Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

音楽

Bill Evans: Consecration - The last complete collection (1980) Time remembered、そして弛緩した空気の中で(9/2)

早速聴いている。遅い時間に仕事から帰ったので、アンプが暖まるまで、ややエキセントリックな音。それも次第に収まると、柔らかくなっていく。

Brad Mehldau: Finding Gabriel (2019) メルドーにしては(失礼)、面白い

今朝、FBでtoshiya氏のブログで知ったアルバム: メルドーは全くボクには響かないピアノ奏者。随分前にマンハッタンのBNでプレヴィンの代役でクリスチャン・マックブライドとのデュオを聴いたが、響かなかったなあ。 だから大ファンのtoshiya氏には申し訳な…

先週の届き物(ECMとオフノート)

病院に長く入院した。負傷箇所の治癒だけでなく、音源購入の依存症についても治癒を期待したのだが。退院したらリバウンドが強い。やれやれ。 ECMの新録レコード。これは枚数を貯めて注文すると、直接発注が一番安い。一週間くらいで届いた。ロヴァーノのア…

坂本弘道: 零式 (1999) その色彩のスペクトラムが揺らぐ様

かなり忙しくて、少し荒んだような気持ちのなかにある。だから、こんな感じの音に惹かれるのだろうな。Hacoのアルバムを聴いて、チェロの音が気になる。で、引き続き入手: あわせてoffnoteのアルバムを何枚も入手したので、何だか依存症的チェーンCD買い物…

本田竹曠: EASE(1992) 植松孝夫目当てだったが

ゆっくりとアルバムを手に入れているのが植松孝夫。ジャズの聴きはじめ一ヶ月くらいの頃、NHKのFM番組「セッション79」で聴いてから。元岡一英とのインプレッションズで、これぞジャズ・テナーという「刷り込み」がされたような気がする。だから後でコルトレ…

Harold Land: A New Shade Of Blue (1971) ハロルド・ランドって

最近、再発でレコードが出るようなので、spotifyで聴いてみると面白い。rare groove枠(よう分からん)で再発されるような感じだけど、こんなアルバムに陽が当たるのはいいことだ。再発を買わなくても、メインストリーム盤も普通価格(だから再発より安い)…

Antonio Sanchez: Bad Hombre (2016) サンチェスのソロ・アルバムがこんなに面白いとは

アントニオ・サンチェスって、メセニーとの共演で知ったから、もう10年くらいになるのだろうか。彼のアルバムは幾つか入手しているのだけど、バンドの熱さの割りに表現の振幅が狭い印象があって、その後は気に留めていなかった。だから、このアルブムも知ら…

山口真文: Leeward(1978) Record Store Dayで釣られたが

昨年、このように書いたが、Record Store Dayで釣られてしまった。 サックスの音色が良く、またそれを実に美しくCDに載せ替えている。レコードが欲しい感覚が出てこない。このシリーズは実にいい。 山口真文: Leeward(1978) 滋味に溢れている - Kanazawa Jaz…

Bill Evans: Evans in England (1969) ゴメスは好みではないが

またもやResonance recordsから出たエヴァンスのアルバム。それにしてもRecord Store Daysとあわせ、予約不可で煽る商法はイカンなあ。もっと落ち着いて購入できるようにして欲しいなあ。先般のドルフィー盤で懲りたから、後日にネットで購入したが。それに…

Haco,坂本弘道: Ash In The Rainbow (2002) 軽いトリップ感

アンビエント系の音楽をspotifyかyoutubeで聴いていて、すごく「引っ掛かった」アルバム。どこか遠くから漏れ聞こえるような唄、雑音とも聞こえる様々な摩擦音。それが鋸だったりチェロだったりする。そんなvectorが揃っていない気儘な音のパーツが、奥行き…

Dip in the pool (甲田益也子, 木村達司): Retinae (1989) 徹底的にふわっと

昨年の私的ディスクガイド大賞に出ていたグループ: このアルバムは1989年のものなので、オリジナルのレコードは枚数が少ないようで高価。最近の再発盤を入手。 近年のアルバムも、このアルバムも基本的には同じ。ふわっとした演奏にふわっとしたヴォーカル…

板橋文夫: 渡良瀬 (1981) そんな旋律を熱いタッチで

今日は何となく日本のジャズが続く。昨日に続き、板橋文夫の未聴盤。 昨年再発されたレコードだけど、ボクが聴いたのは昔のDENON盤。デンオンはいつからデノンになったのかなあ、とか思いながら聴いていた。 ちょっと糠味噌臭い王子様が出たぞなんて、悪戯な…

菊地雅章: But Not For Me (1978) スストの前哨戦

菊地雅章が隠遁していたマイルスとのセッションを行った後のアルバム。 ボクにとって、好きなジャズアルバムのなかでも上位に位置するのはマイルスの「アガルタ」とともに菊地雅章の「ススト」。漂い循環するような異形ファンクの快感指数は高い: 決してマ…

板橋文夫: Nature(1979) 再発で入手したLPレコード

再発で入手したLPレコード。少し心配したが、音はとても良い。よかった。 それ以上に内容がいい。丁度ジャズを聴きはじめた頃のアルバムなのだけど、板橋文夫の演奏は渡辺貞夫や日野皓正のアルバムで聴いたくらいかな。板橋自身のアルバムはあまり聴いていな…

菊地雅章:さがしていた女(1985-86) 連休に入って、ようやく

Art japanesque UKIYOE. 音楽 菊地雅章 pic.twitter.com/vTU77RasIn— kanazawa jazz days (@kanazawa_jazz) May 4, 2019 連休に入って、ようやく観た(聴いた)。やはり山口小夜子の月と同じく、独特の微かなグルーヴがあって面白い。この「さがしていた女」…

Gidon Kremer@金沢 ホールの空間が深淵な闇のなかに

ECMに関心があるならば、数々のアルバムで印象深いクレーメルが金沢にやって来た。それを知ったのは、コンサートの前日: おお!5/3-5 ギドン・クレーメル来日〜金沢・風と緑の楽都音楽祭2019 https://t.co/jXZuWBFtog— kanazawa jazz days (@kanazawa_jazz)…

Alexander Von Schlippenbach, Sven-Åke Johansson: Kung Bore (1977) 鋼のようなタッチで

昨年のシュリッペンバッハのコンサートで開眼?し、今更ながらに、少し聴きはじめている。本当に今更なんだけど。 このアルバムはストックホルムでのデュオ。ピアノとドラムが対峙するトラックはド迫力。シュリッペンバッハの破壊力と同時に、スピード感に強…

高橋アキ: Piano Space (1972-73) 始まりも終わりもない円環のような時間軸のなかで

1972-73年の演奏。内外の現代曲がLP3枚分に集められている。2枚分は日本の作曲家によるもので、高橋アキのために作曲されたものが多い。また曲によっては電子音(同時期のマイルスバンドに通底する響きに痺れた)や打楽器、トランペットも入る。 ここまで…

Eric Dolphy: The Uppsala Concert Vol. 1 (1961) 欧州での吹き込み

基本的にはBoot(や、それに近い)モノや、全編収録のcompleteモノはあまり手を出していない。切られたテープ、あるいはトラックはソレナリのものが多く、冗長だ。レゾナンスのアルバムにもソレを感じる。 マイルスの未発表モノも大概はそうで、買っただけ、…

Trio Transition(1987) ボクが物足りなく感じるのは

引き続き、2ヶ月前の買い物を聴いている。 当時、SJ誌でキャンペーンを張っていた「新伝承派」というコトバには全く馴染めなかった。ウィントン・マルサリスなんかも、初リーダー作の面白み(ピアノレスの曲での奔放な感じ)がなくなってしまったし。その他…

Hilton Ruiz: Piano Man (1975) サイン付きの餌箱盤

好きなピアニスト。チコ・フリーマンとの共演盤で決定的に脳裏に焼き付けられた。真剣には探していなかったが、先日、レコードで入手。1970年代のアルバムがvintage扱いになることもある昨今、餌箱級の価格で入手できて嬉しかった。しかもサイン付き。 音も…

Steve Grossman, Jean-François Jenny Clark: New Moon (1978) 熱さ、が全くないのだけど

3月に御茶ノ水で買ったレコードをようやく聴いている。 あまり見かけない仏盤。owlやDreyfus Jazzのグロスマンは良く聴いて好みだったから期待。 creditはグロスマンとクラークのデュオなのだけど、多重録音でサックスの二重奏やら、グロスマンのピアノ(コ…

Michel Petrucciani, Ron McClure: Cold Blues (1985) ボクのreferenceレコードなのだけど

GWに入って、買って聴いていなかったレコードの整理をしている。どれも音がおかしく聴こえる。疲労、起きがけ、風邪、そんなことで美しく聴こえたり歪んだり。イヤになる。ああ、またそんなコトかなあと思っていたが、そっとボクの基準となるレコードを出し…

Aki Takase Japanic: Thema Prima (2018) 面白い面白い面白い面白い面白い面白い

高瀬アキの新譜。面白い面白い面白い面白い面白い面白い、アルバム。強いビートを出したり、ターンテーブルを入れても、高瀬アキの強靱なピアノの良さ、は一貫している。諧謔のような空気が1970年代のICPなんかと通底していて、何となく欧州の味。 意欲的な…

Bill Evans: Complete Live At Ronnie Scott's 1980 (1980) 1980年頃のことを思い出しながら

1980年の秋、エヴァンスは来日公演を予定していた。SJ誌なんかでも「過去の人」的な扱いで、1970年代の彼のアルバムは大きく紹介されることはなかった、と思う。繰り返し繰り返し、ラファロとのリヴァーサイド盤が初心者に擦り込まれる感じ。2年程で購読は…

Arto Lindsay,山木秀夫: U Turn (2016) リンゼイの魅力の謎、というよりは

アート・リンゼイと山木秀夫の2人による2016年のライブ@「代官山 晴れたら空に豆まいて」が遂に配信開始。 https://t.co/Ar8Q4R7pqB— kanazawa jazz days (@kanazawa_jazz) 2019年4月27日 随分前から山木秀夫のサイトでカセットテープで発売されていたのは…

いやな話題(コロンビア・カーヴ)

いやな話題が気になり出した。 フォノ・イコライザの補正カーヴ(レコード盤の音響特性を加味したカッティグを行い、再生時に装置で逆補正を行う)として、RIAAカーヴ(Recording Industry Association of America=アメリカレコード協会)が用いられているこ…

小谷まゆみ, 國仲勝男: Mizti (2012) ふっと肉体から抜けるような軽さ

幸せだな、と思えることの一つは、朝適当にピックアップした音が気持ちに引っ掛かって、結局、一日中聴いているとき、だと思う。このアルバムがそう。年末のボンバ・レコードのセールで入手したが放置。今朝になって、そんな有様。幸せな一日になった。 小谷…

ECM1400番台までのLPレコードを蒐集完了(訂正版)

ECM1400番台までのLPレコードを蒐集完了した。当初の蒐集目標だ。昔、泣く泣く選別して買うしかなかった学生時代の反動の大人買い、だろう。京都三条の十字屋店頭を飾った輸入盤の数々を思い出すなあ。 ECMのレコード(独盤)を集め出して何年だろうか。焦ら…

John Hicks: Hells Bells (1975) やはりこれが決定盤のように

ヒックスは何と云ってもファラオ・サンダースのライヴ(テレサ盤)での、白熱しまくったドライヴ感が圧倒的で、あとはチコ・フリーマンやデヴィッド・マレイとの共演盤が光っていたかなあ、という記憶。彼のトリオをその後、少しづつ聴いているが良い盤はあ…