Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

ECM: Kurt Rapp

Mal Waldron: Spanish Bitch (1970) 日本でしか発売されなかったECMのアルバム

ある時期、日本でしか発売されなかったECMのアルバムがある、と知った。コンピレーションのような企画盤ではない。マル・ウォルドロンの好盤。 ECMの第一作が1969年。アイヒャーのプロデュースではない、マルのFree at Last。 その数ヶ月後で同じスタディオ…

(ECM1049) Keith Jarrett /Jan Garbarek: Luminessence (1974) ガルバレクのwith strings

1974年の5月から6月のニューヨーク録音シリーズの前に吹き込まれたアルバム。キースは作曲だけで、ピアノを弾いていないので注意! 喰わず嫌い。どうもキース関連の創作音楽っぽいのは苦手。フォークもどき、クラシックもどきのようで、うーんと首を傾げて…

(ECM1042) Eberhard Weber: The Colours Of Chloe (1973) 本当にいいアルバムだなあ

渓流へ入る季節が終わった瞬間から、音聴きに集中できる。現金なものだ。我ながら呆れ、驚いている。 そんな訳で、長く中断していた「ECMのレコード盤連番聴き」が復活している。昨日アップしたガルバレクのアルバムの記事で、「欧州奏者としての独自の音を…

(ECM 1035-37) Keith Jarrett: Solo Concerts Bremen / Lausanne (1973) 1973年のキース

ECMでのチック・コリアが1971年から1972年にかけて代表作といってもよい、素晴らしい吹き込みをしている。(ボクにとっては)それらがチックの辿り着いた高み、だと思っている。その後は、ゆっくりと同じような世界を旋回しているように、見受けられる。 キ…

(ECM 1033/34) Keith Jarrett: In The Light (1973) なかなか評価が難しいアルバムだと思うが

今回はじめて聴いたアルバム。ECMではじめての2枚組、かつクラシック・現代音楽の作品で、「作曲者」がキース・ジャレット。1973年の録音で、キースがマイルスのバンドで電化オルガンを弾いていた時期からさほど遠くない。レーベルができてから4年め、カタ…

(ECM1032) Ralph Towner: Diary (1973) 眠れぬ夜に蝋付けの羽が飛び散る夢を

ECMのなかでもECMらしいラルフ・タウナーのDiary。12弦ギターを中心とするアコウスティックな音が深く深くノイロンに浸透し、夜の帳をかけてくれる。

(ECM1030) Gary Burton:The New Quartet (1973) 古さを感じさせるのだけど

怒濤のような忙しさだった5月もお仕舞い方。ほっとしている。ECMのレコード聴き、再開。 バートンのアルバムは、ECM以前のRCA/Atlanticを何枚か持っているのだけど、白人、それもやや荒っぽい感じの白人の感性のようなものを感じさせる芯の部分があって、リ…

(ECM1027) Dave Holland: Conference of the birds (1972) 現代ジャズの起点、鳥たちのさえずりの絶対温度

[2015-4-14追記] このアルバムはレコード屋でみて欲しくなったときの感触、のようなことをしっかり覚えている。5年位前のお茶の水。まだレコード蒐集に熱は入っていなかったのだけど、確かに火をつけた一枚に違いない。今聴いても、2011-2-2の記事(下記参照…

(ECM1026) Stanley Cowell: Illusion Suite (1972) 違和感に違和感を感じる理由

昔から聴いている音を、再びある切り口で聴き直す、作業だ。今やっていることは。ECMという稀代のレーベルを順番に聴いていく、ということは、結局、アイヒャーを聴く、ということだから。今まで、そうではなくて奏者を聴いていくなかで、そのレーベルの統一…

(ECM1011) David Holland, Barre Phillips: Music From Two Basses (1971) ECMらしいもの、が宿った瞬間

ECMの最初期の10枚を毎日聴いていると、45年続いているECMも、最初からあった訳でなく、アイヒャーの試行錯誤(あるいは思考遍歴)のようなものが見えてくる。時代の思潮の少し先を狙いながら、出来上がった作品を見ながら微修正を繰り返す、そんなことだろ…

(ECM1009) Chick Corea: A.R.C. (1971) 分解寸前の音が孕む力

[2015-2-3記] 西独盤の3枚目、背文字なし、のオリジナル盤が届いた。さして高価ではない。 音質なのだけど、ピアノの余韻がより透明度が高い音。素晴らしい。確かに違う。面白いのは1stジャケット(三角)の後年プレス(背文字あり)と2ndジャケット(道)…

(ECM1008) Robin Kenyatta: Girl From Martinique (1970) 大分近づいてきた

[ECM1006]のダウナーと同時期のアイヒャー・プロデュース、トン・スタジオ録音の1枚。また同じく、CD化されていない。今のECMのなかで、受け入れられないモノがあるのだろうか、と思った、最初期のアルバム。 録音だけど、左端にケニヤッタ、右端にダウナー…

(ECM1006) Wolfgang Dauner: Output (1970) とにかくジャケット趣味が....

昨夜は世話になった職場の若い衆へのお礼の一献。柿木畠の「いたる」で美味しく頂いた。そこで知人ご一行と鉢合わせ。そのなかに、このブログ読者がおられて驚いた。その後、帰り道のバーでゆっくり呑んでいたら、cowryでのイヴェント「ジャズ喫茶、のような…

(ECM1001) Mal Waldron: Free At Last (1969) ここからはじまった、のか?

このレコードは随分前に買っていたのだけど、単にECMの一枚目にアルバムであること以外に理由のない買い物で、放置していた。で、まずはECM1000番台をアタマから聴こうと、ターンテーブルに乗せた。ECMは、ここからはじまった、のか?咄嗟に思った。 何か聴…