Kanazawa Jazz Days

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Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Art Blakey & The Jazz Messengers: Anthenagin (1973) ウッディ・ショウの魅力

これもディスクユニオン大阪(二日目)の買い物。 アート・ブレイキーはあんまり好みでもなくて、例外的にメッセンジャーズ結成前のバードランドをタマに聴くくらい。これも、ホレス・シルバーのピアノの躍動感、クリフォード・ブラウンのトランペットの端正…

阿部薫: 彗星パルティータ(1973) 何なんだろうか?

その短い人生、自死したパートナー・鈴木いずみとの生活(映画:エンドレス・ワルツ)で、生前、世間からの無関心のなかで生きたこと(ジャズ奏者は大概)が信じられないくらいアイコン化した奏者である阿部薫。 長い間、コジマ録音のカタログなんかにも載っ…

Keith Jarrett: Fort Yawuh (1973) 奇妙な味の系譜

ジャズを聴く耳が旋回している、ような感覚。先日、Evan Parkerを聴いて、何かの「スイッチ」が入って、improvised musicが平気に聴けるようになった、30年振りに。という訳で、昔合わなかった音を聴いてみよう、と思った次第。 インパルス時代のキース・ジ…

富樫雅彦、佐藤允彦: 双晶(1973) 空間を隈取る、そしてKairos

久しぶりに双晶をターン・テーブルに載せる。無音が長いように感じる。微かなレコード針の追跡音の中なら、奏者達の音群が静かに湧き出す。 角突き合わせるようなインタープレイではなく、佐藤のピアノを真ん中に据え、広く空間を隈取るような富樫の打楽器。…

Nana Vasconcelos: Novelli (1974)とAfricadeus (1973) ナナの音

フランスSaravahのアルバム。このアルバムとAfricadeusがカップリングして、CDになっているようで、apple musicにアップされている。 はじめてAfricadeusを聴くが、凄い。アフリカ色の強い、打楽器とvoiceのソロ。 加飾がない、生のナナを聴くような気分だ。…

(ECM1044) Julian Priester Pepo Mtoto: Love, Love (1973) 全てにわたって

モウピン(ECM1043)からの続き物のようで違う。録音はロス。しかもプロデューサーはプリースターとよく分からないPat Gleesonという人物(ハンコックのMwandishiバンドのシンセサイザー・プログラマーみたい)。アイヒャーがプロデュサーでない場合、今まではEC…

(ECM1042) Eberhard Weber: The Colours Of Chloe (1973) 本当にいいアルバムだなあ

渓流へ入る季節が終わった瞬間から、音聴きに集中できる。現金なものだ。我ながら呆れ、驚いている。 そんな訳で、長く中断していた「ECMのレコード盤連番聴き」が復活している。昨日アップしたガルバレクのアルバムの記事で、「欧州奏者としての独自の音を…

(ECM1041) Jan Garbarek: Witchi-Tai-To (1973) 欧州奏者としての独自の音

ボボ・ステンソンとの双頭名義のアルバム。後年のアルバムと初期のフリーキーなアルバムの中間点。概ね後年に連なるような、作り込まれた音なのだけど、一部、コルトレーン的なブロウもあり(B面2曲目のチェリーの曲)、まだ過渡期かな、という感じ。 久し…

David Liebman: First Visit (1973) あの時代の日本

あの時代の日本、万博の3年後、の凄さ、を今に伝えるアルバム。所得水準ではまだまだ先進国との格差はあって、微妙に豊かさに届いていない感覚。でも急速に、各家庭に電話、乗用車、ステレオ装置など「生活のゆとり製品」が急速に普及していた、その勢いそ…

(ECM1039) Dave Liebman: Lookout Farm (1973) ECMを聴いている感じがしない、という意味で不思議な一枚

今朝は音響装置が綺麗になっているので、ECMレコードをターン・テーブルに。 当時、マイルス・デイヴィスのバンドで吹いていたリーブマンのECMでの吹き込み。リーブマンの音ってECMにしては、やや熱めで、バンド自体も躍動するリズム(特にB面)が全面に出て…

(ECM 1040) Gary Burton: Seven Songs For Quartet And Chamber Orchestra(1973) バートンの味

ECMのシリーズのなかで、はじめてのジャズ・コンボとオーケストラの共演。1970年代のこの手の演奏は案外苦手で、アレンジャーによっては受け付けない。その代表格はセベスキーで、CTIが臭く感じることが多いのは、そのためだ。クラウス・オーガマンは大丈夫…

(ECM1038) Art Lande, Jan Garbarek: Red Lanta (1973) ジャズ・室内楽

静謐を一枚のヴィニールに封じ込めた、ような印象。既にデュオとしてチック・コリアとゲイリー・バートンのCrystal silenceがあるのだけど、もっと曲ととして作り込められ、ジャズからの遠心力が強くなっている。40年という時間を全く感じさせない、現代のジ…

(ECM 1035-37) Keith Jarrett: Solo Concerts Bremen / Lausanne (1973) 1973年のキース

ECMでのチック・コリアが1971年から1972年にかけて代表作といってもよい、素晴らしい吹き込みをしている。(ボクにとっては)それらがチックの辿り着いた高み、だと思っている。その後は、ゆっくりと同じような世界を旋回しているように、見受けられる。 キ…

(ECM 1033/34) Keith Jarrett: In The Light (1973) なかなか評価が難しいアルバムだと思うが

今回はじめて聴いたアルバム。ECMではじめての2枚組、かつクラシック・現代音楽の作品で、「作曲者」がキース・ジャレット。1973年の録音で、キースがマイルスのバンドで電化オルガンを弾いていた時期からさほど遠くない。レーベルができてから4年め、カタ…

(ECM1032) Ralph Towner: Diary (1973) 眠れぬ夜に蝋付けの羽が飛び散る夢を

ECMのなかでもECMらしいラルフ・タウナーのDiary。12弦ギターを中心とするアコウスティックな音が深く深くノイロンに浸透し、夜の帳をかけてくれる。

(ECM1031) Terje Rypdal: What Comes After(1973) 麻薬性のある音

実は1週間以上、ターンテーブルの上に載っているような気がする。麻薬性が強くて、何回も聴きたくなるのだけど、終わってから文章にする気にならなかった。 リピダルは村井さんのディスク紹介本で知ったOdysseyが聴きはじめ。ロックに近いディストーション…

(ECM1030) Gary Burton:The New Quartet (1973) 古さを感じさせるのだけど

怒濤のような忙しさだった5月もお仕舞い方。ほっとしている。ECMのレコード聴き、再開。 バートンのアルバムは、ECM以前のRCA/Atlanticを何枚か持っているのだけど、白人、それもやや荒っぽい感じの白人の感性のようなものを感じさせる芯の部分があって、リ…

(ECM1021) Keith Jarrett & Jack DeJohnette: Ruta and Daitya(1971) ここからボクが知るECMがはじまる

この時点まで、録音の段階でECMとしてproduceされていないものは何枚かある。やはりECMらしくない印象がある。しかしながら、このアルバムもそうでありながら、tonスタジオでのre-mixで、紛れもなくECMの音世界になっている。二人で音を出す、交わり会う悦び…

菊地雅章: End For The Beginning (1973) 再び聴きはじめた彼のことについて書きたいと思っていたが

今年になって、再び聴きはじめた彼のことについて書きたいと思っていたが、ずっと書きたいと思っていたが、上手くコトバにすることができなかった。契機は勿論、ECMから出たあのアルバムなのだけど、なんとなく空虚な感じがして、コトバにできなかった。嫌い…

Miles Davis: Black Satin (1973) 新宿厚生年金の熱狂(NHKで放送されます)

1973年のマイルスのライヴについては、白眉はデイヴ・リーブマンのサックス。マイルスとの闘争的な演奏は素晴らしい。その分、リズムの印象は薄い。 1975年のライヴの方が、聴き手に陶酔感を与えるようなリラックスの瞬間があり、リズム・セクションの完成度…

Paul Bley & Niels-Henning ?rsted Pedersen(1973) 冬めがけて早足の雨降りの朝に聴いたDuo

Paul Bley(p)とNiels-Henning Ørsted Pedersen(b)のDuoで、昨日のChet Bakerと同じSteeple Chase(デンマーク)の産。

鈴木勲: Blow up (1973) ボクが一番好きな(じゃないかな)日本のジャズマン

先日,ジャズ会メンバーの年若き友人(J君,君のことだよ)のクルマに乗せてもらって宝達まで行ったときに、クラブジャズのコンピレーション盤をかけてく れた。その一曲目が彼のお気に入りで、Aqua Marine。彼は鈴木勲は知らなくても、この曲がお気に入り。…