Kanazawa Jazz Days

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Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Arto Lindsay: O Corpo Sutil: The Subtle Body (1996) 虚無的な距離感

これはもう麻薬的南米音楽の変種。ナナ・ヴァスコンセロス(参加!)やエグベルト・ジスモンチが奏でる世界、密林の奥から流れでる漆黒の音が微量だけど投入されている。 ボッサ・ノヴァは奏者と聴き手の音の近さ、と、曲が与える距離感の印象に大きな乖離が…

早川岳晴: Hayakawa(1996) 甘さや曖昧さのない

昔、昔、ドクトル梅津バンドが結構気に入って、その理由の一つがソリッドなベースの音なんだけど、それでSALTのレコード(1986)も買った。30年前の話である。 ガツガツとキツくグルーヴするベースが好みになったのは、ウルマーのバンドのアミン・アリを聴いて…

近藤等則, DJ Krush: 記憶 Ki-Oku (1996) もの哀しい

もの哀しい、夕暮れの記憶、のような淡い演奏。自己主張の固まりのような近藤も、DJ Krushのビートも、全て淡色で、気がつくとセピア色に染まっている。もう20年になるのか、と思って驚いた。割と最近のアルバムのように思っていたから。 記憶 アーティスト:…

(ECM1609) Paul Bley, Evan Parker, Barre Phillips: Sankt Gerold Variations (1996) 音の一撃に

音の一撃に、やられた。ポルトガルから帰ってきたら、ポストに入っていたCD。不用意に聴きはじめたら、暫く、何も手につかなかった。 エヴァン・パーカーの螺旋状に上昇するブロウと、美麗なブレイの音が絡まった瞬間、美しい不可思議な構造物のような音世界…

D'angelo: Live at the Jazz Cafe London (1996) 今朝のクルマのなか

忙しい。昨日は能登の方まで往復200km以上の出張。始終ハンドルを握っていたような感覚。 今朝は東京へ。自宅から小松までの間、クルマのなかではコレを聴いていた。 とても具合が良く、良い意味で70年代のソウルを彷彿とさせるような、丁寧な音のつくり。そ…

浅川マキ:あの男が死んだら(1972,1981,1996)酩酊しながら

その夜も酩酊していて、意識は断続的。とかく疲れているのだ。 他の客も消え、ふっと聴こえてきた曲が「あの男(ヒト)が死んだら」。ボクが好きな曲なので、そこですこしだけ眼を覚ました。しかし、ボクが知っているその曲よりは少し軽く、声の陰翳が少し足り…

Nguyen Le: Tales from Viet-Nam(1996) 香草や魚醤の匂いが脳内に流れ込む気持ち良さ

このアルバムも滅法面白い。Nguyên Lê はフレットレス・ギターを弾いている、と書いてある。だからポヨーンと締まりがない、といおうか柔らかい音が出ているのか。

John Clark: I will (1996) ボクが持っているPostcardsレーベル3枚目はフレンチホルン

ジャズ・フレンチホルン奏者(!)John Clarkの ことを,何故,ボクが知っているかというと,多分,他のヒト90%と同じで,一時Gil Evans orchestraにかなりハマッたことがあるからだ.

Misha Mengelberg: No Idea (1996) 正しく変なジャズ曲のグルーヴ感

No Ideaを聴くとMisha Mengerbergは,Thelonious Monkのような音世界から油っぽいところを抜いて,少し饒舌にした音なんだな,と思う.欧州的な華がしっかりあるので,Monkのトツトツ感 が煌めいたような感じでヘンなGrooveを始めるので,気色悪く気持ちいい…

Francis Lockwood:Jimi's Colors (1996)軽やかな疾走感

Francis Lockwoodはヨーロッパにしては綺麗すぎる音でもないし,余分な音も少なく,とても好感が持てる.ヨーロッパのジャズは,ジャズのフォーマットを借 りて独自の音を出す場合が多い.この場合は,Jimiの音楽をジャズでしっかり消化し,改めて欧州味ジャ…