Kanazawa Jazz Days

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Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

ECM: Frieder Grindler

(ECM1076) Barre Phillips: Mountainscapes (1976) 折り重なる音の色彩

折り重なる音の色彩は、北欧から英国にかけての冬の空、のよう。重く広がる雲、希に切れ目から見える暗い蒼。 そんな土地で生まれた音楽なんだろうな、と思う。バーレ・フィリップスは長い間、欧州の奏者だと思っていたのだけど、カルフォルニア生まれ。キャ…

(ECM1075) Jan Garbarek, Bobo Stenson Quartet: Dansere (1975) ブロウは影を潜め

久しぶりのECMのレコード聴き。今は、ブログ移転に伴う過去記事の修正に時間をとられている。 このアルバムジャケットをよく見ると、Jan Garbarek Bobo Stenson Quartetの双頭カルテット。作曲・編曲はガルバレクなので、実質的にはガルバレクのアルバムなの…

(ECM1074) Jack DeJohnette: Untitled (1976) 当時のデジョネットの凄さと同時に

このジャック・デジョネットのECMでの、彼のグループとしての初アルバムは、そんなデジョネットの特性が詰まった玉手箱のようなアルバム。インド音楽風からフリー風まで様々なスタイル、リズムを取り上げている。それらが無理なく、デジョネットの多面性とし…

(ECM1057) Bill Connors:Theme To The Gaurdian (1974) タウナー的音を狙うのだけど

久々にECMのレコードを取り出して聴きはじめた。ECM聴きで触発された感覚のままに、いろいろ聴いて歩くような狩猟採集民、のような彷徨の日々、だと思う。 1974年前半に米国で収録されたものが、ジャズに振り込んだ作品群ならば、1974年に欧州で収録されたも…

(ECM1052) Steve Kuhn: Trance (1974) 直球のジャズのスピード感に溢れている

既に5年前に投稿していた。少し書き足す。 聴き直したが、いいアルバムだ、1970年代のジャズとして。1974年のジャレットやバートンの吹き込みは、欧州の美学と米国の美学の「Fusion」をジャズというプラットフォームに描き出した習作、すなわちECMそのもの…

(ECM1051) The Gary Burton Quintet with Eberhard Weber : Ring (1974) 知っているECMの空気の中へ

1974年の7月後半、西独での録音。 キース、ガルバレクと2枚吹き込んだ後、6月から7月にかけて米国で3枚、そして西独。巷では、ハンコックやマイルスのファンクが唸りを上げていた頃。そんななかで吹き込まれた、このアルバムが缶詰のように保っている空…

(ECM 1040) Gary Burton: Seven Songs For Quartet And Chamber Orchestra(1973) バートンの味

ECMのシリーズのなかで、はじめてのジャズ・コンボとオーケストラの共演。1970年代のこの手の演奏は案外苦手で、アレンジャーによっては受け付けない。その代表格はセベスキーで、CTIが臭く感じることが多いのは、そのためだ。クラウス・オーガマンは大丈夫…

(ECM1038) Art Lande, Jan Garbarek: Red Lanta (1973) ジャズ・室内楽

静謐を一枚のヴィニールに封じ込めた、ような印象。既にデュオとしてチック・コリアとゲイリー・バートンのCrystal silenceがあるのだけど、もっと曲ととして作り込められ、ジャズからの遠心力が強くなっている。40年という時間を全く感じさせない、現代のジ…

(ECM1031) Terje Rypdal: What Comes After(1973) 麻薬性のある音

実は1週間以上、ターンテーブルの上に載っているような気がする。麻薬性が強くて、何回も聴きたくなるのだけど、終わってから文章にする気にならなかった。 リピダルは村井さんのディスク紹介本で知ったOdysseyが聴きはじめ。ロックに近いディストーション…

(ECM1006) Wolfgang Dauner: Output (1970) とにかくジャケット趣味が....

昨夜は世話になった職場の若い衆へのお礼の一献。柿木畠の「いたる」で美味しく頂いた。そこで知人ご一行と鉢合わせ。そのなかに、このブログ読者がおられて驚いた。その後、帰り道のバーでゆっくり呑んでいたら、cowryでのイヴェント「ジャズ喫茶、のような…