Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

ECM

今日届いたレコード(ECM最難関ほか)

今日届いたレコード3枚。上2枚はECM。ECMのレコードは残りが6枚となった。ただし最近の新しいもので未発注は数枚ある。メンコ集めみたいなもの。 ゆっくり集めていたが、数年でここまできた。上左のレコード(日本でのみ発売の最難関)を除き、大半は1000…

(ECM1726) Herbert Henck: Conlon Nancarrow, George Antheil/ Piano Music (1999) どんな作曲家かと調べたら、CDから流れる音よりも面白すぎて

ヘンクの硬質なピアノの音は好み。熱心ではないが、少しずつ買い足している。モンポウやジョン・ケージの初期作品集は良かったな。 どんな作曲家かと調べたら、CDから流れる音よりも面白すぎて、惹き込まれた。 コンロン・ナンカロウ - Wikipedia 1912-1997 …

Björn Meyer @もっきりや

昨日(10/3)は、昨年、ECMからベースソロのアルバムを出したビョルン・マイヤーのライヴ。やはりベース・ソロ。ECMでぼベース・ソロというと、どちらかと云うとフリー系の奏者を想起するが、彼はニック・ベルチュのRoninのベーシスト。電気ベースでミニマルな…

Chick Corea in 1970-1971 トリオからサークルの時期

数日前、チック・コリアのThe sunを聴いて、サークルとの関係性について思いつきを書いたが、収録時期をみてみると、違うことが分かった。コリアはブレイとともに初期ECMの重要なpieceなのでメモ。 印象は印象なので訂正はしないが、1971年と思っていたコリ…

(ECM2594) Arild Andersen: In-House Science (2016) ジャコ似?

アリルド・アンデルセンって、あまり真剣に聴いたことない、というか、初期の何枚かが好みでない、ということだ。なんかアプローチが徹底してない印象がある。 このアルバムを聴いて、ちょっとびっくりした。好み、なのだ。ECM的宇宙と重畳しながらも少し外…

ECMのLPレコードカタログ

ECM

昨年に続いてECMのLPレコードカタログが発行された。ECMに直接レコードを注文すると、同梱してくれる。2枚購入すると、送料込みでDUよりは安価。昨年版は2冊入手していた。

(ECM1086/87) Keith Jarrett: Hymns Spheres (1976) ちょっとなあ

このアルバムに苦手感があって、ECMのレコード聴きを中断していた。30年以上ぶりに聴いてみると、やはり苦手かなあ。 ピアノ弾きがピアノのように弾いて、水彩画のパレットに色を沢山入れすぎて、滲んだような演奏が1枚目。2枚目になると残響を空間に置換…

ECMレコード記録の再開・整備(youtube削除, apple music/spotifyリンク追加)

ECMのレコードはじっくり聴いて、メモを作りたいと思っているが、中断している。再開したいなあ、と思う。 空き時間で過去の記録の整備(youtube削除, apple music/spotifyリンク追加)をはじめた。職場でぼんやり聴くには、インデックス代わりに便利なよう…

ECMでの日本人奏者のこと(Shinya Fukumori: For 2 Akisのストリーミング開始に際して)

無料でストリーミングを聴くことができるsptifyのリンクを貼り付けた。 ----------------------------------- 独ECMレーベルから、大阪出身の福盛進也氏がリーダ作を出したことが話題になっている(For 2 Akis)。早速、ストリーミングがはじまったので聴いて…

(ECM2576) Thomas Strønen, Time Is A Blind Guide: Lucus (2017) ECMから北欧の軒続きに

実に美しい。とかく過剰残響が気になるECMだけど、これは適量。打楽器を中心に据えつつも、打楽器の乾いた美音に潤いを与える弦やピアノの煌めき。Thomas Strønenの曲、いいなあと思う。巧くジャズよりは現代音楽寄りのあたりを攻めている感じだ。 このなか…

ECMストリーム解禁(まとめサイト的なものリスト)

ECMのストリーム解禁(apple music, Spotify)は喜ばしい。 プレス・リリース: ニュース: 基本的には音響を愉しむレーベルなので、CD/レコードで聴くべきなので、購入前に試聴ができる、からである。またECMファンって、所謂ジャズファンと重畳しながらも…

(ECM2526) David Virelles: Gnosis (2016) 21世紀のジャズのなかに感じること

近所のyuccaさんのtweetで少し気になった。 David Virelles "Gnosis"めちゃめちゃいい。最近語彙はめちゃめちゃいい、しか使えてないけど、これは良い。Afro CubanとECMの見事な融合。融合というか抱擁?かっこよすぎ。こんなルンバやられたら惚れるしかない…

(ECM2385) Glauco Venier: Miniatures (2013) 打楽器が醸し出す空気感

このような強くmanageされたような「沈黙の次に...」には随分飽きがきていて、ECMはもういいかな、の感覚が強くなっていた筈だ。だから1970年代を思い出させるような最近の意欲作に驚いているのだ。 しかし、このアルバムはあざとい程のECMイメージの中に…

(ECM2579) Tim Berne's Snakeoil: Incidentals (2014) ティム・バーンはワン・パターンか

先日、ディスクユニオン新宿で買ってきたもの。価格が落ち着くのが待ちきれなかったので、普段の1.5倍くらいの価格で購入。このティム・バーンの新譜はECMから。バーンの音源は、何を聴いても同じように聴こえることは否めない。ティム・バーンはワン・パタ…

Okwui Enwezor,Markus Mueller編:ECM/A Cultural Archaeology(2013) 無印良品で売っていたECM本

ECM: A Cultural Archaeology 作者: Diedrich Diederichsen,Kodwo Eshun,Renee Green,Okwui Enwezor,Markus Mueller 出版社/メーカー: Prestel Pub 発売日: 2013/01/28 メディア: ハードカバー この商品を含むブログを見る 金沢から東京に転勤したS君が、「…

Lars Muller: Sleeves of Desire (1996) 30年以上前を鳥瞰しているような、不思議な浮遊感とともに

Ecm: Sleeves of Desire : A Cover Story (Edition of Contemporary Music Sleeves of Desire : a Cover Story) 作者: Lars Muller 出版社/メーカー: Princeton Architectural Pr 発売日: 1996/07 メディア: ペーパーバック クリック: 1回 この商品を含むブ…

(ECM 2494/95) Roscoe Mitchell: Bells For The South Side (2015) 精緻な音の空間

ボクはAEOC関連のアルバムについては、ブリジット・フォンテーヌでしか聴いていなくて、極めて縁が薄い。だから、このアルバムが彼らの過去の業績に照らしそうか、なんてことは書けない。むしろ、ソーリーとかテイボーンとかの参加が気になっていた。 AEOCに…

(ECM2518) Dominic Miller: Silent Light (2016) こんなECMも好きだなあ

ECMに直接注文して入手したレコード。数ヶ月分の何枚かをまとめて頼むと、送料を考えても国内の店で買うより安価。 かなり機械的に注文した訳で、中身は入手してから確認。ギターのドミニク・ミラーのアルバムだけど、知らない。スティングと共演していたそ…

(ECM2512) Theo Bleckmann: Elegy (2016) 久しぶりの金沢で、初期のPMGを彷彿とさせる

久しぶりの金沢で音楽を聴いている。いつの間にか梅雨に入ったのか、雨。こんな朝はECMを聴く気分、になる。ハワイから帰ってきたら、届いていたCDを聴く。 妙に、琴線に引っかかるのだ Theo Bleckmann - Elegy - あうとわ~ど・ばうんど これを読んで、ハワ…

(ECM1877) David Torn: Prezens (2005)  大音量で目眩を感じながら

クレイグ・ティボーン聴きの一環で入手したアルバム。一連のアルバムのなかで、幾つか気に入ったアルバムのプロデュースを、ティム・バーンが行っていることに気がついた。ティム・バーンの素晴らしく格好がいいアルバム、がそれらだ。アヴァンギャルドな素…

(ECM2258) Chris Potter : The Sirens (2011) 現代音楽と通底するテイボーンの美しい音

ここのところのティボーン聴きシリーズで気に入った一枚。どうもクリス・ポッターは「丸くなったブレッカー」という感じで、あまり聴かない。巧いし、なかなか聴かせるのだけど、ちょっと印象を残さないところがある。 このアルバムは、James A. Farberによ…

( ECM2527) Craig Taborn: Daylight Ghosts (2016) その断面に顔を覗かせる埋蔵物

幾つかのアルバムを聴くなかで、クレイグ・ティボーンの音響的な面白さ、美しさ、味わい深さを感じ、徐々に深みに入っているような感覚がある。決定的だったのは、ECMからのAvenging Angelで、現代音楽が抱える「ある種の空気感」のようなものを、ジャズにre…

(ECM2528) John Abercrombie: Up And Coming (2016) 1970年代のアルバムと云われれば

時間が止まった、ようなアルバム。これが1970年代のアルバムと云われれば、そうだと思うだろう。そこに時間の流れがない。中庸なインタープレイを交えたジャズの小品、なのだ。それがECMに相応の数がありそうで、あまりないようにも思えるがどうだろう。 ボ…

(ECM2517) Colin Vallon: Danse (2016) ただの清澄なピアノトリオのようで、案外毒っぽい

先日、ECMから直接届いたLPレコード。最初は酔っていたこともあって、音にピンとこなかったが、音質、内容ともに、面白さを感じてきた。ここ数日、超多忙なこともあって、あまりブログも更新できていないが、こればかり聴いていた。 コリン・ヴァロンはスイ…

(ECM1085) Keith Jarrett: The Survivors' Suite (1976) 存在したことがない音への強烈な喪失感

抑制的な演奏が実に美しい。いや、それはキースだけでなく、ヘイデンもモチアンもレッドマンも。譜面に書かれている(に違いない)旋律を辿るだけで、咆吼しない。その強い抑制が、溜息が出るような美しさを誘っている。キワモノすれすれになりがちな、キー…

(ECM 2207) Craig Taborn: Avenging Angel (2010) それにしても美しい

先般から、幾つかのアルバムを聴いて、過剰ではない音、の空間的な広がりのようなものに魅了された。硬質な音が如何にもECM好み、ではあるのだけど、現代音楽とジャズの境界線にピタッと音を流していく、そして自己陶酔的な美音ではなくて、緻密に作曲されて…

ECMの新譜(LPレコード)が続く

ECM

ECMでのLPレコードの出版ピッチが上がったようだ。サイトでの確認が欠かせなくなった。20 Euro/枚。新譜を2枚注文し、送料が10 Euro。総計50 Euroとなる。格段安くもないが、高価では決してない。毎月の確認が欠かせなくなった。 ボクがレコードでECMの新譜…

(ECM1084) Eberhard Weber: The Following Morning (1976) どう聴いても彼の音楽

時間とともに変容する奏者、そうでない奏者がいる。エバーハルト・ヴェーバーは決定的に後者で、どう聴いても彼の音楽である、という印象は決してエフェクタを通したエレクトリック・アコウスティック・ベースの音色、だけによるものではない。 むしろ作曲行…

ECMのレコード紹介本(New Albums on Vinyl From Analog Masters, spring 2017)

ECMの新作もレコードで入手しようと決断。音が存外にいいのだ。 12月のはじめに、ECMのサイトで送料無料の特別セールが案内された。 サイトで購入可能な、未入手の盤3枚を注文。年末にようやく届いた。 そのなかにECMの販売中のレコード に関するパンフレッ…

2016年という一年、いや九ヶ月を考える(ECMを後衛とした構図)

ボクは時系列に興味を持ったものを飛び跳ねているだけなので、とても今年のベスト、を語ることができるような纏まった何か、はない。外の方々の「まとめ」を有り難く読み、漏れを拾っている。 ただ4月に聴いたEvan Parkerの影響は甚大で、あのような「広範…