Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

1985

John Hicks: Inc. 1 (1985) なにか、を見てしまった

ボクの世代だと、ファラオ・サンダースのTheresa recordsでの諸作での速度感溢れる演奏に惹かれて名前を知ったヒトが多いと思う。コルトレーンより軽いサンダース、マッコイより軽いヒックスの組み合わせは絶妙で、軛が外れたような咆吼を載せた高速列車、の…

浅川マキ:ちょっと長い関係のブルース(1985) 新しいカートリッジで聴く

LPレコード終末期、1980年代半ば、の録音は甘い印象がある。溶けるような甘さ、のように感じる。当時のキング・レコードの日本録音Paddle Wheelなんか聴くと、特にそう思う。 このレコードは東芝、吉野金次の録音。スタジオでの録音なのだけど、程よい残響感…

(ECM1298) John Taylor: Azimuth '85 (1985) 透明な音の深さ

ホーチミンから帰ったらハンガリーのレコードsellerからの包みが届いていた。ECM1000,1100番台のレコードを片付け、ECM1200番台が残り数枚。海外sellerに頼みはじめた。ECMのレコード盤は決して稀少ではなく、世の中のどこかに必ずある。価格も高価ではない…

(ECM2445) Keith Jarrett: Barber / Bartok / Jarrett (1984,85) うーん

山だの釣りだの、そんなことを書いているので、そろそろ音楽を、って思っていたけど、気が多くて手が出なかった。 先日、この世を去ったコールマンのディスクを聴いたり、ECMレコード聴きシリーズでキースのIn the Lightの2枚組を聴いたり、焦点が定まらな…

渋谷毅,武田和命: Old folks (1985) モンクの曲の響き

一昨日のDVDと同じく、10年ほど前に出たブート紛いのCD。ナショナルのWラジカセで録ったものだそうだ。それから30年、武田と川端はこの世を去って、ナショナルもWラジカセも死語。 ただ渋谷さんだけは、今日もどこかで呑みながらピアノを弾いているのだろう…

Kronos Quartet: Music of Bill Evans (1985) 虚空に手向けられた花のような

ビル・エヴァンスの楽歴の初期、Riversideのアルバムをプロデュースしたオリン・キープニューズがエヴァンスに捧げたもの。演奏はライヒとかグラスなどの現代曲の演奏で知られるクロノス・カルテット。弦楽で聴くエヴァンスのピアノ曲が並べられている。ゴメ…

浅川マキ:ちょっと長い関係のブルース(1985) 膝を抱えるような気分で。

明るい月夜だったのに、夜半過ぎから雷が鳴りだした。暗い部屋でレコードをターンテーブルに載せたまま眠ってしまった。カツっというかすれたような衝突音の繰り返しで眼が覚めた。レコードのレーベルの端をなぞり続けていた。とても寒かった。レコード針を…

Joao Gilberto: Live In Montreux (1985) 春も秋も聴いているのだけど

ジルベルトはStan GetzとのGetz/Gilbert(1963,Verve)で聴いてから、すっかり取り込まれていて、レコード屋で見かけたら手にしている。ガツガツとコレクター的な蒐集すること自体、ジルベルトの音楽と合わないような気がして、出会った持って帰る。そんな感じ…

近藤等則:Metal Position (1985) 闇を切り裂く刃物のような電気トランペット

「近藤等則IMA」の最初のアルバムが「Metal position」。LPジャケットの帯の惹句が中沢新一、チベットのモーツァルトがヒットしたばかり、なのだから何とはまあの、時代の潤色。音のキレが とてもよくて、格好がよい。何回も何回もターンテーブルを回した一…