファイ堂で、このアルバム(日本盤)を聴いた時。レコード販売コーナーの一角にあった大きな音響装置からの音は、ヴァイオリンの周辺の音場までも再現していて、空気がピリピリしていた。あ…

Kronos Quartet: Music of Bill Evans (1985) 虚空に手向けられた花のような

ビル・エヴァンスの楽歴の初期、Riversideのアルバムをプロデュースしたオリン・キープニューズがエヴァンスに捧げたもの。演奏はライヒとかグラスなどの現代曲の演奏で知られるクロノス・カルテット。弦楽で聴くエヴァンスのピアノ曲が並べられている。ゴメ…

Abdel Rahman El Bacha: Ravel曲集(2007) 秋の風に吹かれたから

バンコクで涼しい夏を堪能してきた。帰国後の残暑を考えると、うんざりしていたのだけど、どうしたことか。小松に降り立ったとき、強い日差しと裏腹に、吹く風のひんやりとした感触に驚いてしまった。しっかり秋が近づいている。 秋の風に吹かれたから、とい…

Vladimir Horowitz: 25th Anniversary of his American Debut (1953) 音の暴力

久しぶりに聴いた。2年振りくらいかな。最近は古いジャズが多くなっているので、クラシックを聴くことが少ない。旅行中はiPODに音源を詰めて、宿ではアクティブ・スピーカ、移動中はヘッドフォンで聴いている。ヘッドフォンで聴く音って慣れていないのだけ…

Gerhard Oppitz: Japanese Piano Works(2011) 静謐な春を過ごす

ボクのなかで春は、温い大気のなかで泳ぐ桜花を眺めることからはじまった。南からの風が吹き込む頃、一気に花が咲く。いつも柏尾川沿いの変電所に咲く桜が一番。3月の第三週の頃。桜が咲く頃は夜も肌に纏わりつくような暖気だけが記憶に残っている。そうい…

Pierre-Laurent Aimard:Liszt Project (2012) 無音が放つ音

硝子玉を落とした。音もなく吸い込まれたように消えていった。その消えいく様、その軌跡が音のようだと思った。無音が放つ音。そんな儚い記憶のような音を聴いた。 数日前、出勤途上、クルマのラジオを鳴らしていたらリストの交響曲が流れた。題名は忘れた。…

Pierre-Laurent Aimard: Debussy Preludes Book I,II(2012)この美しさを語るコトバはないのだけど

新春早々、非ジャズアルバムの紹介となるのだけど。実際、ジャズを中心に随分といろいろな音楽を聴いている気がする。毛糸玉の端っこを持って、旋回させているような感じ。次第に回転半径が広がって、聴いているオトもどんどん広がっている。特にLPレコード…

Claudio Arrau: Debussy集/Suite Bergamasque他(1991) アラレやミゾレが降り出す候になって

驚いた。新譜じゃないのだけど、今年手にしたCDのなかで抜きん出た1枚ではなかろうか。圧倒的な音の存在感、美しいという言葉では語り尽くせない美しさ。内的な官能性がとても高く、気持ちの奥底から揺さぶられ、音が終わった後、自らの周囲がまったくの空…

Anatol Ugorski: Messiaen/鳥のカタログ(2003) 彼方に見える音空間の扉

突然、夏が終わった。この1年ばかりは、季節の結節点で気分がおかしくなることは無かったのだけど、今年は様子がおかしい。久しぶりの感覚。気持ちが冴え渡って、感覚のなかにある熊手のようなものが、随分遠くまで伸びていくような、指呼の距離に月がある…

Keith Jarrett: Shostakovitch/24 Preludes & Fugues op. 87(1991) 不意打ちをくらったように

気軽に聞き始めたのだけど、想定以上に好みに合う。

Stafano Bollani & Riccardo Chailly:Sounds of the 30's(2012)ボラーニのクラシック

ジャズ・ピアニストのなかで、ボラーニは頂点に立つ技巧者だと思うときがある。ECMだの、Label Bleuだの、かのヴィーナスだの、レーベルの色に合わせてカチンと水準を遥かに超える録音を残しているのだから。

Glenn Gould: Hindemith/The 3 Piano Sonatas(1966-73) カナダに来てグールドを聴かない理由を考えてみた

海外に出ると、仕事の時を除くと独りでいる時が長い。そんな時間がとても好きで、街を見たり、部屋でのんびりしたりしている。

Leonidas Kavakos: Maurice Ravel,George Enescu(2002) ただ無表情・無感情に

ギリシャのヴァイオリン奏者が弾くラヴェルの曲そしてルーマニアのエネスクの曲は民族音楽的でもあり、そして沈黙をもって饒舌に美を語るような瞬間が何度もある。

Herbert Henck:Mompou/Musica Callada(1995,ECM) 部屋の角で膝を抱えるような気分で

ようやく春の気怠い空気が流れてきた。少しツンとするような冷ややかさと、流体の如くまとわりつく温みのなかに居るような感じ。櫻をみるならば、澄んだ大気のもとがいいのだろうが、ただぼんやりと春の感触を楽しむならば、霧雨に靄っているのも悪くない。…

Yvonne Loriod: Messiaen/Quatuor pour la Fin du Temps(1990) 造ること壊すこと

メシアンの曲は宗教的な表題が多く、そのオトが造り出す世界は思念のなかで、かなり高い位置に浮かび上がっているような感覚を与える。

Alexander Melnikov: Scriabine (2006) 透き通るスクリャービンってね

少し前にショスタコーヴィチの「前奏曲とフーガ」の素晴らしい演奏で取り上げたメルニコフが気になった。少し眺めてみるとスクリャービンの盤を見つけたので注文した。