Kanazawa Jazz Days

Kanazawa Jazz Days

ジャズを中心としたレコード/CD、登山/渓流釣り/ランニング、金沢の日々の暮らし

音楽

Brian Eno: Ambient 1 -Music for Airports(1978) 何か普遍的な何か

イーノのレコードは、そんなに高価でないものをゆっくりと集めている感じ。職場の小さなオーディオで小音量で流すときに丁度良い、からspotifyで聴いていたのだけど、次第にレコードも気になってきた、のだ。やれやれ。 少し音量あげるときは、やはりレコー…

Shuta Hiraki: Not Here, But There (2019) 入眠のための音楽(確かに)

SNSって、いい加減邪魔くさいし、中途半端なコミュニケーション感が気持ち悪い。しかし、なかなか切ってしまう訳にいかないのは、情報の膨大なフローのなかに、少しストックしておきたいものがある、からだ。 twitterでのよろすずさんのフローはそんな一つで…

 MARIAH: うたかたの日々(1982) その後の作品につながる「エスニック」な曲調が好物

清水靖晃参加のバンド「マライア」の最後のアルバム。マライアの過去作よりは、清水靖晃のその後の作品につながる「エスニック」(当時はやったなあ、このコトバ)な曲調がとても好物。その後の清水靖晃の過剰なエキゾティシズム(それが魅力)と比べると、…

The Necks: Body (2018) やはりミニマルな感じで

何となくのライヒ続きだったので、やはりミニマルな感じでThe Necks。これは去年のアルバム。 ライヒのドラミングと比べ、音の密度が高く、音の塊でビートを反復している。しかし、耳の解像度をを少し上げると、ギターやキーボードが薄くトーンを出していて…

加藤訓子: Steve Reich/Drumming (2018) 中毒性が強いなあ

昨年のCD。すぐ欲しかったのだけど、はじめは高価なので、少し時期をおいて入手。以前のライヒ集があまりにツボだった。あのメセニーとのElectric counterpointを打楽器ヴァージョンで編曲・演奏するのだから。 今度はドラミングを単独で。多重録音でアンサ…

Steve Reich: Drumming (1971) この録音から伝わる「骨格」から

ジャズ・ファンがライヒを知るのは、多分、ECMから出たMusic For 18 Musiciansを通じてではなかろうか。まだNew Seriesなんか無かった頃だ。ゲッツ・ジルベルトでボッサ・ノヴァを知り、Native DancerでMPBを知るのと同じようなものだ。18人の演奏家からミニ…

朝起きたら雪が降っていたから

昨日は久しぶりに休んだ。 今日は雪 pic.twitter.com/iswMiz2lnF— kanazawa jazz days (@kanazawa_jazz) 2019年2月10日 朝起きたら雪が降っていたから、掃除をすることにした。棚から溢れて床積みのレコードや本を片付けた。 気持ちよくなって聴くレコードは…

Pharoah Sanders: Thembi (1970, 71) それでいいのだ

ボブ・シールのプロデュースでもヴァン・ゲルダーの録音でもないアルバム。だから70年代の空気を一杯吸い込んだようなインパルス盤。昨日、名古屋で求めた盤だけどアタリ。スカっと抜ける音が1970年代の米盤らしく気持ちよい。 creditをみてギョッとするのは…

板倉克行:海猫の島(1982)何だか悔しいのだ

最近、ジョニーズ・ディスクの再発が入着した。 今朝は思い出したように、このレコードを聴いてみた。何回目だろうか。トンボ眼鏡の女性の顔が、ターンテーブルの中央で回転する。 名前は随分前から知っていた。1980年頃に穴が空くほどSJ誌を読んでいたから…

Ran Blake, Anthony Braxton: A Memory Of Vienna (1988) このようなデュオが好きな時代が長かったが

このようなデュオが好きな時代が長かった。そうリー・コニッツとペトルチアーニとか、ギル・エヴァンスとスティ−ヴ・レイシー(あるいはリー・コニッツ)のデュオを咄嗟に思い出す。その頃から、随分経つような気がする。最近は、あまり聴いていないように思…

柿木畠・高砂:嵐のような夜にレコード話

東京から帰ってきたAくん、Nちゃん達と高砂で一杯。最近、彼らは金沢に戻ったらオデンが気になるようだ。今回は柿木畠の高砂。 断続的に強風と雨。体感的には雪の日より寒い。人通りも少なく、新幹線開通前の金沢みたいで嬉しい。 高砂の店内も嘘みたいに静…

ジョニーズ・ディスクの再発(中山英二:アヤのサンバ)

陸前高田にあるジャズ喫茶ジョニーには、照井ダンナ時代に一回行ったことがある。東日本大震災の随分前。 蒲田(だったか)に本社がある精密成形品の製造工場に出張で行った時のこと。担当していた製品の立ち上げが猛烈で、その細かな日程調整に出かけた。大…

レコード猟盤@ディスクユニオン Jazz TOKYO(1月25日) なんだかアヴァンギャルドな買い物

来日以来、シュリッペンバッハ熱は微妙に続いている。ENJAのソロと、FMPのドラムとのデュオ。ジャケットの写真が若い!イレーネ・シュヴァイツアーはFMPのソロ。FMPが安かったなあ。あとSME。本当はKaryobinが欲しいが未だ見かけないなあ。 スタンコの「電気…

Marcin Wasilewski@ Cotton club:  ECMの音に興味とおなじぐらい疑問を感じているのだけど

昨日は仕事上のこと、技術的な興味に従って、高輪から鶴見へ。技術談義。そこで話を伺ったH松氏(あの橋本一子ファンの、昨日は本業に興味があったので)から、「マルチン・ボシレフスキ聴きに来たんでしょ」を云われ、はじめて気がついた。それぐらい仕事に…

清水靖晃: Dementos(1988) 「ゴージャス感」が増感

昨日届いたLPレコード。最近のレコード再発の多さに目を剥いている。そんなに手を出せない。この頃の清水靖晃は大好物なので、「躊躇しながらも注文」。 今朝、聴いてみたが実に良い。元来、多くの楽器を配した実にゴージャスな音の造りになっているのだけど…

John Escreet: Learn to Live (2018) 期待先行で聴いた分......

ジョン・エスクリートが面白いなあ、と思うのは、Jazz, Improvised music, Fusionというような垣根が消失し、そのようなcategoryでidentifyされるのでなく、そのような「音の要素」を統合し、彼以外の何物でも無い音、と感じさせるところだ。 そのなかのアヴ…

浅川マキを観る in 金沢(1月17日)諸々の話が脳裏をかすめ

昨日は浅川マキの命日だった、そうだ。名古屋のJazz in Lovelyでの興業中の宿での急死。だから丁度9年前の1月18日に、「あの店」で話題になった記憶がある。金沢に住みはじめた年で、「あの店」に行きはじめた直後。一晩中、彼女のレコードを聴いていた、…

菊地雅章: On The Move (2001) 聴こえない音を追いかけていく

今朝、クルマのなかで突然イレブン、好きな曲なんだギル・エヴァンスのが、が流れ出した。ピアノの打撃音の感覚がとてつも長い。音源のiPODがランダム再生になっていたようだ。菊地雅章のトリオ。その沈黙、沈黙の後の再度の打音に痺れてしまった。 ピアノの…

(最終の追加)世の中での2018年ベスト・ジャズ・アルバム : 今年もボクには語れないが

例年、今年のベスト10のtweetやweb見て、買い漏らしを拾うが、今年は買ったレコードの聴き漏らしが膨大で、手が回らない。涙— kanazawa jazz days (@kanazawa_jazz) 2018年12月28日 で、休みに入って、眺めていたら重大な「漏らし」に気がついた。 Kate Bush…

須川崇志: Outgrowing (2017) ガツンとくる日本のジャズの新譜

昨年のはじめ、本田珠也のIctusを聴いて以来、一年ぶりにガツンとくる日本のジャズの新譜。 Ictusと印象は近く、やはり初期ECMの空気感、そうコリアのA.R.C.から更に進化したような、鋭角状の音が次々刺さってくる。最初の5曲が即興曲。 Ictusではドラムが…

Time Remembered: Life And Music Of Bill Evans (2015) 仄かな血の匂いのようなもの

随分と前から入手していたが、ようやく、ゆっくり観た。音楽系の映像は案外苦手、なのだ。眼が弱っている、からね。 演奏風景は既存ヴィデオからの抜粋で面白くない。しかし、彼の生涯をなめるように追う、インタビュー主体の映像は見応えがあった、そして息…

Shannon Jackson & The Decoding Society: Nasty (1981) 思い出した人

エルザバールのレコードを棚に入れたら、ちょっと見えたアルバム、懐かしい。思い出した人。 ウルマーとともにオーネットのPrime timeに居たシャノン・ジャクソンのアルバム。当時(1980年頃)、ブラッド・ウルマー、シャノン・ジャクソン、ジャマダディーン…

Kahil El'Zabar, David Murray: Golden Sea (1989) special editionでタマげたときのマレイと同じマレイ

今週届いたレコード。カーリ・エルザバールは少しずつ、目についたら入手。こんな感じが良い。これは1989年、レコードがまさに終わろうとしている頃のレコード。実に音が良く、キレの良い打楽器の音が実に良い。全般的にエルザバールはゴングのような楽器で…

関根真理 : Beginning (2018) 確かに「ナナ・ヴァスコンセロスmeets高田みどり」だが

原田さんのディスク紹介tweetで、ambient的な音が面白いことが多い。蠱惑の玉手箱のようなものなので、手が出やすい。 数え切れない(数えていないだけ)くらい、アルバムを入手した。例えば、 とか とか。今度は、 【本日の3枚】2019.1.10◎ pic.1: Brian E…

小田朋美: グッバイブルー(2018) 日本語の歌詞の曲は苦手感が強かったのだけど

長い間、幾つかの例外を除いて、ヴォーカル、トロンボーン、バリトンサックスのアルバムは苦手だった。最近は例外が増えすぎて、どうもそうではなくなったようだ。日本語の歌詞の曲は、言葉の力が強いため、特に苦手感が強かったのだけど、それも無くなって…

新春の近所のバーとじゃがたら

J君、Hちゃんと東山で呑んだ後、近所のバーにちょっとだけお年始。 明けましておめでとうございます。 お目当は暖かい高い所。つまらないなあ。 Yさんと話してたら、昔、気になっていたアルバムがわかった。 横浜のジャズフェスで呼ぼう、なんて話をしていた…

Myra Melford's Snowy Egret: The Other Side Of Air (2017) 録音のバランスが気になる

先日DLしたアルバムが良くて、これも聴いてみる。 Spotifyで聴くことができる。 フリー・ジャズと(所謂)現代ジャズの間で、ライヴよりは割と現代ジャズ的な仕上がりのアルバム。良く曲が作り込まれていて、聴きやすい。多くの年間ベストに挙がっていた、こ…

Yulianna Avdeeva: Chopin. Mozart. Liszt(2015) 美音の種類がこんなに

クレーメルのアルバムで、クレーメル抜きの曲(正確には曲のアレンジに参画)に入っていたピアノ奏者ユリアンナ・アヴデーエワ。最初の数音で気になって仕方が無かった: 実にピアノの響きが美しく、快感指数が高い。ということでCD入手。最近、ディジタル音…

Myra Melford: 12 From 25 (2015) 新年早々ハマったアルバム

年末からの「ベスト物記事」をつらつら読んでいると、マイラ・メルフォードのSnowy Egretが随分とあがっている。昨年後半から名前をよく見かけるから、気にはなっていたが、少し聴いても引っかかりがなかった。それが何故か、分からないのだけど、何故かタマ…

Gato Barbieri: Bolivia (1973)  透明度ゼロの音の濁りが

暮れから新年は、ECM new seriesばかり聴いたから、反動の一枚。 近所のバーで呑みながらブルースを聴いていると、これはアメリカの演歌なんだよな、って酔いながら思うのだけど、演歌っぽいジャズというと、まずはバルビエリのテナーを思い出す。彼のフリー…