Kanazawa Jazz Days

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Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Rahsaan Roland Kirk: Bright Moments (1972) 新年早々に聴きたくなったのは

アタマ空っぽにしてカラダを取り戻すようなときがある。音楽を聴くとき、意識から浮かび上がるようなオトばかり狙って聴いているのだけど、そんなとき夢と現の境が曖昧模糊としてくる弊がある。だからそんな気分のときには、健全な身体性を保持するブラック…

Airto Moreira: Free (1972) キース・ジャレットとジョージ・ベンソンの共演

これも、先日のお茶の水での購入盤。日本盤だけど500円くらいだったので、迷わず購入。ヴァン・ゲルダー録音だし、少し米盤待ちにしようか、迷ったけど。 このアルバムは1980年頃から気になっていたので、36年越しの迷い、にフタをした。珍盤でも名盤でもな…

Dave Liebman: Open Sky (1972) 圧倒的な音の空間、の思い出

リーブマンとは、つかず離れず、のような長い付き合い。今でも、ふっと気になる奏者。ブラックストンがタウンホールで意識に刻まれたのならば、リーブマンはこのアルバム。はじめて聴いたのは、高槻に「一軒しかなかった」ジャズ喫茶で。1979年のことだ。(…

Weather Report Live In Tokyo (1972) ヴィトウスの云うdirect conversationとparity

Weather reportの発売のあと、ドラム・パーカッションのメンバーを変えて日本公演。1972年の1月に日本ツアー。その東京公演が残されている。ボクがこれを入手したのは1982年。CBSソニーから2800円の廉価盤が出たからだ。マイルスのアガルタ、パンゲア、ダー…

高柳昌行 New direction for the arts: Free form suite (1972) 弦が切り裂く空間

まず最初に云わなければいけないことは、録音の良さ。高柳のギターの音がリアルに切れ味良く収録されている。TBMの魅力のひとつに録音の良さがある。このアルバムはスタジオライヴで、観客と奏者の間の空気、そして高柳のギターが放つ、弦が切り裂く空間、の…

佐藤允彦, Gary Peacock: Samadhi (1972) Gary Peacockの日本での録音(続き)

前にアップしたヘレン・メリルの録音から半年弱、後の録音。メンバーはヘレン・メリル抜き、の3人。これが実に素晴らしい。当時のチック・コリアのECMおける吹き込みA.R.C.に近い音世界。このアルバムのB面では、それを電気ピアノで見事にやっていて、Rhode…

Ornette Coleman, The London Symphony Orchestra: Skies Of America (1972) 突然

締め切り仕事の塊から、あと少しで抜け出る。疲れた。昨夜、作成した資料を指定のサイトにアップロードしたら、肩の力が抜けた。それでも、まだ神経が張っている。あと、もう2つ。 そんな仕事場で、ふっとかけたのがコレ。そもそも、キース入り口のジャズで…

Maurizio Pollini: Strawinsky/Petrouchka, Prokofieff/Sonate Nr. 7 Op. 83 (1972)

テキサスへ出かけたときの疲れから、なかなか解放されない。週末も働いているが、少し辛い。 このアルバムはCDでは随分と前から持っていたが、ピアニストの卵のA君からの示唆、もあってレコードを入手。西独DG盤が格安。当時の人気と現在の不人気(?)のギ…

Nikolai Petorov: Sergei Prokofiev/Piano Sonata no.2, no.9 (1972)ほか、まだまだメロディア

札幌で火がついてから、旧ソ連のメロディア盤にイカれている。音が良いLPレコード。好きなピアノ奏者中心に集めてみた。札幌に続き、海外の通販ディーラーから2回購入。2回目が今日届いた。今回はペトロフ、ソフロニツキーを中心に、ソコロフ、ゲンリヒ・…

Duke Ellington, Ray Brown: This One's For Blanton (1972) ピアニストとしてのエリントン

さるBLOGの記事(感謝!)を読み、猛烈に欲しくなった。。小編成で聴く、ピアニストとしてのエリントンのタッチは強く、叩きつけるような強度のなかのピアノの響きの美しさ、が好きだ。モンクにも通底する、美しく響くリズム楽器としてのピアノ。エリントン…

杉本喜代志: Babylonia Wind (1972) 熱い1970年代の音

針を落とした瞬間、熱い1970年代の音、だと思い、深夜なのだけどニヤッとした。テナーのブロウが響く。集合住宅なので階下、が気になって少しだけ、音を絞る午前1時。 最近になってHMVが再発したレコードを入手。杉本喜代志は好きなギター奏者。日野皓正と…

(ECM 1029) Jan Garbarek: Triptykon (1972) この時期からあったんだ

仕事が忙しい(連休中も随分と書き物をしている)、時間が空いたら渓流に飛び出す、で4月に入ってからブログの更新やECMのレコード聴き、は低調。例年の季節変動要因なので仕方がない。ECMのレコード聴きを行う効果で、焦ったような無理な蒐集に歯止めがか…

(ECM1028) Paul Motian: Conception Vessel (1972) 裏キース盤・モチアンのこと

1972年11月のニューヨーク録音3つめ。連日の吹き込み。全て異なるスタジオ。奏者に馴染みがあるスタジオだろうか。これは、うまくECMの音になっている。やや奥行きの浅さ、は感じるが許容内。次の29番の録音を聴いてしまったので、欧州録音の奥行きと、音が…

(ECM1027) Dave Holland: Conference of the birds (1972) 現代ジャズの起点、鳥たちのさえずりの絶対温度

[2015-4-14追記] このアルバムはレコード屋でみて欲しくなったときの感触、のようなことをしっかり覚えている。5年位前のお茶の水。まだレコード蒐集に熱は入っていなかったのだけど、確かに火をつけた一枚に違いない。今聴いても、2011-2-2の記事(下記参照…

(ECM1026) Stanley Cowell: Illusion Suite (1972) 違和感に違和感を感じる理由

昔から聴いている音を、再びある切り口で聴き直す、作業だ。今やっていることは。ECMという稀代のレーベルを順番に聴いていく、ということは、結局、アイヒャーを聴く、ということだから。今まで、そうではなくて奏者を聴いていくなかで、そのレーベルの統一…

(ECM1025) Ralph Towner With Glen Moore: Trios / Solos (1972) ECMの魔術

1972年に録音し、1973年に発売する一連のアルバムの質の高さ、に驚きを禁じ得ない。 このアルバムは、今回のLPレコード蒐集のなかではじめて聴いたもの。タウナーはDiaryが気に入りで、かれこれ30年以上聴いているのだけど。聴いておけば良かった、このアル…

(ECM1024) Gary Burton, Chick Corea: Crystal Silence (1972) 隅々まで行き渡ったような美意識

: もう完全に1970年代のECMの世界。そんな安心感ではじまり、おわる。 改めてここまでの二十数枚を眺めると、ジャケットの雰囲気は2つ前のRTFから、後年との連続性を強く感じるデザインになっている。録音もそう。商業的な成功、の以前に(発売ピッチが緩ん…

(ECM1023) Paul Bley: Open, To Love (1972) ブレイそしてアイヒャー

[2015-3-21追記] 現代音楽が前衛的、という単純な構図は誤りで、むしろ、音の美しさや音による陶酔を追求するにあたって、従来の楽理から逸脱した領域にその答えを求める行為ではなかろうか。メシアンの調性を逸脱した曲を聴いて、はっきりそう思った。逸脱…

(ECM1022) Chick Corea: Return To Forever (1972) ジャズの神話時代から現代のジャズへ切り替わった瞬間

今日は雨。渓流へ出かけるのはお休み。仕事では、いろいろ心中穏やかざる事もあり、ECMのレコードをゆったり聴く時間もなかった。そんな日々なのだけど、ECM1000番台の西独盤は揃ったので、気に入ったレコードについてはゆっくりオリジナルを揃えていきたい…

(ECM1020) Chick Corea: Piano Improvisations, Vol. 2 (1971) ECMの形はやはり

暫く、あまり音楽を聴く時間がとれていない。賑やかではあるのだけど、落ち着かない。出張先(福井)でこれを書いている。 これは第1集と同じ日の録音の残りテイク。第1集が比較的中庸な曲を集めているのだけど、これは、その両側。モンクとショーターの伝…

浅川マキ:あの男が死んだら(1972,1981,1996)酩酊しながら

その夜も酩酊していて、意識は断続的。とかく疲れているのだ。 他の客も消え、ふっと聴こえてきた曲が「あの男(ヒト)が死んだら」。ボクが好きな曲なので、そこですこしだけ眼を覚ました。しかし、ボクが知っているその曲よりは少し軽く、声の陰翳が少し足り…

Donny Hathaway: Live ! (1972) 憑物が落ちたような軽々とした朝

軽々とグルーヴするローズの音が大好きだし、ケレン味のないヴォーカルもいい。

Anthony Braxton: Town Hall 1972(1972) 骨太のオトがここにある

棚の奥から取り出したのはアンソニー・ブラックストンのタウンホールでのライヴ。2枚組のLPレコード。日本のトリオ・レコードが出していたものだけど、1980年頃は廃盤で見つけるまで時間がかかった記憶がある。盤質はあのダメダメECM日本盤を出していた…

Brigitte Fontaine (1972) 冬、雨の朝に

冬、雨の朝に聴く音楽じゃないと思うのだけど、こんなときに陰気な音を聴きたくなるなんて。どうかしている。

Sonny Stitt: 12! (1972) また気になってきたMuseレーベル

Museという1970年代から1980年代にかけて正統的なジャズを残したレーベル。小粒でも大粒でもない、中粒ってコトバはないと思うのだけど、そんなジャズを沢山残している素敵な感じのレーベル。

Stan Getz: Sweet Rain(1967)とCaptain Mervel(1972) 年のはじめにはジャズを聴いて

Sweet Rainについて云えば、当時、新進気鋭の若手ピアニスト、20代前半のChick Coreaの煌く演奏を聴くアルバム、と云えなくもない。あのドライヴ感がとても好きだから聴くのだ。と云いながら、Getzも案外に熱くソロを繰り広げ ていて、熱い1970年代に向けて…

Pat Martino:北鎌倉の丘のうえを夜歩きした後,Muse時代の3枚(1972〜1976)を聴いた

この時期のPat Martino のMuseの演奏は最高.今週,何とかExitとLiveを入手.まえから持っていたConsciousnesとあわせ,iPODで聞き続けている.(2009.7.8記)