Kanazawa Jazz Days

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Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

Phil Woods And His European Rhythm Machine: At The Frankfurt Jazz Festival (1971)グループ表現としてのスピード感

昨日、ディスクユニオンで購入したレコード。米Embryoの原盤だけど、1970年代のレコードはリアルな感触が残っているので、原盤という感覚はない。 ボクはウッズのヨーロピアン・リズム・マシーンは結構好きで、アルト・サックスを聴くというよりは、グループ…

CTI時代のRudy Van Gelder (Hubert LawsのThe Rite Of Springを聴いて)

結局はヴァン・ゲルダーの活動がどのように終焉したのか、気になっている。wikiとかネット情報をみても、CTIの破産(1977年)のあと、クリード・テイラーもヴァン・ゲルダーも目立った活動はなくなっている。おおよそ40年弱前のこと。ヴァン・ゲルダー50代、…

Weather Report: Live In Germany 1971 奔放な音の応酬

ボクが聴きはじめたのはジャコの時代であり、それがまさに1970年代後半の「時代のジャズ」だった。それがとても気に入っていて、その感覚でヴィトウス時代を聴くとピンとこなかったのは事実。 今になって改めてこの時期の音源を聴くと、実に素晴らしい。マイ…

Weather Report: Weather Report (1971) Vitousの新譜と関連して

Vitousの新譜と関連して、久々に聴いている。何となくJaco以降のWeather Reportのアルバムは、今となっては聴くのがしんどいアルバムが多いように思える。Black Marketまでじゃないかなあ、と思う。今でも素晴らしいなあ、と思えるのは第一作である、このア…

Keith Jarrett: The Mourning Of A Star (1971) 時の移ろい、重ねる齢

時の移ろい、重ねる齢、を感じること多し。しかし、それを否定的に感じるのではなく、とても面白いことだと思っている。 同じ本や、同じレコードであっても、30年を隔てれば、全く違う自分が接する訳で、そこにその時の移ろい、重ねる齢、の在り方を知って、…

Helen Merrill With Gary Peacock Trio: Sposin' (1971) Gary Peacockの日本での録音

wikiによると、ピーコックの日本滞在は1970年から1972年だそうだ。その間、どれくらい録音を残しているのだろうか。 菊地さんとのセッションをみていると、その演奏の良さ、とともに当時の日本での録音の良さ、を感じる。 また全般的に、ECMと通底するような…

Gary Peacock: Voices (1971) 電気・ピアノとアコウスティック・ピアノでの彼の音の流れの違い

当時、CBSソニーから出た日本滞在中のGary Peacockのアルバム2枚のうち1枚。もう一枚はEastward。より、Peacockのベースに焦点をしっかり合わせたアルバム。滞日中、6枚(だったかな)の日本制作のアルバムにcreditされているそうだけど、あとの4枚は日…

(ECM1017) Keith Jarrett: Facing You (1971) オリジナル盤の音

どうもECMの場合でもオリジナル盤と後年のプレスで若干音が違う。チックのA.R.C.やソロで気がついた。後年のプレスはやや硬質な感じで、ピアノの金属的な響きが強くなっているように思える。微妙なのだけど、気になる。明らかに後年のプレスの音は、気に入ら…

(ECM1012) Bobo Stenson: Underwear (1971) オリジナルを入手してみた

先日、東京に出かけた折にオリジナル・プレスを見つけた。下記のアルバムはthird press。初期のアルバムは背に文字がなく、ジャケットにLC番号がない。二つ揃っているから1976年頃、以降のアルバム。プレスで音が違う、と云われていて、気になっていたので、…

菊地雅章: Poesy (1971) 吸い込まれるような音の奥行き・そして音だけ残った

昨日遅く、訃報を知った。彼は生きているときから、遠くにいる人であった、ように思う。 後ろ姿すら見えない、遠くにいる人から、まれに贈られる音を享受してきた。 今、そして音だけ残った。 ボクは改めてスストとポエジーを聴いた。強いビート音楽と静謐な…

(ECM1018/19) Circle : Paris - Concert (1971) 交わらない線

[聴いたのは少し前なのだけど、忙しくてアップできなかった!] 僅か1年位の時間を隔てて録音された2つのアルバム、ボクが好きな音がある。1つはECMのA.R.C.。勿論、チック・コリア。そして、それから1年後のブラックストンのtown hall concert.ともに共…

(ECM1016) Terje Rypdal: Terje Rypdal (1971) 1971年夏のオスロ、そして時代の音

こうやって時系列にアルバムを聴く、という行為は、光陰を追いかけるが行為で、とても濃密な「時間体験」ができる、ということに気が付きつつある。1960年代末から1980年代過ぎの「大衆音楽が熱い時代」そのものを欧州の片隅で体験しているような、感覚。じ…

(ECM1015) Jan Garbarek: Sart (1971) やはり時代感はあるが

ステンソンのアルバム(ECM1012)と同時期(1ヶ月前)の録音。メンバーはステンソンのトリオに、リーダのガルバレクとギタ−のリピダルを足した構成。後年のECMを支えた奏者が揃っている。不思議なことは、一ヶ月後の録音のECM1012より音的に後年のECMに近づ…

(ECM1013) David Holland, Derek Bailey : Improvisations For Cello And Guitar 音でしかない

チェロとギターのデュオ。よく考えるとホランドはマイルスとの共演時期の直後(半年後)に 、ベイリーと共演している。面白いことだ。内容的にはバーレ・フィリップスとのデュオ(ECM1010)と比べ、ジャズの残滓がほぼ抜け落ちた感じ。音でしかない。improvise…

(ECM1011) David Holland, Barre Phillips: Music From Two Basses (1971) ECMらしいもの、が宿った瞬間

ECMの最初期の10枚を毎日聴いていると、45年続いているECMも、最初からあった訳でなく、アイヒャーの試行錯誤(あるいは思考遍歴)のようなものが見えてくる。時代の思潮の少し先を狙いながら、出来上がった作品を見ながら微修正を繰り返す、そんなことだろ…

(ECM1009) Chick Corea: A.R.C. (1971) 分解寸前の音が孕む力

[2015-2-3記] 西独盤の3枚目、背文字なし、のオリジナル盤が届いた。さして高価ではない。 音質なのだけど、ピアノの余韻がより透明度が高い音。素晴らしい。確かに違う。面白いのは1stジャケット(三角)の後年プレス(背文字あり)と2ndジャケット(道)…

Thelonious Monk: The London Collection Volume 1(1971) あの本を読んだから、じゃなくて

夜明け前に、また目覚めた。しばらく白んでいく空をみてから、コヒーを入れた後、針を盤面に下ろした。気が付くと、戸外は随分と明るくなってきた。 一ヶ月くらい前にお茶の水で買ったLPレコードをようやく聴いている。セロニアス・モンクのソロ、って書くと…

Donny Hathaway: Live At The Bitter End 1971 (1971) ニューヨークBleecker Recordsで買ったLP

今回のニューヨーク滞在中、レコード屋は2軒行った。前回楽しめたGeneration Records と、このレコードを買ったBleecker Records。実はDonny HathawayのLiveのレコード盤はGeneration Recordsで買った。竪町のレコード屋さんには「面白くない」、って云われ…

渡辺貞夫: Paysages(1971)つい連鎖で書いた1970年頃の音

toshiya氏やmonaka氏が渡辺貞男のSwiss airを取り上げていた、ので連鎖。この時代、CBSソニーの頃にはモーダルな感じ、更にはフリーに近づくような、やや混沌とし、かつ高い志を感じさせる録音が多いと思う。1970年代前半。ヴィトウスの頃の初期WRやマイルス…

日野皓正: Hino At Berlin Jazz Festival '71(1971) 植松孝夫のテナーを聴きたくなったら

30年前にFM放送のセッションで聴いた植松孝夫が忘れられない。

The singers unlimited: A capella (1971) 音を聴くといふことに救いが欲しいならば

そんな感覚,音を聴くといふことに救いが欲しいならば,ボクが聴いているのは,コーラス・グループ:The singers unlimitedのA capella。男性3人,女性1名のコーラスが生み出す重層的、かつ純度の高いヒトの声を聴いていると、一歩,一歩、感覚が一つ上の…

King Curtice: Live At Fillmore West (1971)耽美ばかりじゃ精気が抜けると思うときには焼肉みたいな音楽を

日が沈んだ後の仕事場で独り、耽美派は何だなあということで、King CurticeのLive At Fillmore West。冒頭のMemphis Soul Stewが大好きで、Cornell Dupreeのギターが鳴り出すのを待つ心地よさ。

浅川マキ:LIVE(1971年大晦日)桜花はじけるとき,浅川マキを聴く夜

浅川マキ:LIVE (東芝EMI) 今田勝(p),稲葉国光(b),つのだひろ(ds),萩原信義(g) ほか 1971年大晦日 紀伊国屋ホールのライブ B面、ガソリンアレイで盛り上がり、マキ“またね………”、そのあと静寂のなか今田勝のピアノと「さかみち」.或る日 又 雨が降って わ…

The Bill Evans Album(1971):青月夜に電気ピアノのEvansを

The Bill Evans Album (1971,Columbia). Bill Evans (p, el-p) Eddie Gomez (b) Marty Morell (d) 1971年録音 Columbia 今夜の金沢は月明かりが煌々としていて,いよいよBlue Moonだな,って3月2回目の満月を迎える気持ちが強くなっている.金沢の大気は…