Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

1977

Louis Hayes, Woody Shaw: Lausanne 1977 (1977) 問答無用 !

ここ数年の新譜やフリーばかり聴いていると、何か「もやっと」脳内がネジれる感覚があって、またそれが愉しいのだが、はっと疲れるときもある。 そうだ、って思い出してウッディ・ショウを聴いてみたら、モヤモヤを吹き飛ばす内容。1970年代の後半、ショウの…

Woody Shaw: Live Volume One (1977) Stepping Stonesでモノ足りない向きには

先日のブレイキーのアルバムを聴いていて、薄幸の印象が強い(そんなのばっかりか)ショウを思い出した。やっぱり、いいよね。1979年に聴いて、ジャズが好きになる後押しをしてくれた奏者。 だから、今でもStepping Stonesが大好きなのだけど、もう少し聴き…

KEITH JARRETT: Solo Live in VERMONT (1977) かつてレーザーディスクで持っていたソロ

1977年のバーモントでのソロ。レーザーディスクで持っていて、昔は本当に良く見た。バーモントの湖沼の傍ら、季節は晩夏から初秋ではないか。心地よい大気が画面から流れ出る。夕刻のまだ明るい時間からはじまった演奏会は次第に夕闇のなかに沈んでいく。 キ…

Chico Freeman : Chico (1977) ロフトジャズの時代

彼の初期のアルバム。タイトルはデビューアルバムっぽい(そのような意図だと思う)が、日本のWhynotレーベルから出たMorning prayerが先に出ている。 このアルバムのA面はフリーマンとマクビーの演奏。骨太、と月並みな言葉しか出てこないが、2人とも、フリ…

Richie Cole: Alto Madness (1977) 1970年代後半のRudy Van Gelder

昨日、久しぶりにリッチー・コールの名前を見て、懐かしくなった。1980年頃のピン・ポイントの人気沸騰振り、が。 で、当時のレコードを眺めていたら、うち1枚がヴァン・ゲルダーが録音したものだと、気がついた。ちゃんとvan gelderの刻印がレコードに入っ…

植松孝夫; Straight Ahead (1977) ぶれない太い音

植松孝夫の第2作。全体的には当時流行りのクロスオーバー風にできていて、益田幹夫は初期WR風だし、ベースはチョッパーもする。それでいて、ポップな感じが全くしなくて、植松孝夫のあの音、図太いテナーの音、を聴くことができる。そうアレンジやスタイル…

渡辺貞夫:Live in Nemuro 1977 (1977) ネムロ買い、の一枚

とにかく聴いて欲しいと思う。1980年頃、各地で開催されたジャズ・フェスティバルで聴くことができた日本のジャズの空気が詰まっている。apple musicでも聴くことができる。

ポーランドの山下洋輔トリオ@1977:欧州の演奏レベル

昔から気になっていたレコードを入手。なくてもいいが、あってもいい、まあ価格次第、というブツ。 ポーランドのmuzaが出しているポーランドのジャズ・フェスティバルJazz Jamboree のライヴ。そのなかに山下洋輔の録音が混じっている。当時は東側だったから…

加古隆:Legend of the sea-myself(1977)現代音楽とのフュージョン

日本の音楽シーンが大きく飛翔したように思える1970年代。何か大きなエネルギーが社会にあって、1980年までに頂点を迎え、バブル崩壊の頃にそのようなヴェクトルは雲散霧消したのではないか。1960年代の反米闘争たる反安保から全共闘運動の過激化と挫折、経…

Ornette Coleman and Charlie Haden: Soapsuds, Soapsuds (1977) 冥界の人達

モダン・ジャズを聴く、ということは音溝に残された冥界の人達の記録を辿る、ということになったようだ。 (多分)、時代の音楽としてのモダン・ジャズは1960年代後半にゆっくり消えていき、川のような流れ(ストリーム)ではなく、海のような広がりのなかで…

Bill Evans: I Will Say Goodbye (1977) 34年目の秋

昨日からBill Evansがこの世を去った日だとSNSが告げている。34年目の秋が来た。 だから今日の仕事場の音楽はビル・エヴァンス。当時、全くと言っていいほど話題にならなかった70年代のエヴァンスだけど、なかなか素晴らしい。昨今のジャズを先取りしていた…

Miroslav Vitous: Mirosrav (1977) 音の純度

このアルバムパーカッションとのデュオ。もっとも多重録音を行っているので、デュオ・アルバムという趣ではない。今に至るまで、一貫して変わらないヴィト ウスのspacyな音。多重録音されたシンセサイザの音がそのようなヴィトウスの音世界を遠くに浮かぶ雲…

Woody Shaw: The iron man (1977) 強固なピアノとベースのうえで

仕事場を引越した。ボクと同じ位の年齢の建屋だったので、耐震強度が足りない。取り壊しになることになって、職場のなかの別の建屋に移った。そんなこともあって、とても疲れた3月になった。古い建屋はそれなりの味わいあって、歪んだ窓硝子が入った鉄サッ…

Stone Alliance: Marcio Montarroyos (1977) 今につながるオトを聴く

随分前に買って放置していたLP。棚の整理をしていたら見つかった。30年程前に「第二のウェザ−リポート」と持ち上げた記事を何回かSJ誌で読んだ記憶がある。でも一般的な人気は出なかった。まあメンバーがなかなかの力量なので今でも十分聴かせるジャズ。ザヴ…

渋谷毅:Cook note(1977) なぜ日本のジャズなのか、なぜLPレコードなのか

金曜日にお茶の水で買ったLPレコード。持って帰ってから何度もターン・テーブルに登板。MMで聴いたり、MCで聴いたり、山水で聴いたり、マッキントッシュで聴いたり。 なぜ日本のジャズなのか、なぜLPレコードなのか、そんなことを考えていた。 学生の頃から…

Buddy Tate meets Dollar Brand (1977): セシル・マクビーの音が聴きたいとき、それにテキサス・アリゾナ

バディ・テイトは1913年、テキサス生まれの古い世代の奏者。ビッグ・バンド主体で、モダンジャズの奏者として扱われたり,扱われなかったり。だけど 1970年後半以降、つまり還暦を過ぎてからの露出はかなりのものだったと記憶している。細かな時代のスタイル…

笠井紀美子: Tokyo Special (1977)スペシャルであって欲しいとおもうのだけど

全曲が亡き安井かずみの作曲、作曲はいろいろ。ボクには鈴木勲の曲がとても格好良くて、矢野顕子(デビュー当時!)の曲がどう聴いても矢野顕子なのに驚いた。

Bill Evans: You Must Believe in Spring (1977) 改めて聞き惚れる・タマにはジャズも

ジャ ズも勿論、聴いていない訳ではなくて、ちゃんと聴いています。クラシックの濫入で脳内快感センサーが変わってしまったので、結構聴き直しているのだ。そん な中で面白いのは、Bill EvansやKeith Jarrettは若い頃の演奏でなくて、加齢してからの演奏が気…

Charlie Haden and Hampton Haws: As Long as There's music (1977) :Artist Houseというレーベル

Artist Houseの初期の圭作.とは云っても,Hawsの軽快なSwingは聴こえず,Hadenの独走ソロが気になる一枚.Hawsのいつもと異なる一 面,Hadenの相変わらずの一面,っていう感じ.でも聴いていると案外良くて,へえ,Hawsってこんなピアノが引けるんだ,と思…

Chico Freeman:Beyond The Rain (1977) 昨夜は一降り今朝は曇り

Chico Freeman(ts), Hilton Ruiz(p), Junieeh Booth(b), Elvin Jones(ds), Jumma Santos(perc) 学生時代に一生懸命聴いたChico Freeman.所謂シカゴのAACM派とか,ロフトジャズ云々の解説記事をみた記憶がありますが,良く覚えていない.この一枚が今でも愛…