Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

1978

Joe Pass and Paulinho Da Costa: Tudo Bem! (1978) パスと「あの系統」の音の相性

これも安レコードなのだけど、パブロの独盤ということで、即、手が出た。パブロは米盤、日本盤、独盤といずれも音が良い。音圧が上品に高く、奏者がぐっと寄ってくる。そのなかで、米盤は力強く、やや歪み気味かな、日本盤はバラスが良く、でも印象が弱いか…

Andrew Hill (1978) 音響空間ということ

昨日のヘンダーソンが存外に響かなかったので、他のBNアルバムをapple musicで聴いていくと、アンドリュー・ヒルが入っている作の方が断然いいと思った。何だろう。やはり、モンクと同じような「ある種のピアニズム」を、モンクと異なる形で表出させているこ…

阿部薫, 豊住芳三郎:Overhang-Party (1978) 音の美しさを

ディスクユニオンで見かけて、小躍りして購入したレコード。これで(本当の幻的レア盤である)解体的交換以外の レコードが揃った、と思った。実は、これは誤解で同名のOverhang party (QBICO)の名前で出たアルバムは騒でのライヴで、別の演奏のようだ、やれ…

Gil Evans: Gil Evans Live At The Royal Festival Hall London 1978 (1978) 菊地雅章のパーカー

これも、お茶の水購入盤。最近になって持っていないことに気がついたもの。同じライヴの別テイクがMole jazzから出ていて、混乱していた。パブリック・シアターとあわせ、菊地雅章参加盤なのだ 公式盤としては、Now comes the time以来らしいが、続々出るこ…

Derek Bailey: Duo & Trio Improvisation (1978) 音のことについて

帰国して、早速聴いた。やはり、空間的な音の造作が素晴らしくて、聴き惚れてしまった。 人の意識の分解能に近い、速度でのベイリーの音の変化、そして楽器のボディを含めた共鳴音のようなものが空間を広げる。 実はこのセッションはCDでも出ていて、収録セ…

Evan Parker: At The Finger Palace (1978) 楽器表現の極北

30年振りにレコード盤に針を載せた。ある時期から、この手の音楽は全く聴いていない。 改めて聴いてみて驚くのは、今、聴いてみると音の洪水、という程でもないし、むしろ楽器の限界まで音を出す行為がとても生々しく、面白く聞こえる。ジャズという音楽ジャ…

Miles Davis: STUDIO SESSION 1978(1978) 存在で主張するのでなく、存在を消して主張する

ここ1年くらい、菊地雅章の音が気になって仕方が無い。あの個性に掴まれた、のだ。ECMのレコード聴きと並行して、ゆっくり菊地雅章と向き合っていきたい。 ボクにとっても菊地雅章は彼の音と同じで、音と音の間の無音そのもの、じゃないかと思う。存在で主…

Dave Valentin: Legends (1978) GRPの音

最初に買ったSJ誌(1979年の6月くらいじゃなかろうか)の記事でヴァレンティンを知った。でも、彼をはじめて聴いたのは20年くらい後。この初リーダ作を買ったのは先日のフェニックス。$1.99だったしね。 当時、どうもナベサダのグルーシン路線が合わなかっ…

Charlie Haden, Christian Escoude: Gitane (1978) 図太いベースを聴くレコード

先に云ってしまうと、1991年に仏Dreyfus Jazzから再発されたCDを持っていて、愛聴盤。ジャンゴ・ラインハルトの後継者、というと今ならば、ビレリ・ラグレーンとか、このクリスチャン・エスクーデ(二人ともロマ、のギター奏者)。ヘイデンとエスクーデで、ジ…

Louis Stewart: Milesian Source (1978) 1970年代の香しさが存分に詰まった円盤

先日、新宿のディスク・ユニオンで手にしたLouis Stewartのアルバムに魅了されてしまった。 という訳で、早速、オークションで1970年代のアルバムを入手。Pyeレコードって、英国時代のマクラフリンの「前衛的なアルバム」(ジョン・サーマンとやってるヤツ)…

Richie Beirach・富樫雅彦: Kahuna (1978, Trio) 27分24秒の演奏会

正直に云うと、演奏の良し悪しが分からない。そんな指先で軽く紡ぐコトバで上手く表現ができない。 27分24秒の演奏会に座っていた、ような感覚。眼前で行われたピアノ・ソロが13分15秒、そして打楽器とのデュオが14分9秒。CDとかLPレコードといったオトの物…

浅川マキ:ライヴ夜(1978)声の湿度、声の温度

長い間、困惑していた。日本のジャズ(和ジャズって言い方には違和感が強い)を聴いていくと、その終着駅のように浅川マキのアルバムが遠くに見える。そして、伝え聞くその駅の噂は暗く、荒れている。だから、途中下車し、その駅には行かなかった。 それでも…

Pat Martino: Alone Together(1977-78) デュオという名のソロ

最近は古いLPレコードに熱を上げているのだけど、新しい録音も最低限の目配りをしている(積り)。 先日、マルティーノの新譜を見つけてあわてて買ったのがコレ。到着前に工藤氏のブログを見て愕然。古いプライヴェート録音で音質も今ひとつ。あれまあ。 そ…

Bill Evans: Affinity (1978) 緩い気楽な一枚だけど

職場では、心休まるような音楽を聴きたいと思ってしまった。Bill EvansのAffinity (1978)は、ボクにとって、心休まる緩い気楽な一枚。

Jim Hall Red Mitchell (1978) 月に浮かれた翌週のこと

このアルバムは1978年のSweet Basil(NYのVillage Vanguardの近所だった)でのライヴ。2人のデュオ。一時、ジョン・シュナイダーのレーベルArtist Houseが気になって集めたもの。

James Blood Ulmer: Tales of Captain Black(1978) あのヘンなファンクギターのデビュー盤(Artist House2)

Punk Jazz (明らかにP-Funkを意識していたと思うけど)なるもので面白いと思ったのが,James Blood Ulmerの"Are you glad to be in America?"(UKのレーベルRough Trade)や一連のColumbia盤とか,Josef BowieのバンドDefunktとか,すきっと小難しいこと抜きのFu…

Charlie Haden : Gitane (1978) ボクが一番聴くHadenはコレ

Keith JarrettのAtlanticの駄盤のなかのChaelie Hadenの蜜だけを集めた感があるアルバムが仏DreyfusのGitane.時期も1978年なので,丁度Keith JarrettのAmerican Quartetをやめた頃じゃないかな.あの頃のHadenの好きな演奏の空気がたっぷり詰まっているので…

Woody Shaw: Stepping Stones(1978) 京都河原町今出川にあったジャズ喫茶で聴いてから

演奏はバンド一丸で70年代ジャズの音でまっすぐドライブしているから気持ち良く聴ける.今でもターンテーブルに良くのせる.Woody 以外のプレイは少し軽さがあって,怪しいトコロがあるが,バンドの勢いがそんな不安を吹き飛ばしている.一曲目Stepping St…